HADO World CUP 2018を終えて@雨蜂
HADO World CUP 2018が終わりましたね。
なんかもう、終わってから一ヶ月くらい経った気がしてるけども、実はまだ4日しか経ってないことに心底震えてます。
試合の動画は全部アーカイブとして残ってるし、写真は各選手陣営が撮ってくれたのが既に回ってると思います。
もし、自分なにも貰ってないよ!って人が声かけてください。流します。
さて、振り返りです。
自分はあいにく文章を書く能力しかないため、長々と文章で思ったことを書いていきたいと思います。
お暇なときにでも読んでみてください。
はじまりという名のまとめ
思考行結-あひる組-は今年の5月に活動を開始したチームなので、名実ともに「初めての世界大会」でした。
そんな場に、全ビギナーズ&アドバンス勢を代表して出場出来たことは誇りに思ってます。
また、ベスト3に入るということさえできず、悔しい思いをあひる組の全員が抱えています。
次回の舞台ではもう1ステップ上がったあひる組を見せればなと思っています。
よろしくお願いいたします。
大会当日朝
大会当日、人生で数十年ぶりに東京タワーの近くに行きました。
大会開始前に事前レクチャーなどがあったため、各選手は少し早い時間に到着したのですが、そこにはいつもマスターリーグ(いわゆるプロリーグ)などで見かける選手たちが引きめきあっていました。
みなさん落ち着いており、「これが"経験の差"ってやつか・・・」と、私は結構萎縮してたのですが、それ以上にエクスペンダブルズの優夜選手が「ケイスケホンダ」バリの格好で来た時は「やべぇ奴がいる」と良い意味で緊張がほぐれました。
かっこよかったです。
大会が始まって
我々はAグループで「日本チーム2つ」「海外チーム2」という、他ブロックの「日本チーム3つ」「海外チーム2つ」のブロックと比べると、かなり有利なポジションからのスタートでした。
海外チーム相手には、事前に動画で予習していた通りのメンバー&作戦で戦いに臨んだので、いい感じの結果になりました。
しかし、問題だったのは残りの日本チームであった「ヒュブリス」でした。
ヒュブリスで始まり、ヒュブリスで終わった
大会のブロック発表がされてから、我々はひたすら同ブロックに居る日本チームの「ヒュブリス」対策だけを考え続けていました。
特に、大会前に練習をしていただいた「和心」「エクスペンダブルズ」「SLAM DIVA」「わちゃごな☆ピーポー」「わちゃわちゃ☆ピーポー」の5チームの方々には感謝してもしきれません。ありがとうござました。
※「ヒュブリス」とも練習をしてましたが、私は参加しませんでした。
元々、対ヒュブリス戦には私が出場するつもりで「ヒュブリス用」の立ち回りやスキルポイントの練習をしていました。
で、まぁ大会を見た人は分かると思うのですが、実際に「ヒュブリス戦」に出たのは私ではなく「よね」選手でした。
これは大会前日の夜、「SLAM DIVA」のみなさんとの練習を終えた後に、話し合って決めたことでした。
チームのリーダーである「るひあ隊長」は自分がずっとヒュブリス対策を考え続けていたことを知っていたので、練習後に以下のようなLINEを頂いたのですが、結果的に今回の選定は「勝率が高いであろうメンバー」で挑んだ結果です。
こういう細かい気遣いが出来るのが「るひあ隊長」があひる組のリーダーたりえるところです。
すごいだろ!(他人自慢)
私は生粋の「負けず嫌い」なので、何よりも「負けること」を嫌います。
たとえ試合に負けたとしても、「自分がやるべきことを成して負けた試合」は自分の落ち度なので、特に悔いはありません。
しかし、今回はそもそも選抜メンバーに選ばれませんでした。
これは純粋に「自分が出場するに値しなかった」だけなので、ただひたすら選ばれなかった自分に悔しかったです。
ヒュブリス戦の結果
先ほど、ヒュブリス戦に選抜されなかったと書きましたが、4試合中1試合のみ出場しました。
まず、我々は予選でヒュブリスに敗れています。
が、敗者復活戦を勝ち抜き、再度ヒュブリスに挑むチャンスを頂けました。
私が出たのは、敗者復活戦を抜けた後の3位決定戦の第一試合でした。
このときの私のスキルポイントは「2341」。
このスキルポイントは大会で「一度も見せたことのない※」ものです。
いわゆる、隠し玉です。
※HADOを初めた初期であれば1回くらいあったかもしれないです。
これはヒュブリスのシャア選手がシールドを張る可能性を見越したのと、前P選手を抑え込むためのスキルポイントでした。
結果的に、シャア選手はシールドに5ポイント割り振り、「2341」の読みが当たったことなりました。
2141を練習した時間は無駄にならなかったよ良かったね。
・・・が、読み勝っても素の実力で負けてしまい、試合は落としてしまいました。
この後、私はよね選手とメンバーチェンジを行い、次のヒュブリス戦に勝利。
そしてその次の試合に負け、4位が確定しました。
4位になって
勝ちたかったです。
すごく勝ちたかったです。
対ヒュブリスへの読み合いには勝ててました。
言うなれば、じゃんけんで相手が「グー」を出したのに対して、私は「グー」か「パー」のどちらかを出していました。「チョキ」は出しませんでした。
悪くて引き分け、うまく行けば勝てました。
それでも勝てませんでした。
ドローにさえなりませんでした。
それがすごく悔しかったです。
自分たちの勝利の結果を「祈る」しかできない場にいる自分がすごく嫌でした。
「ナイスゲーム」「よく頑張ったよ」
それは負けた者を慰める言葉です。
勝者にはかけられません。
それでも私はあえて自分に言います「本当に頑張ったのか?」
試合を見直して、様々な「たられば」が浮かびました。
シールドを割る順番だって本来であれば左サイドを先に割るべきでした。
右後ろにいる状態で正面のシールドを壊すという行為は、逆サイドからの攻撃に一切対処が出来ないことを意味します。
右手前に選手が居なかった以上、どう考えても壊すべき順番は「左→右」でした。
実際、左手前に居た前P選手にキルを取られています。
そんな単純なことにさえ気づけなかった自分は本当に「頑張った」のでしょうか。
もっと頭を働かせていたら結果は違ってたのではないでしょうか。
もっと「頑張ってれば」勝ったのではないでしょうか。
・・・来年のワールドカップまで1年。
今のアドバンス・ビギナーズ勢も確実に強くなり、そして今回のワールドカップに出場したメンバーもさらに強くなることでしょう。
ここで立ち止まっている時間はありません。
大会の優勝インタビューでBIG-U選手が語ったように、本気で優勝を目指す人にしか女神は微笑みません。
次回のワールドカップ、本気で取りに行きます。
このnoteをもって、2018年HADO World CUPを終わりにしたいとおもいます。
ありがとうございました。
執筆:雨蜂
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