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社会不適合者の能力特化論 ~4種類の特化~

前回の記事は以下↓

前回は「前置き」ということで社会不適合者のおさらいとかしました。

このシリーズのコンセプトは社会不適合者として重い人も軽い人もいるでしょうけど、
「なんとか生き残るべし!」
ってことです。
社会不適合=生存に不利ってわけではないので、そのうち有利な環境になっていくこともあり得ます。

ガチで重い人だと「まともに生きることとかそんなに考えなくて良いよ」って方針が妥当ってこともあると思いますが・・・それはまた難しい話になるのでひとまず置いて・・・

で、どうやって生きていけば良いのか?

「能力を特化して生きる」っていうのと、
「能力特化にはざっくり4種類ある」っていうのが、
このシリーズの主題です。
 

4種の要素

まず、「特化した能力を伸ばす」という発想を持ちましょう。
そして、特化の際には、以下の4つの要素があると考えます。
それぞれの要素を《体:physical》と《情:emotion》と《知:sapience》と《芸:art》と呼ぶことにしました。

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『体』と『情』と『知』と『芸』。
これらの4要素をベースにして考えていくのが、
能力特化論の本題です。
それぞれについて軽く説明していきます。

《体:physical》

まずはこれ。人間の基本でもある。
肉体とか五感を使う。
この要素に関心がある人は肉体を活かした仕事をしたり、
肉体を鍛えたりすることに向かう。
適正職業は、衣食住の調達能力などが絡んだ基本的なものとか、
身体を使ってなんでもやることとかが該当する。
仕事の内容はシンプルと言えばシンプル。
武力的な仕事もある。
応用で治療系の仕事もあり。

~適正職業~
・自然での生活
・第一次産業関係
・料理人
・大工
・警備員
・整体師
・理学療法士

《情:emotion》

次にこれ。感情とか心情とかを使う。
人間が集団で行動していく際に重要となってくるもの。
この要素に関心がある人は人同士の繋がりを作っていくことに向かう。
適正職業は、まず人を集めることとか、
色んな人と話してやり取りすることとか、
人の心に響くようなことをしていくこととかが該当する。
語学に適正があるなら海外を視野に入れるのも良い。

~適正職業~
・集客業
・商業
・海外交流員
・経営業
・イベンター
・ベンチャーな営業
・執筆業
・Youtuber
・動画配信業
・広告系デザイナー
・占い師
・カウンセリング業

《知:sapience》

次にこれ。思考とか知性とかを使う。
人類の大きな武器である科学や学問を作り出したもの。
この要素に関心がある人は知能を高めることに向かう。
適正職業は文系の場合と理系の場合があるが、
どちらにせよ頭を使った専門的な職業になる。
語学適正があるなら英語も活かすことになりそう。
読書量が多いタイプなら読書量の多さを活かすことが考えられる。

~適正職業~
・エンジニア
・プログラマー
・知的な専門職
・高学歴を活かした研究職
・執筆業
・ブロガー
・小説家

《芸:art》

最後にこれ。一番抽象的で扱いが難しいやつ。
とりあえず「芸」という呼び方にしたが、
「抽象的なものを扱う」や「センスを使う」のが特徴。
言い換えると「術」と呼ぶこともできる。
芸術家がこれに該当するので、
この要素に関心がある人はアーティスト的であることに向かう。
適正職業として、画像系だとイラストレーターや漫画家、
音楽系だとミュージシャンといった職業がメジャーだが、
生活できるほどのお金を稼ぐのが割と難しい分野が多い。
あとは「職人」なども適正職業として挙げられる。
身体能力を使う職人は《体:physical》の要素にも近いが、
より繊細な能力を使うものはこっちに近い。

~適正職業~
・職人
・芸術家
・ハンドメイド作家
・イラストレーター・漫画家(画像系アーティスト)
・ミュージシャン(音楽系アーティスト)
・パフォーマンスでお金が取れる芸者
・オカルト要素ありの仕事
・その他、クリエイター
 

・・・以上。4つについてのざっくりした説明はそんな感じです。
「~適正職業~」の例として書いてあるものは、
自分の思いつく限りの思いつきで書いたので、
むしろもっと妥当なものがあったらだれか教えて欲しいです。

あと、それぞれ《体:physical》と《情:emotion》と《知:sapience》と《芸:art》の4つの要素を複合で持つのもよくあることなんで、
長所の「複合保有」も想定しておきましょう。
(《情》+《知》とか、《体》+《芸》とか)

それから、逆に4つの要素のどれか一つが「異様に欠落してる」ということも、とてもよくあります。
むしろ、特化タイプが「社会不適合」とされるのは、大きな「欠落」が見られる時です。
これを「逆特化」と呼びましょう。
これもまた、一つの能力を極端に捨てることで別の能力を特化することができるので、
「特化の作用の一貫」ということになります。
 

とりあえず「人の役に立つ」があればなんとかなるという発想

さて、特化した能力を持つ人間は、
逆特化を持ってるようにどこかが欠落していることがよくあります。
また、世の中のスタンダートから外れやすくなってしまいます。
それから、加えて「内向タイプ」の特徴を持っている場合は周りへの適応より自己探求に向かいます。
その他、何かしらの理由で社会適合できず、
「これでは社会で生きていけないのでは?」という劣等感を持つこともよくあるわけです。

そこで、社会不適合者のようでも
「人の役に立つ」があればなんとかなるという発想
が大事になります。

自分が最近しみじみと思うことは、人間社会の肝は「集団行動」だということです。
そんでもって、自分の好きな考え方は「原始時代で生きる」ことをイメージしてみるということです。

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原始時代で生きていくには、自身で食べ物を調達していくか、
食べ物を調達してくる人との物々交換をしていかないと生きていけません。
あと、住む所や着る物なども確保していかなければいけません。
そんなわけで、みんなで生活をしていくためのコミュニティに所属するのが生きていくための基本になります。
そして、そのコミュニティの中で何かしらの貢献ができないと満足に物資や食料が手に入らないかもしれません。

逆に言えば、何かしらの人達に対して何かしらの貢献ができれば、
生存していく上で有利な道を開きやすいです。
お金と交換できればそれは仕事になるし、就職ができるならば就職しても良いです。

しかしながら、社会は何かしらの「スタンダードな生き方」を採用してることが多いから、
それに合わなかったら生きづらいことになります。

自分がそれに合っていなかったとしても、
何か自分に秀でた能力があったら、
それを他者のために使っていくことを考えると良いです。

「スタンダードな生き方」を気にせずに「誰かの役に立つこと」ができること。
特化した能力を持つ人はそういう発想が大事になります。

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