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好き60:太宰治

何でしょうね、この「太宰が好き」という時の気恥ずかしさ。
初めて読んでから何十年か経ても、変わりませんね。これは。

確か中学三年生の頃「人間失格」を読んだ気がするのですが、
その時は、この「気恥ずかしさ」はなかったかも。

「走れメロス」が教科書に載っていたような気もします。
でも私は、そんなみんながいいねするような作品でなく、
隠れた名作、を見つけるのが好きな性格でした。

高校の図書館で、片っ端から彼の作品を借りて読みました。
同じく「太宰が好き」という友達と、とても仲良くなりました。

「女生徒」という短編集が気に入って、くり返し読んでいました。
ここに収められている作品は、今でも全て思い出せるほど好きです。
でも、これが好きです!と誰にも言えず、ひた隠しにしていました。

何なんでしょうね、この自意識過剰な感じ…これが太宰なのか(笑)

桜桃忌も、6月19日が近づくといつも思い出します。
誕生日であり、遺体が発見された日、でもありますね。

最近すっかり読まなくなってしまいました。
せっかく6月ですし、また読み直したいと思います。

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