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ストーリー作りに悩む初心者必見!「SAVE THE CATの法則」で解決するかも


はじめに

こんにちは、レインボー抹茶です!漫画家を目指して日々奮闘している者です。初めて漫画の読み切り作品を作るとき、絵はなんとか描けてもストーリー作りで大きくつまずいていました。そんな時に出会ったのがブレイク・スナイダーの「Save the Catの法則」です。この本はストーリー制作の基本を教えてくれる素晴らしいガイドブックで、私のような初心者にとって強力な助けとなりました。特に、この本のビートシートは、ストーリーの構成を明確にし、スムーズに物語を展開するために大いに役立ちました。

ログラインの重要性

「Save the Catの法則」で特に強調されているのがログラインの作成です。ログラインとは、物語の核心を一文で表現するもので、ストーリーの方向性を明確にし、ピッチングやマーケティングにも役立ちます。効果的なログラインには以下の要素が含まれます:
- 主人公:物語の中心となるキャラクター。
- 目標:主人公が達成しようとするもの。
- 障害:主人公が直面する困難や対立

例えば、スナイダーは次のような例を挙げています:「新婚カップルがクリスマスをそれぞれの離婚した両親の家で過ごさなければならない」。このログラインはシンプルながらも物語の核心を明確に伝えています。

3幕構成の基本

3幕構成は、物語を3つの主要な部分に分ける方法です。この構成は、ストーリーテリングの基盤となり、映画、ドラマ、漫画など多くのメディアで広く使われています。各幕の役割と目的について見ていきましょう。

第1幕(Setup)

- 物語の導入部分で、主人公や主要なキャラクター、物語の世界が紹介されます。
- 主人公の目標や動機が設定され、物語の方向性が示されます。
- インシデント(きっかけとなる出来事)が発生し、主人公が冒険に踏み出す準備が整います。

第2幕(Confrontation)

- 主人公が目標に向かって行動を起こし、さまざまな障害や対立に直面します。
- 物語の中心部分で、キャラクターの成長や変化が描かれます。
- ミッドポイントでは、重要な出来事が発生し、物語の方向性が変わることがあります。

第3幕(Resolution)

- クライマックスに向けて物語が加速し、主要な対立が解決に向かいます。
- 主人公が最終的な行動を起こし、物語が結末に向かいます。
- フィナーレでは、キャラクターの成長や物語のテーマが明確に示され、物語が完結します。

ブレイク・スナイダー・ビート・シート(BS2)

以下は、「Save the Catの法則」に基づくビートシートです。このビートシートは、物語の各段階を詳細に示すツールで、ストーリーの構成を効果的に管理するのに役立ちます。

- 脚本のタイトル:
- ジャンル:
- 日付:

1. オープニング・イメージ(1):物語のトーンを設定し、観客に最初の印象を与えるシーン。
2. テーマの提示(5):物語の中心テーマが提示される。このテーマは後で再訪されることが多い。
3. セットアップ(1~10):主人公、主要キャラクター、物語の世界が紹介され、主人公の目標が明らかになる。
4. きっかけ(12):物語を動かす出来事が発生し、主人公が行動を起こすきっかけとなる。
5. 悩みのとき(12~25):主人公がカタリストにどう反応するかを決定する部分で、行動を取るかどうかを迷う。
6. 第一ターニング・ポイント(25):主人公が新たな状況に直面し、物語が本格的に動き始める。
7. サブプロット(30):サブプロットが紹介され、通常はラブストーリーや友情のサブプロットが含まれる。
8. お楽しみ(30~55):主人公が新たな環境や状況に適応するための試行錯誤や冒険が描かれる。
9. ミッド・ポイント(55):物語の中間点で、重要な出来事が起こり、物語のトーンが変わる。
10. 迫り来る悪い奴ら(55~75):主人公が困難や敵に直面し、プレッシャーが高まる。
11. すべてを失って(75):主人公が絶望的な状況に陥り、すべてが失われたかのように見える瞬間。
12. 心の暗闇(75~85):主人公が絶望に打ちひしがれるが、新たな解決策を見つける決意をする。
13. 第二ターニング・ポイント(85):主人公が最終的な行動を決意し、クライマックスに向けて進む。
14. フィナーレ(85~110):クライマックスで物語の主要な対立が解決され、キャラクターの成長や変化が描かれる。
15. ファイナル・イメージ(110):物語の結末として、オープニング・イメージと対比されるシーンが描かれ、物語が完結する。

他の重要なポイント

「Save the Catの法則」には、3幕構成の他にも多くの重要なポイントが含まれています。以下にいくつか紹介します。

キャラクターの「保存」

タイトルの「Save the Cat」とは、主人公が観客の共感を得るための行動、つまり「猫を救う」ような善行を指します。これは、主人公が魅力的で応援したくなる存在になるための重要な要素です

ジャンルごとの特性

「Save the Catの法則」では、各ジャンルごとの特性や典型的なストーリーパターンについても詳しく解説しています。これにより、特定のジャンルに合わせたストーリー作りがしやすくなります

実践例と具体的なアドバイス

このセクションでは、実際の作品や自分の経験を例に取り、ビートシートや他のポイントの適用方法を解説します。また、読者が自分の作品に取り入れるための具体的なアドバイスを提供します。

実践例

例えば、私の初めての読み切り漫画では、第1幕で主人公が学校生活に悩む様子を描きました。第2幕では、主人公が異世界に飛ばされ、冒険を通じて成長していく過程を描きました。第3幕では、主人公が自分の力で問題を解決し、元の世界に戻る決意を示しました。

具体的なアドバイス

- ビートシートを活用する:物語の各ビートを計画し、ストーリーの進行を明確にする。
- キャラクターの動機を明確にする:主人公や主要なキャラクターの目標や動機を明確にし、読者が感情移入できるようにする。
コンフリクトを強調する:物語の緊張感を高めるために、対立や障害を強調する。
- テーマを一貫させる:物語全体を通じて、一貫したテーマやメッセージを伝える。

まとめ

「Save the Catの法則」は、ストーリー制作の基本を学ぶための強力なツールです。特に、ビートシートを活用することで、物語の構成を明確にし、スムーズに展開することができます。また、ログラインの作成やキャラクターの「保存**ログラインの作成**やキャラクターの「保存」などのポイントも、魅力的なストーリーを作るために欠かせません。この本のおかげで、私はストーリー作りの自信を持つことができました。

この本を読むことのメリット

- ストーリー構成の基本を学べる
- 実践的なテクニックが豊富
- 初心者にもわかりやすい

最後に

ストーリー作りに悩んでいる方へ。私も同じ道を歩んできました。ストーリー作りは決して簡単ではありませんが、それでも諦めないでください。「Save the Catの法則」は、あなたの旅をサポートする強力なツールです。この本を手に取り、学び、実践することで、必ずや素晴らしいストーリーを作り上げることができるでしょう。挑戦し続けることが大切です。あなたの物語を待っている読者はたくさんいます。自信を持って、あなたのストーリーを世に送り出してください。応援しています!

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