RSS復権しねぇかな〜

XがまだTwitterだった頃、数多の企業・コンテンツがこのプラットフォームを用いて情報発信を始めた。
ターゲット人口、発信の手軽さ、適度な双方向性なんかが決め手だったのだろう、多分。
しかし「趣味で楽しくワイワイやってるところに金の話や真面目な話を持ち込むと途端におもんないなる」という有史以来のお約束通り、Twitterマーケティングが盛んになったとき既に怪しかったこのプラットフォームは、Xに変じそれ自体がマネタイズされたタイミングでもう完全にインプレゾンビの小遣い稼ぎ場と化してしまった。
元々情報収集用に「不便なRSS」レベルの運用しかしていなかったが、うっかりなんか見てインプレゾンビに餌を与えるのも癪だなと思い立ったので、とりあえず全端末からログアウトしてきた。後は折を見て退会となるだろう。さようなら青い鳥。いやお前はもう鬼籍に入ってしまったのだったか。R.I.P.青い鳥。

一方通行の情報受発信だけで言えば圧倒的にRSSが便利だ。未読既読の管理もできるし。向こうからプッシュ通知を飛ばしてこない分、即時に気が付けないこともある。ただその分、情報に追い回される焦燥とは無縁でいられる。
何よりも RSSには、「隣の誰か」を視界に入れることなく過ごせるという、自分にとって最大のメリットがある。隣の芝の色なんて、いちいちわからないほうが人生、楽だ。だってふと見てしまったとき、その芝が青く見えたら羨ましくなって、心がささくれ立つじゃん。なので最初から目を背けておく!

これらのメリット・デメリットが自分の好みと非常によく噛み合い、コンピュータ室でイキるキッズだった頃からRSSを愛用している。しかしSNS時代の波に飲まれ、多くの情報発信が個々のサイトやブログからSNSに移行し、情報取得の9割をRSSで賄うような運用は叶わなくなってしまった。悲しい。

あらゆるSNSが金の話と真面目な話で日々燃え上がったりバァイオハザァァーードだったりする昨今、なんか罷り間違ってRSSが復権したりしねぇかな〜。して欲しいな〜。