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無担保型NFTレンタル契約 ERC-4907

コンピュータの複雑な成り立ちを理解するには英語で理解する方が断然わかりやすいです。

FT=Fungible token

1万円紙幣のようにどの1万円も同じ価値を持ち交換可能なもの。

いわゆる暗号資産と呼ばれるものはは全てFTです。

ちなみに紙幣もFTです。

暗号資産には、FTにさらに2つのカテゴリーに分かれます。スマートコントラクトがあるかないか。

ビットコイン(FT) スマートコントラクト機能なし
イーサリアム(FT) スマートコントラクト機能あり

イーサリアム(FT) には独自コントラクトというビットコイン(FT)にはない機能が追加されました。スマートコントラクトというのは、扱いにくいブロックチェーンをプログラマーが比較的扱いやすくしたものでこれまで触りにくかったブロックチェーンを柔軟に扱えるようになったことから、多くのプログラマーが参入し大きな進化が起きています。

ERC 20 FT  暗号資産 (SHIBA INU なんかもこれ)
ERC 1155 SFT OpenSea(NFTと騒がれているもの)
ERC 721 NFT 独自コントラクト(NFTと騒がれているもの)

FT= Fungible token
SFT=Semi Fungible token
NFT=Non Fungible token

ERC 20 イーサリアムがスマートコントラクトによりさまざまなトークンを生み出したように、ERC 721でもさまざまなNFTコレクションを生み出しています。今がこの段階です。

ERC 20は、ステーキング、貸付、(Defi)というように進化し現在銀行のような役割をするようになりつつあります。

これからこのERC 721 でまたERC 20で起きたようなさまざまな機能が追加されてゆきます。

StakingとかRewardとかSplit機能とか。。。は既にもう存在しています。

分配(Split)の手順動画
https://youtu.be/ytuxEsVf9jo

ERC 4907
無担保型NFTレンタル

こんなのも登場してきました。つまり、自分のNFTコレクションをレンタルできるコントラクトです。

これは、ERC 721の拡張規格として使えるコントラクトなので、ERC 721の独自コントラクトを持つことに大きな意味が出てきます。

この流れは、Defiブームと呼ばれた時代にERC 20で起きたことです。暗号資産を財布から移動せずレンタルできるという技術は既にERC 20(FT)では大流行し今でも稼働しています。

この流れが今度はNFT (ERC 721)にも起きることが予想されるのが ERC 4907の出現です。

これは、NFTと相性がよいです。なぜなら、所有権と使用権を分けることができるためです。使用権はこれまでインターネット上では無法地帯になっていた部分ですから、これにきちんとした制限がつけることができることは、クリエイター側に多大な利益を生み出してくれます。

例えば使用権に期限を設けたり(いつからいつまで貸し出しという感じ)
することができるコントラクトは、企業側(借りる側)でも複雑な契約書や弁護士を立てたりといった費用を削減できる為、その分クリエター側に還元されることになります。

NFTの所有権と使用権を分離できるのは、革命的なことになると思います。

とにかく、これから何をするにも自分が自由に扱える

"独自コントラクトアドレス"

これこそがNFTコレクションと言っても過言ではありません。

NFTは、誰でも簡単に作ることができます。難しそうだな。と思っている人はコードなしでNFTコレクション作成の動画で学ぶことができます。


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