見出し画像

 妊娠中にライブに参戦できるのか?問題



この記事の目的

ライブに行きたい気持ちが強いからこそ、妊娠をためらっている人や、現在妊娠中でライブに行ってもいいのか悩んでいる人に、自分の経験が参考になればと思いこの記事を書きます。 妊婦=ライブを諦めないといけない  というわけでは必ずしもないことを伝えられたらいいなと思いました。

しかし私は医者でも助産師でもないので、ただのバンギャで妊婦の感想として読んでください。ライブに行くことを推奨してるわけでもないし、なにかあっても自己責任です。日頃から自分の体調の変化に目を向けて、すこしでもしんどい、おかしいと思ったら、ライブに行かずに自宅で安静にする勇気も必要です。

結論

自己責任だけど、妊婦でもライブは行ける。 しかし、特に体力面と精神面に妊娠が理由とした変化があるもので、妊娠前と同じようにはいけないことを理解することも大切です。 
また、ライブに行くための事前準備が大切。とにかく無理をしないことを心に刻み、参加を諦める勇気を持つ。(私は12枚中6枚のチケットは参加せず、諦めました。)でも注目してほしいことは残り6公演は参加し、十分に楽しめたということです。

実際に行ったプラン

①遠征(新幹線で約3時間の距離) 会場規模:アリーナ 
②プチ遠征(新幹線で1時間の距離) 会場規模:ライブハウス キャパ300 
③近場 (電車で1時間程度の距離) 会場規模:ライブハウス キャパ300

時期:全て安定期に入りつわりが完全に収まってから。(20週~27週)
補足:ライブハウスではオールスタンディング公演のため事前に連絡し椅子を用意してもらってます。 ソールドアウトはしていない公演だったの客席には余裕がありました。 

計画していたが、諦めたプラン

①安定期に入っていたが、つわりが収まっていなかった時期の公演
②終演後の 急いで電車に乗らないといけないようなプランで組んだ遠征
③会場近くのホテルが取れなかったプラン
④当日台風の影響で電車が運休し、再開したものの、激混みで到着時間も未定だったプラン
⑤飛行機を使ったプラン

私が妊娠前に感じていた漠然とした不安

・妊娠したら、ライブにいけないかも。とくにオールスタンディングのライブハウスなんて行けない。
・つわりでライブ中に気持ち悪くなるかもしれない。
・胎児に悪い影響がありそう

実際にライブに行ってみて感じたこと 

・一人でも遠征ができたが、同行者がいてくれる安心感は桁違い。できれば信頼できる人と行けると安心。
・貧血があったので、最初から最後まで立ちっぱなしはほぼ不可能 必ず椅子が必要
・ちょっとした階段、ホームから改札までの距離 など 普段だったら何も気にならない距離でも体力の消耗が激しいので、近場のホテルをとることや、駅から会場までの距離などに気を遣う必要がある。
・妊娠中の体調と自分のメンタルは大きく関連しているようで、ライブに行き気分がリフレッシュすると体調がよくなる傾向にあった。
・一人遠征の場合は荷物の重さに注意。 できるだけ軽くすること。へアイロンなどは諦める、洋服を減らす、 コスメは小分けにして使う分だけにする等
・ライブは行って本当に良かった!!

ライブに行くために行った準備

ライブハウスまたはオフィシャルお問い合わせに連絡し、妊婦であることを伝えたうえで、必要な配慮を受けられるかを確認。

 

私の場合は「一番後ろで良いので、椅子を用意していただくことは可能か?」 を確認しました。 基本メールで確認しています。 
1件だけライブハウスがメールアドレスを公開していなかったので電話をしました。

ただ、ライブハウス一件ごとにメールをするのは大変だったため、オフィシャル(バンドのお問い合わせ先)に お問い合わせフォームから連絡するほうが楽でした。 例「〇月〇日 と△月△日の公演に参加したいのですが、妊娠中のため、客席最後尾に椅子を用意していただくことは可能でしょうか?」
アリーナの場合は座席があるので、連絡はしていません。

余裕のあるプランニング

 普段であれば、終演後自宅へ帰れるような近場であっても終演時間が遅い(終電に近い)場合や 終演時間が押す場合も考慮して、一泊してから帰るというプランにしていました。

ホテルは必ず会場近くで取る

公演後は体力を予想以上に消耗していました。近ければ近いほど、楽ですし、横になって休める場所が近くにあるんだっていう安心感がとてもよかったです。

同行者(友人など)に事前に報告

妊婦であることは必ず伝えていました。 
そのうえで、もし私がしんどくなった場合はどうしてほしいか、私はしんどくならないために、どういう対処をしているか を事前に伝えておき、なにかあっても対応をしてもらえるよう準備しました。
例「つわりは収まっているけど、空腹や水分不足になるとしんどくなりやすいので、常に鞄に軽食と水をいれて、ちまちま食べているけど、気にしないでね。 もししんどくなったらすぐに言うし、椅子に座ったり、ベンチで横になったら回復することが多いからそうさせてね。 万が一意識がなくなったりしたら、救急車呼んでほしい。」

ランチに行く場合 は加えて 食べられるものと食べられないものをつたて、私が何件か会場近くのお店を見繕ってました。 


その他

・トイレの場所をチェック
・コンビニなど食料品や水を購入できる場所をチェック
・軽食と水は常備
・医師にライブに行っていいか、遠征していいかの確認。

妊娠前と妊娠中の違い

とにかく体力の消耗が早い

 息切れ、動悸、貧血 すぐ空腹になる など、の症状が常にあり、普段なら、なんともないことでどんどん体力を消費していく。 
そのためライブを楽しむ体力をどれだけ残すか?が大切。

気にすることが増える


 妊婦であることで、周りに嫌な思いをさせているのではないか。 
 迷惑にならないようにするにはどうすればいいか。
 事前にトイレに行けるだろうか。 
 胎児に無理かけてないかな。 
 ここでしんどくなったらどうやって外に出ようか。  等
ライブに集中したいところだが、妊婦であることでどうしても湧いてくる思考に引っ張られる傾向にあると思いました。

お金がかかる


会場近くのホテル、新幹線、後泊代 など 体力のなさと安心感をお金で買うことになりました。
また買ったものの行けなかったチケットが6枚あるのでその分の金額のロスがありました。


まとめ

妊娠前は、「妊娠を理由に好きなライブを諦めるのは絶対に嫌だ!」という考えと「妊婦なんだから、自分の趣味やライブは諦めなければいけない」という考えで揺れ動き不安がありました。

しかし実際に経験してみると、妊婦だからと言ってライブを諦める必要はないが、妊娠前と比べて、特に体力の低下と消耗が激しいので、かなり余裕を持ったスケジュールで予定を組み、周りの方に妊婦であること、どういう体調不良が出る可能性があるかの事前の連絡、周りにしてほしい配慮を伝えて知ってもらうことが大切だと思いました。

特に、私の場合は、ライブハウスで椅子を用意してもらったことが大変助かり、安全にライブを楽しむことができた大きな要因になりました。
モッシュが多いバンドだったため、ほかの方と少し離れた位置で椅子に座って見れたこと、 会場によっては私の前に簡易な柵を用意してくださっていたため、、ほかのお客様がモッシュ中にぶつかられることもなく、安全に楽しめました。
勇気を出して、お願いしてよかったなと思いました。

ただ、すべての公演や会場でそのような配慮をしていただけるわけではないと思いますので、必ず確認をして参加されるとよいかと思います。
今回私が受けた対応は、ソールド公演だと難しかったかもしれないなと思うこともありました。

この記事で同じような不安のある方の参考になればと思い作成しました。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?