2022年 散財三昧 買って良かったもの

 2022年に買ったもの総括を書いてみようと思って始めたのだが、2022年はまだ終わっていないのであって、これを書きながらもなんかポチッたりとか、今年買ったけれどまだ届いていないものとかいろいろあるのだ。全部届いていないのに書くのはどうかと思いもしたが、どうせすごいボリュームなので書いてしまうことにする。

※この記事は全文無料です。

録音機材

コンデンサーマイク

 主にASMR動画を撮影するために使うコンデンサーマイク。ASMR撮影用なので同じものを2本購入。エントリーグレードのちょっと上ぐらいの機種だけれど、これでしばらく粘る予定。テクニカらしく素直な特性で扱いやすい。悪く言えば特徴がない。

 とっても小さいスモールダイアフラムコンデンサーマイク。注目のブランドLEWITT(ルウィット)。マッチドペアでこの値段は激安。主にASMRの声以外の音を録音するのに使用している。楽器の録音等にも幅広く使えるかなり重宝なマイク。小さいけれどLEWITTらしいブライトな音で心地良い。

 USBマイクの金字塔、Blue Yeti。憧れのこいつをヨドバシのポイントで購入。めっちゃいい。選ばない理由がない。わたしのPodcast「酔いどれタワゴトーク」で最近の「深夜の小声雑談」シリーズを録音しているのがこれ。ポーラーパターンを切り替えられるのと、ステレオ録音できるのが特徴。ただしUSBは電源ではなく動作に必須で、USBインタフェースとしてこのマイクをドライブできる機器につながないと動かない。単に電源だけ与えれば動く仕様になっていたら最高だった。

ワイヤレスマイク

 最近買ったばかり。主にスマートフォンを使用して音を録音する際に使う目的で買った。送信機側にはマイクが内蔵されているけれどこのマイクは使うのが難しい(ベストな位置に口を持ってくるには手で持つ必要がある)。
 送信機はステレオミニジプラグの外部マイクに対応していて、そこに接続する安っぽいラべリアマイクも付属している。この付属のマイクはそこそこ使えるけれど、僕はテクニカのラべリアマイクを繋いで使っている。その辺の音の差なども「酔いどれタワゴトーク」で実際にテストしているので興味ある人はぜひどうぞ。

ハンディレコーダー

 VRコンテンツの音を収録するためのアンビソニックという360度録音ができるマイク付きレコーダ。オーディオインタフェース機能まであるという万能機。安すぎでは…。
 アンビソニック(全方位録音)からバイノーラル(2ch立体音響)に変換してリアルタイムで出力することができるため、撮影時のマイクとしても愛用している。TASCAMの同価格帯のレコーダにある電磁ノイズ問題(スマホの通信によってノイズが乗る問題)がちゃんと回避されている点も非常に良い。何度も言うけれど、アンビソニック録音、オーディオインタフェース機能、マイク付きレコーダ、バイノーラルミックスアウト、それ全部できて2万円台。安すぎる…。

MTR(マルチトラックレコーダ)

 ちょっと待って、これなんでAmazon在庫ないの?現行機だと思うけど?
 これは12トラックのMTRで、なんと12in/12out のオーディオインタフェースとしても使える。無敵すぎでは。
 ASMRを撮影する際、当初音声をPCで録音していたのだが、PCそのもののノイズ(冷却ファンとか電源の騒音)がうるさすぎて耐えられなかったのでPCを使わずに録音できる機材としてこれを購入。そしたら各チャンネルに内蔵されているプリアンプが非常に良くてすっかり気に入ってしまった。今やこれ無くして僕のコンテンツは作れないぐらいの重要な機材。

モニターヘッドホン

 メインのモニターヘッドホン。上位機種のM50xよりも素直な音でモニターとしてはこっちを好む人も多い。ケーブル着脱ができるのも非常に良い。これによってけっこう大きな音でモニターしながら録音してもヘッドホンから漏れた音が録音されてしまうという事態が起こらなくなった。素晴らしい。

 なんで一年に2個モニターヘッドホンを買うのか意味わからないけどこっちはBluetooth対応。持ち運び用。Bluetoothヘッドホンだけど有線接続もできる。そんな機種はほとんどないので重宝。上のM40xと同じラインの下位機種だけどBluetooth対応モデルがあるのでこれ。なおこのシリーズではM50x にもBluetooth対応版がある。

撮影機材

カメラ

 なんと言っても今年最高の買い物はこれ。金額も最高。フジフィルム渾身のフラッグシップ。フジフィルムのファンにはウケが悪く、この後にX-H2とX-T5が出たため、純粋なフジファンはX-T5に、新しいものに抵抗がないけれどスチル中心の人はX-H2に流れた。このX-H2sにハマっているのは動画をガンガン撮りたい勢。このカメラのライバルは過去のフジのカメラではなくパナのGH6とかキヤノンのR6、ソニーのα7Ⅳあたり。とにかくこのカメラのおかげで僕のYoutube撮影は効率が100倍ぐらい向上した。

レンズ

 カメラとレンズだけで50万円コースであり、あまりにもヤバいのだが性能も相当ヤバい。スーパースピードのX-H2sのポテンシャルを引き出すにはこのレンズが必須。マジで全然音がしない超高速AFがヤバい。静寂が重要なASMR撮影に置いてAFの駆動音がしないのは強力。ズームしてもレンズが伸び縮みせず、フォーカスもズレない。動画撮影に置いて無敵の性能を誇るパワーズームレンズ。これとX-H2sの組み合わせがあればおよそなんでも撮れる。

つっぱりカーテンレール

 動画撮影の背景としてカーテンや背景布を設置するためのポール。つっぱりタイプの縦棒に横棒を渡す形のもので、簡単に設置、移動できる。自宅で撮影するYoutuberに最適。グリーンバック用の布を吊ればグリーンバック撮影にも使える。

マクロレンズ

 中国渾身の価格破壊レンズ。単焦点マクロで1万円台とか意味がわからない上に、冗談半分で買ってみたら質感も写りも問題なくて言うことなし。安すぎでは…。
 クローズアップASMRの撮影に使ってる。マクロ欲しいけど純正は高いよなぁ、と思ってる人はこれおすすめ。国内主要メーカーのミラーレスたいてい対応マウントのやつが出てる。とりあえずこんな値段では純正だと中古でもまず無いしそうとう状態の悪いものしか買えないと思う。

クランプアームとマルチアングルロッド+あれこれ

 このセットの他にアングルアダプタと自由雲台も買い、真俯瞰の映像をある程度重いカメラでも撮影できるようになった。クランプアームは机の天板などに設置する棒で、その上にマルチアングルロッドをセットすると真俯瞰が撮れる。このマルチアングルロッドは普通の三脚にも取り付けられるため、三脚を使用しての超ローアングルとか真俯瞰も撮影できるようになった。Velbon はとにかく安くてしっかりしているので愛用しているけれど、やはり安いので高いものと比較すると微妙にかゆいところに届かない。このマルチアングルロッドは短すぎるので、大きな三脚で使用すると三脚の足が写り込む。ただ、もっと伸ばせるロッドは値段が5倍以上するのでやはりVelbonの機材は素晴らしい。

スマホ用ジンバル

 これもつい最近買った。信頼のDJIだけど売り方がアップルみたいで、ヨドバシで買ったけどポイント1%しかつかない、返品とか修理の相談は全部DJI直、など特殊な対応。めんどくさいとは思うもののまぁアップルと同じだと思えば許容範囲。
 実はこれはX-H2sを載せるジンバルを買うかどうか決めかねてとりあえずジンバルというものを触ってみようという目的で買ったもので、これを使って動画撮影がめちゃくちゃ面白くなる、みたいなことがあるならX-H2sを載せられるやつを買おうと思っている。
 今のところ毎日ジンバル撮影をしていて、おそらく来年にはデカいジンバルを買うでしょう。めちゃくちゃ楽しい。Youtube に上げた札幌のイルミネーションの動画はiPhone14Proをこのジンバルに搭載して撮影したもの。

その他

USB PD対応充電器

 USB PD(パワーデリバリ)に対応した高出力電源。今年に入って初めてPDというのを学び、これを購入。PD対応機器の充電がものすごく高速化され、知らないということは恐ろしいと痛感した。自分の使用する機器がどういう仕様なのかを確認し、どのぐらいの電源を買えば良いのか考える必要がある。一応大は小を兼ねるのでW数のデカいやつを買っておけば間違いないが、W数で価格がけっこう上がるのでちゃんと計算して選んだ方が良い。

はんだごて HAKKO FX600-2

 はんだごてが違うとこんなに作業しやすいのかという驚きがあった。ASMRをやるにあたってマイクのケーブル(買うと高い)がたくさん必要になるため、コネクタとケーブルを買ってはんだ付けするという作業がたくさん発生したので買った。作業効率がまったく違うので本当に買って良かった。下の台とセットで買うべし。

ワイヤーストリッパー

 マジでもうこれを知らないカラダに戻れない。今までの苦労は何だったのかと思うぐらい簡単にケーブルの処理ができる。おかげで必要ないケーブルまで作りたくなる。

ハンディ掃除機

 一応ハンディだけど業務用クオリティ。我が家のメイン掃除機。無敵。質実剛健プロ仕様で、ライトユーザにはまったく優しくない。充電器の騒音がとてつもない上に重さのバランスが最悪でめっちゃ疲れる。それでもこれ以外買うべき掃除機は無い。無敵。何度も言う。無敵。

総括

 このほかに、受注生産で買ったけれどまだ届いていない絵(トンデモ万円)とか、ブラックフライデーでポチッたけどまだ届いてないアレとか、ついさっきポチッた家具とかいろいろあって、2022年いくら出費したのか怖すぎて計算できない。しかもオソロシイことに、ここに書いたのは「買って良かったもの」であって、買ってたいしてよくなかったものは含まれていないのである。

 そして物欲は留まるところを知らず、これだけ散財しまくっていても欲しいものはまったくなくならないんである。どうなっているのだろうか。日本中が僕だったら経済はぐるぐる回るのにと思うと残念でならない。

結論:散財は楽しい

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