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【リクエスト再掲】C95出展記念ボイスドラマ台本_ハチロク編&ポーレット編&日々姫編【メンバーシップ特典記事】

■ハチロク編■

;『C95出展記念ボイスドラマ ハチロク編』
;v100_181022_進行豹

:以下、セリフは全てハチロクです)
;台詞内、<>で囲ってある効果音はあとで編集でいれます

;タイトルコール
「『C95出展記念ボイスドラマ ハチロク編』」

;<背景説明>
;このハチロクはハチロクルート、双鉄と結ばれたあと。
;続編には入っていない、オリヴィとはまだ出会っていないハチロクです

;本編

;環境音、雑踏ガヤガヤ

「……どういたしましょう。わたくし、行き場を失くしてしまいました」

「双鉄様がいてくだされば、まったく見知らぬこの場所も――コミックサミットの会場も、きっと少しも怖くない……いいえ、むしろ楽しい場所に変わるのでしょうが」

「けれど――双鉄さまははるか御一夜。
れいなと凪とともに、キハ07sでお客様たちを運んでいらっしゃる……」

「ああいえ、いけません。双鉄様ががんばっておられるのですもの。
双鉄様のレイルロオドたるわたくしが、お任せいただいた仕事をこなせないなど、決してあってはならぬことです」

「……ならぬこと――なのですけど――……」

「コミックサミット――ふかみ様からお伺いして、想像をしておりましたよりよほど珍妙な――あ、いえいえ、ずっと賑やかで、色鮮やかな場所すぎて……わたくし、目が回ってしまいそうです」

「全盛期の帝央駅中央改札の朝ラッシュ時を思わせるこの人混み。
しかも……スウツ姿の男女だけ――あのねずみ色の光景とは、まるでちがって……」

「肌もあらわな方々もいれば、分厚い軍装の方々もいる。
女装をされている男性に、男装をされている女性。
日の光の下を歩き回る吸血鬼に、はぁはぁと息を切らす大きなロボット」

「無秩序のようで、けれどもみながお互いのことを気にしあい、邪魔をせぬよう譲り合っている――
わたくしの知る、どんなに賑やかな鉄道祭でも見たことのない、整然たる混沌」

「……ふかみ様のおっしゃっていた、『日ノ本最大のコミックの祭典』。
コミックサミットの名は、決して大仰なものではないのですね」

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19,863字

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