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東武100系電車 スペーシア (SPACIA)

こんばんは。
レールスター・けんたろうです。
今回は 「こんばんは」 で始まります(笑)

画像の電車は東武100系電車、愛称スペーシア (SPACIA) です。
1990年~1991年にかけて製造されて2020年1月現在で9編成54両が在籍しています。(1編成6両)
主に浅草駅―東武日光駅駅間の特急 「(スペーシア) けごん」と、浅草駅―鬼怒川温泉駅の特急 「(スペーシア) きぬ」 として運用されています。
因みに106・107・108の3編成はJR線乗り入れ対応が施されているので、上記の浅草駅―東武日光駅・鬼怒川温泉駅の他、特急 「スペーシアきぬがわ」 として新宿駅―鬼怒川温泉駅の運用にも就きます。(たまに代走などで新宿駅―東武日光駅間の特急 「スペーシア日光」 として運用されることもあるようです)

また、多客期には八王子駅や品川駅などにも姿を見せることもあるようです。

日本国内を走る特急型電車でVVVFインバータ制御を採用したのは、この 「スペーシア」 が一番最初になるそうです。
1990年代の電車ながら乗り心地は2000年代以降の電車に引けを取らないものとなっています。

尚、この東武100系電車の愛称 「スペーシア (SPACIA)」 は一般公募で付けられたものです。したがって他の鉄道会社は鉄道輸送サービス上でこの愛称名を商標として使用することができません。
登場当初は6050系電車に倣(なら)った配色でしたが、2011年度にリニューアルが施されて・・・

東京スカイツリーのライトアップデザイン 「雅 (みやび) 」をイメージした江戸紫→102・105・107編成

同じく 「粋 (いき) 」 をイメージした 「隅田川の水をモチーフとした淡いブルー」 →101・108・109編成

東武日光線・鬼怒川線優等列車のイメージカラーとなっている 「サニーコーラルオレンジ」 →103・104・106編成

・・・の3編成3色ずつに分けられました。

そして2015年に、日光東照宮四百年式大祭が行われたことを記念して、103編成とJR乗り入れ対応車の106編成が、世界遺産になっている日光二社一寺の色鮮やかな代表建造物をイメージした特別塗装の 「日光詣スペーシア」 となりました。

尚、特別塗装されずに残った104編成には 「日光詣」 のエンブレムのみが掲げられています。

今年2020年で登場から約30年を迎える東武100系電車 「スペーシア (SPACIA) 」。
もう暫くは走ってくれそうですが、そう遠くないうちに後継車両へのバトンタッチが始まるかもしれません。
当たり前の光景で走っている今のうちから記録するのもいいかもしれません。

当然のことではありますが、記録を残す際はマナーをきちんと守りましょう。

話が変わりまして・・・
東武100系電車 「スペーシア (SPACIA) 」 が登場してから約23年後の2013年、自動車メーカーSUZUKIから新しい車種が世に送り出されました。
それが軽トールワゴンの 「スペーシア」 という車種です。
こちらは2008年から販売されていた 「パレット」 の実質的後継車にあたり、初代 「スペーシア」 が販売されてからCMも流れていました。
2020年1月現在は第二代にあたる 「スペーシア」 が販売されています。

あれ、「スペーシア (SPACIA) 」 は東武100系電車の愛称で使用されているのに、これって商標権の侵害にならないの?

・・・と思った方も少数ながらいたかもしれません。
確かに同じ 「スペーシア」 ですし、一見するとそう見えるかもしれません。
ですが、結論を言いますと・・・

“商標権侵害にはあたりません”

これを聞いて 「え、同じ "スペーシア" という名前なのにどういうこと・・・?」 と思った方もいるかもしれません。なので、自分なりにですが解釈していきたいと思います。
前述していますが・・・

“尚、この東武100系電車の愛称 「スペーシア (SPACIA)」 は一般公募で付けられたものです。したがって他の鉄道会社は鉄道輸送サービス上でこの愛称名を商標として使用することができません”

・・・とありました。
何となくお分かりかと思いますが、「"鉄道輸送サービス上" で使用することができません」 となっています。
となれば、SUZUKIの軽トールワゴン 「スペーシア」 って線路上を走る鉄道用の車両として出来たものですか?
道路上を走る軽自動車として出来たものですよね。

どちらも広い意味では 「輸送用機器」 になるかと思いますが、細かくすると・・・

東武100系電車 「スペーシア (SPACIA) 」 は線路上を走る 「鉄道用車両」 で、SUZUKIの軽トールワゴン 「スペーシア」 は道路上を走る 「軽自動車」 です。

要するに、発する言葉が同じなだけで 「全くの別物」 です。

因みに軽トールワゴン 「スペーシア」 にはスペルを敢えて表記していませんでしたが、ここで表記したいと思います。

東武100系電車 「スペーシア」 のスペルは前述していますが 「SPACIA」 と全て大文字になっています。

それに対して、SUZUKIの軽トールワゴン 「スペーシア」 のスペルは 「Spacia」 と大文字と小文字を併用した表記となっています。

このことからでも 「違い」 が見て取れるかと思います。
蛇足ですが、窓ガラス製品にも 「スペーシア」 という名の付いた製品があるようですが、これも・・・

製品としての形が全く違うので、こちらも商標権侵害にはあたりません。

・・・ということで、やや長めの文章となりましたが、今回はここで締めたいと思います。
最後までご覧頂きましてありがとうございました。
それでは、またお会いしましょう‼️

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