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ラブライブ!×テキストマイニング!【前半】――始まりはLiella!の空

こんにちは。かみなりひめです。

さて、始まってしまいました。
発売されてしまいましたよ……!

Liella!
『始まりは君の空』

私もさっそく購入してみました。

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CDを開封すると真っ先に
レコーディングミュージシャン
確認してしまうワタクシ。

見て思わず驚愕してしまいました。
売れっ子ベーシストの二家本亮介さんに、
室屋光一郎さんのストリングス隊。
え? めっちゃ豪華じゃないですか??

MVには室田雄平さんに京極尚彦さん、
花田十輝さんに石川ゆみ先生といった、
往年のラブライブ!シリーズを支えてきた
面々
の名前が躍っていたのです。

ラブライブ!」の看板を背負うのは
Liella! なんだなぁ、と思わざるを得ない
仕上がりになっています。

さて、今回の記事では、この『始まりは君の空』を
μ'sAqours虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会
1stシングルと比較することによって、
Liella! ちゃんの特徴を考えてみたいと思います。

1. 比較方法

以下のサイトを利用して、
AIによるテキストマイニングを行います。

これによって、単語の出現頻度であったり
特定の名詞に係っていく語のデータなどが
一瞬にして表示されます。

比較対象は以下の通りです。

① μ's『僕らのLIVE 君とのLIFE』

② Aqours『君のこころは輝いてるかい?』

③ 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会
『TOKIMEKI Runners』

これに、Liella!始まりは君の空』を加えた
4曲の歌詞のテキストマイニングを行います。

また、『始まりは君の空』と歴代3曲それぞれとを
比較対照し、それぞれの共通点や差異についても
触れてまいります。

なお、テキストマイニングする歌詞については、
AIによる分節不適切になる箇所があったため、
歌詞の一部の表記を改めた場合があります。

2. テキストマイニングの結果

まず、それぞれの楽曲のワードクラウドの様子、
出現頻度の高い単語係り受け分析を確認します。

なお、「ワードクラウド」「係り受け分析」は
以下のような定義になっています。

「ワードクラウド」
スコアが高い単語を複数選び出し、その値に応じた大きさで図示しています。 単語の色は品詞の種類で異なっており、青色が名詞、赤色が動詞、緑色が形容詞、灰色が感動詞を表しています。
「係り受け解析」
「名詞」に係る「形容詞」「動詞」「名詞」についての解析結果を表示します。 「スコア」は、出現回数やその係り受け関係が全組み合わせのうちに占める割合などを複合的に判断し、独自に算出した数値です。 「スコア」が高いほど、よりその係り受け関係が重要であることを示します。

① μ's『僕らのLIVE 君とのLIFE』

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出現頻度の高い語は、
名詞】「」「大好き」「場所
動詞】「探す」「えがく」「羽ばたく
形容詞】「かるい」「まぶしい
となっております。

特徴的な係り受けとしては、
」―「えがく」、「あこがれ」―「語る
温度」―「下がらない」、「僕ら」―「挑戦
が挙げられます。

ラブライブ!」シリーズの最初を飾る一曲である
僕らのLIVE 君とのLIFE』。そうであるがゆえに、
挑戦」「探す」「羽ばたく」などといった、
スタート・始動を感じさせる語が頻出しています。

また、「まぶしい」という語の出現頻度の高さや、
温度」―「下がらない」という係り受けからは、
その情熱輝きを感得することができるでしょう。

個人的には、次のAqoursに繋がるワードである
サンシャイン」という語が含まれているのが
とても胸アツですね。

② Aqours『君のこころは輝いてるかい?』

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出現頻度の高い語は、
名詞】「サンシャイン」「」「出会い
動詞】「わかる」「変える」「めざめる
形容詞】「まぶしい
となっております。

特徴的な係り受けとしては、
僕たち」―「気づく」、「」―「気づく
こころ」―「輝く」、「」―「聞く
なんど」―「立ち上がれる
が挙げられます。

μ'sが叶えた「」を受けて始動するAqoursの姿が
歌詞からもひしひしと伝わってくるようです。

(=こころ)の鼓動に耳を澄ませ、自分たちの
叶えたい「」に気づき、挫折があったとしても
そこから再起していく、というアツさ輝きをも
兼ね備えている楽曲だと言えるでしょう。

こちらにも、虹ヶ咲に繋がるキーワードである
ときめき」の語が出現しており、エモいですね。

③ 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会
『TOKIMEKI Runners』

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出現頻度の高い語は、
名詞】「キミ」「ストーリー」「Tomorrow
動詞】「叶える」「叫ぶ」「求める
形容詞】「楽しい」「欲しい
となっております。

特徴的な係り受けとしては、
出会い」―「思う」、「奇跡」―「思う
ココロ」―「叫ぶ」、「キミ」―「
キミ」―「ストーリー
が挙げられます。

ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル
 ALL STARS
」(スクスタ)のテーマ曲である
TOKIMEKI Runners』です。

主人公であるところの「あなた(=キミ)」が
お気に入りのキャラクターとストーリーを紡ぐ
ことができる
というスクスタセールスポイントを
押さえた楽曲
になっています。

28人もいるキャラクターの中から「あなた」に
選ばれるというのは、キャラクター側からすれば
まさに「奇跡の出会い」なのでしょう。

④ Liella!『始まりは君の空』

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出現頻度の高い語は、
名詞】「」「」「始まり
動詞】「飛ぶ」「始まる」「語りあう
形容詞】「怖い」「大きい
となっております。

特徴的な係り受けとしては、
」―「描く」、「」―「教える
」―「願う」、「トキメキ」―「分かつ
」―「」、「始まり」―「
が挙げられます。

スクールアイドルという新たな世界へと
飛び出していくときの、期待に膨らむ様子
一抹の不安を抱いている様子

これらを「」や「」などを絡めて
表現しているところがコンセプチュアルだと
言えるのはないかと思います。

また、「語りあう」という語からは、
その期待と不安とを仲間と一緒に乗り越える
という姿勢を鮮明にしているスタンスも
見えてきますね。

3. いったんの結論

ここまでで見えたことをまとめます。

① 新たな世界に飛び込んでいくに際しての
胸の高まりを表現する、という点は共通する。

μ'sはそれを一から探すというニュアンス
 より濃く出ていると思われる)

② μ'sからAqoursへ、Aqoursから虹ヶ咲へと
それぞれのキーワードである単語が継承されて
いたが、Liella! にはその現象が見られない。

③ Liella! は「空」や「星」といった景物を
コンセプトにした楽曲に仕上げており、
その点は「ラブライブ!」シリーズでは初の
試みであるといえる。

【後半】では、『始まりは君の空』と
それぞれの楽曲とを比較対照してみます。

それによって、歴代の楽曲との共通点
差異をもう少し炙り出してみます。
テキトーにご期待ください。笑

(葉月恋推しになることを決めました)

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