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ガス代が10分の1で発行できる方法

thirdwebのガス代は普通にdeployするときに比べて10分の1の安さです。スマートコントラクトをイーサリアムにdeployする時にかかるガス代。なぜここまで安くなるのか解説します。

ガス代がかかる時

ガス代の高い低いは、スマートコントラクト内にある文字の量に依存します。プログラマーによっては書き方が色々あると思いますが、できるだけ文字数を少なく効率的にというスマートコントラクトを使わないと文字数に応じてガス代がかかるため同じ内容のコントラクトでもガス代に大きな差が出てきてしまいます。

多くのスマートコントラクトの骨格は非常によく似ており所有者アドレスやロイヤリティーあたりの文字列以外そっくり同じコントラクトもたくさんあります。そこで、プロキシーコントラクトというものを経由させることで、文字列の違う部分だけを割り出しここだけアップデートする方法があります。thirdwebではこの方法を利用している為、変更がない部分に無駄なガス代がかからないような工夫をしています。

プロキシーコントラクト

https://portal.thirdweb.com/pre-built-contracts

この方法は、近年のガス代の高騰とともに採用している人が増えてきています。Remixでコンパイルする方法でイーサリアムにDeployすると、ガス代が数百ドルというようなことが起こります。当初はこれが主流でしたが、直接Deployすると1枚のNFTを上げるだけで数百ドル(数万円)かかってしまう為、いまではこのプロキシーコントラクトを使うケースがほとんどです。

thirdwebのコントラクトを使うとこのような対応に追われることもなくただスマートコントラクトをDeployするという作業に集中できるので時間の無駄を大幅に省けると思います。

どのスマートコントラクトを利用するのか?どの経路でDeployするのか?など様々なテクニカルな事情が隠れています。大切なコレクションを出品する際は、そのスマートコントラクトで正しいのか?ガス代はどうなのか?どのネットワークがよいのか?など基礎知識をつけておくと良いと思います。





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