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大島薫さんの「犯罪者にならないモテ方(意訳)」に対する"とある疑念"が面白かったので言語化する

(なんちゃってCOI開示)
本noteでは大島薫さんのnoteを肯定するもので
はちゃめちゃに褒めたりする事もあるかもしれませんが
私は1人のファンであり、大島薫さんとは何の繋がりも無く、このnoteを書く事による金品の授受や私に対する利益などはありません。

大島薫さんによる待望の「モテに関するコラム」がnoteで公開され始めました。最高。ありがとう。待ってました。

Twitterの有難い機能により、この記事に対する反応を見ていたところ、「この記事で騙されないか?(詐欺記事ではないか?)」という表現をしている方がおり、とてもファンタスティックで面白い表現だと思ったので、「大島薫さんのモテ記事で騙されるとは一体どういう事象を指すのか?」について個人的な考えを言語化します。

※あくまでも私個人の考えを述べるものであり、正しさを論じるものではありません
※「発端になった考えを述べた方に対する記事」では無い為、その方の考えを正しく理解しているものでなく、また、その方の考えを否定する意図もありません。
※たぶん途中で口調が変わりますが、いつもの事なのでお気になさらず見て頂ければ幸いです

大島薫さんとは

まずご存じで無い方の為に、大島薫さんについて説明していきたい。知っている方や、「別に知らんでええがな」という方はすっ飛ばして欲しい。

「元セクシー女優で作家」と自身で表記する大島薫さんは、元セクシー女優の男性であり、女装をして生活している。

※「男性」という表記は、大島薫さんご本人が現在表記されている書き方に沿っています

現在はブログでセクシー女優時代の話をアップしたり、女装をする中で日々思う事や4コマをTweetしたり、YouTubeに動画を上げたり、つい最近まではnoteで無料小説を連載したり(完結済)と、精力的に活動されている。書籍も色々とあるので検索してみても面白いかもしれない。

↑ この記事を書いている時点で1年前ですが、
ご本人の自己紹介動画もあるので貼っておきます

本記事を読む上では、「女装して生活してる男性なんだな」という認識をして貰えれば問題ない。

下記、大島薫さんのコンテンツ等

↓ note

↓ ブログ

↓ YouTube

↓ Twitter

※上記リンクは「リンク先の全てのコンテンツに対する信頼性を担保しオススメしているもの」では御座いません。

※ニコニコにもチャンネルがあり生配信などをされているようです

大島薫さんのモテnoteコラムとは

冒頭にリンクしているが、「学校では教えてくれない「女性の口説き方」」と題し、主に「"モテない"とお悩みの男性」に向けた「コミュニケーション術」のコラムである。

以下、マガジンの説明を引用する。

「酒に酔わせて口説け」「嫌よ嫌よは好きのうち」のような女性の身を危険に晒すモテ術を実行に移す男性に辟易して、「性的同意を得ること」や「女性が感じている男性への恐怖心」などを踏まえた、正しい女性の口説き方を伝えて行こうというコラム集。実際にモテます。 ”

個人的な解釈としては、「知らず知らずのうちにレイプ犯予備軍になってしまっている人や、恋愛工学などのヤバいモテ術を妄信して"周囲や出会った人に嫌われてしまっている" 人に向けた "減点を意識してヤバイ行いを限りなく減らす方法"」を書いたコラムだと感じている。(※連載3回目の現時点での感想)

ちなみにこの記事を書いている時点で、3本中2本は無料、1本は「8割以上が無料で、残り2割が100円」の一部有料記事となっている。

稀に鍵括弧の付ける部分や、言い回しなどが気になる(伝わりづらいと感じる)ところはあるものの、「この世にあって欲しいと私が願っていた、恋愛(減点防止)指南であり、特に対象でない人々でも、"コミュニケーションに難しさを感じている人" であれば「何かしら得るものがあるかもしれない」形のものになっている。

特にマガジンの説明にもあるように、「性的同意」や「男性への恐怖」を踏まえている為、「絶対にレイプをしない(させない)方針の指南である」という点が非常に心強い。

一歩間違えたらレイプしかねない人に向けて、「ステイ!ステイ!気持ちは分かる!だが……それは死ぬぞ!?」と忠告・指導してくれる、稀有なコラムである。

(恋愛工学について知りたい方の為に、捕捉として下記の記事を置いておきます。)
※私は恋愛工学に対しては、「レイプを助長し被害と加害者を生み出す、万死に値する考えである」という感想を持っています。

※ちなみに大島薫さんは書籍でもモテに関する本を出していますが、どちらかを読んでいれば片方はいらないという物ではなく、片方読んで「ええやん」と感じたらもう一方も読むと得るものがあるかと思います。(書籍はkindle unlimitedなら無料で読めます)

モテコラムで「騙される」とは

ようやく本題です(長い)

まずモテコラムにおいて、絶対的な「騙され」に値するものは「正確に実践したら嫌われてフラれた上にお縄になった」が該当すると考える。
モテると信じて忠実に実行したら逮捕になるだなんて詐欺も甚だしいものであるが、そんな感じのモテ術は普通にゴロゴロ存在している。

※実際には性被害で逮捕までたどり着くのは稀な事なので、「被害者」と「罪を裁かれない加害者」が生まれると考えるが、その時点で悪質である

2つ目の騙されパターンとしては、「多額の資金を払わされ、結果としてモテない」である。

「この有料記事を最初から最後まで読んで実行したら100%彼女が出来ます!」「有料の講座を受けて実践すれば女性のハートを射止める事が出来ます!」と謳い「金を巻き上げるだけ巻き上げられて、人生が何一つ変わらない」という場合、「騙された」と感じる可能性が高い。

成功条件の"誤認"

そもそも「モテ」という概念自体が非常に抽象的であり、そこの定義からすり合わせる必要があると思うが、「騙された!」と感じる為には、「成功の定義」というものがまず必要である。そして、モテテクの場合「成功の定義」が非常にズレやすい。

「この有料記事を最初から最後まで読んで実行したら100%彼女が出来ます!」と書いてあったとして、この文言では期限が特に書いていないので「死ぬまでに彼女が出来れば成功」と言えると思うが、「1~2年の内に彼女が出来るに違いない!」と勝手に思いこんだ場合、「3年実行しても彼女が出来ない!騙された!」と感じてしまう事になる。

大島薫さんのモテコラムは「騙されないコラム」なのか?

今回の大島薫さんのモテコラムに関して言えば、「正確に実践すれば嫌われたりお縄になる可能性は限りなく低く」「多額のお金を払う必要も無い」ので、騙され2トップの事案には引っかからないと考えるのが妥当であるが、「成功条件の"誤認"により騙されたと感じる人が出る」可能性は限りなく高い。

それは大島薫さんのnoteが悪いのではなく、モテに関するアレやコレやの認識が「抽象的なのに共通認識があるかの様に思われている」事に問題がある。

大島薫さんのマガジンの説明には、「実際にモテます。」と記載があるが、その「モテ」とはどういう状態を指すのか、については明示されていない。

つまり、
「色んな女とヤりまくれる!」「交際の申し込みが沢山来る!」「告白しても全然断られない!」「どこに行ってもチヤホヤされる!」「彼女もとっかえひっかえで困らない!」「しかも、1年以内に効果が出る!」と "勝手に" 誤認してしまう人が出た時点で、「騙された!」と言う人間が出るのは避けられないのである。

しかし、「あ、別にこれをしても色んな女性とヤりまくれたり即彼女が出来たりチヤホヤされて"女を選び放題"になる訳では無いんですよー」と言ってしまうと、「じゃあいいわ」となって一番読んで欲しいタイプのヤバイ人が読まなくなる可能性があるので、一番最初に提示するのでは無く、順を追って適切なタイミングでその話を出すのが適切だと考える。

「減点と性被害(性加害)を回避する」事を重視したコラムなので、「減点を回避できなかった / 性加害をしてしまった」という"騙され"は ほぼ発生しないが、「モテ」を誤認した上で「騙されたと感じてしまうケース」はあるかもしれないというのが、現時点での私の解釈である。

※主題の結論は出たので、下記からはオマケという名の蛇足である

モテ術の"口コミ"はどう見たら良いか

大島薫さんも仰っているが、「ヤベーモテ術(意訳)」がこの世にはゴロゴロしている。

では、その「ヤベーモテ術(意訳)」を見極める上で、「誰の意見」を参考にするべきなのか?というと、「ターゲットにされている属性の人達の意見」である。「彼女が欲しい男性向けの指南」であれば、「彼女になり得る女性の見解」を参考にしなければならない。

「彼女が欲しいので、実際に彼女が出来るたかどうかの経験者の口コミが欲しい」と思われると思うのだが、「ゲットするぜ!」と行動している人は「嫌われているのに気づいていない」「性加害をしたのに加害に気づいていない」(=気づきにくい)という可能性がある。

「女なんて傷つけても良いしお縄も上等だぜ!」というヤベー奴でない限りは、まずターゲットになる方々の見解を尊重して欲しい。

成功者が「彼女ゲットしました!」「もうセックスに困らない!」と言っているその裏で、「マジ迷惑」「あり得ない」「こういうのが居るから うかつに外出れない」とターゲット側の人々が声を上げているかもしれないし、「好きな子に嫌われた」「詐欺だった」と嘆いている経験者がいるかもしれないのである。

ヤベー奴でない限りは、ターゲットになり得る人々の見解を一番に見て欲しい。

ちなみにTweetでは「引用RTを辿れる機能」が追加されたので、バズっているTweetであれば色んな人の意見が簡単に見れるようになっている。
モテ術やそれらの宣伝Tweetに関しても引用ツイートが見れるので、リプライだけでなくそれらをチェックするのもアリだ。
言い忘れていたが、本noteを書いている私は「生まれた性別が女性」であり、今回の大島薫さんのモテコラムのターゲット側に位置する。(但し、既にパートナーがいるのでその点では対象外)


最後に、関連するかもしれない私のnote記事をいくつか貼って終わりにしたい。




~Fin~