【日記】物語のチカラ。

急激に寒くなってきましたね。
読書の秋の季節だなーと言いつつ、最近はアプリゲームにハマっていて、あまり本は読んでませんでしたw
マイブームがだいたい、読書(勉強系)→読書(小説)→読書(漫画)→ゲーム→動画を順不同でぐるぐるするので、その時ハマっているものに時間を取られがちです。
1日は24時間しかないからね!

2年くらい前から「魔法使いの約束」というアプリゲームをずっと続けていて、先月くらいから「未定事件簿」というゲームにハマっています(^^)
ハマると時間を使ってしまうので、新しいのに手を出すのを控えているんですが、面白そうだったんだもの…。そして、面白かったんだもの!

さて、知識を増やすというのも楽しいので、ビジネス系やHowtow系、自己啓発、心理学系と言った本も大人になって読むようにはなったのですが。
結局のところ、私は何が好きって「物語」が好きです。
それが、小説であれ、漫画であれ、ゲームであれ、アニメ、映画、ドラマでも。
物語、ストーリーというものに惹かれます。
フィクションでも、ノンフィクションでも。
ただ、かなりのハッピーエンドフリークなので、フィクションの方が手を出しやすいですが。
バッドエンドもメリバも苦手です。。。できるだけ、みんな幸せになって欲しい派。全人類幸せであれ。否全生物幸せであれ。
現実はそんなに甘くないけどさ……。
(そして面白いと聞けば、どう考えてもハッピーエンドじゃない話を読んだりもするし、ちゃんと楽しむけどさ)

何かのネット記事で、親がビジネス系のオンラインサロンに入ってから、「ラノベなど読まずに、ビジネスや自己啓発の本を読め」と薦めてくる的なtwitterが話題というのを読みました。
ラノベなめんな!
と思った次第です。
オンラインサロンが悪いとは1ミリも思いません。私もいくつかのサロンの会員ですから。
むしろ、私からすればオンラインサロンもあらゆる人の人生という物語を知れる場だと思っているし、サロンで勉強に励むことも素晴らしいことです。
でも、「ラノベから学ぶことがないと思っているのは、それこそ浅薄ですよ!お父さん!」と知らない誰かの父親に私は言いたい。

思いっきり主観によった意見であることは承知の上ですが。
「物語」から学べることは無限大だと思っています。
私は人生のほとんどを「物語」から学んできたといっても過言ではありません。
語彙力も読解力も、いろんな知識も考え方も、たくさんの「物語」が教えてくれました。
いろんな「物語」があるし、いろんな出会い方、読み方(あるいは見方、聞き方)があると思います。
「物語」には、たくさんのチカラがあります。
中でも私が大きいと思っているのは、様々な立場の見方や考え方を教えてくれることです。
そして、自分の鏡になってくれること。
たくさんの登場人物達は、自分では決して経験できない体験をしてくれます。
自分とは全く違う価値観の人間もたくさんいます。
主人公であれ、敵役であれ、脇役であれ。
主人公側に感情移入して読んでいると、主人公が正義に見えるけれど、敵役側の視点に立ってみると、敵側には敵側の言い分がある。
描かれている時代背景が違えば、今とは違う価値観がある。
描かれている世界観が違えば、常識なんて覆る。

「相手の立場に立って考えなさい」
というのは、学校教育から自己啓発本まで、ありとあらゆるところで手を変え品を変え語られていることです。
現実社会では、わかっていてもできないことも多いけど。
物語の世界なら、客観視しながら考える余裕があります。
本を読みながら感じたこと、考えたことを自分の中でしっかりと落とし込んでいると、日々の生活の中でも生きてくる場面が少なからずあります。
物語の中に数多くの「現実じゃありえないこと」はあれど、現実世界の中に、「どんな物語でも描かれなかったこと」というのはあんまりありません。
人間関係のトラブルも、恋愛も、子育ても、親との関係も、進路への悩みも、将来への不安も、だいたい描かれている作品があるものです。

どんな人あるいは展開に共感し、どんな人に反発を覚えるのか。
それは、自分を知る手掛かりにもなります。
私は話の展開以上に、好きなキャラクターがいるかどうかが、その作品にハマるかどうかの鍵になりやすいタイプです。
これまでに、数千(ひょっとすると数万)の本やゲーム、ドラマ等に触れてきていると思いますが、その中でも好きなキャラクター、嫌いなキャラクターというのは、かなりハッキリしています。
私ほど極端な人は、まぁまぁ珍しいにしても、誰だって好きなキャラクターを並べれば、なにがしかの共通点をいくつか見つけられるはずです。
そこには自分の大事にしたい価値観や、生き方のロールモデルが見えてきます。

嫌いなキャラクターも然り。
「その人を知りたければその人が何に対して怒りを感じるかを知れ」
というのは、HUNTER×HUNTERのゴン(ミトさん)のセリフですが、その通りだなと思います。
自分が嫌いだ!腹立つ!と思う理由の中に、自分を知る手がかりがあります。
他者と作品について語り合えば、相手が好きな作品、キャラクター、嫌いな作品、キャラクターを知ると、相手を理解することにもつながります。
同じ作者の作品をいくつも読めば、作者の価値観も何となく見えてきます。
どんな物語も、描いているのは人間だから。
読み解くのも人間だから。
人を知るのに、こんなに素晴らしい教材はないと思っています。

漫画やゲームやラノベだと、何かと軽視されがちですが……。
ラノベの登場人物の中から学べることもたくさんあるのです!
何を読むか以上に、どう読むかの方が大事なんじゃないかなと思います。
自己啓発本やビジネス書の方が役立つ人ももちろんいます。
でも、漫画を読んだ結果、その時代背景を知りたくなって、勉強につながる人だっているのです。
物語のチカラ、あなどらないでね!

というわけで、読書の秋、芸術の秋です。
たくさんの作品に触れてみてはいかがでしょうか(^^)

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