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夢を駆け、また新たに夢を紡いで。――Aqours 6th LoveLive!~KU-RU-KU-RU Rock 'n' Roll TOUR~<SUNNY STAGE>

こんにちは。かみなりひめです。
すっかりご無沙汰してしまいました……。

さて、今日のテーマはといえば、
もちろんタイトルの通りです。

LoveLive! Sunshine!!
Aqours 6th LoveLive!
~KU-RU-KU-RU Rock 'n' Roll TOUR~
<SUNNY STAGE>
お疲れさまでした!!!

Day.2公演では、6月の東京ドーム公演や
8月のファンミ@沼津
の情報が初解禁と、
嬉しいお知らせもてんこ盛りでしたね。

また、本公演は5thからちょうど1000日目
しかも会場はともに西武ドームという
まさに「奇跡だよ!!」状態。
(会場の名称は、メットライフドームから
 ベルーナドームへと変わりましたが……)

ライブタイトルにもなっている楽曲
KU-RU-KU-RU Cruller!』から開幕し、
SUNNY”の名に相応しくアツい曲たちが
セットリストを彩りました。

(Aqoursの真髄・シンクロ炸裂でした)

Solo Concert収録のメンバーソロ曲
披露されていくこのセトリにおいて、
私の目をひときわ惹いた曲がありました。

そうです! それこそ、

Aqours『WONDERFUL STORIES』

1. 「会場性」による物語の連鎖

初日のMCで諏訪ななかさんが回顧したように、
彼女らがAqoursとしてメットライフドーム
(現・ベルーナドーム)に立つのは4回目

2ndHAPPY PARTY TRAIN TOUR
1000日前に開催された5thライブ
これらと並び、3rdライブも同会場。

今回の6thライブに参戦したファンの中には
1000日前の5thを想起する人もいるでしょう。

今回のセットリストを眺めてみても、
■『スリリング・ワンウェイ
■『Daydream Warrior
などのアツい楽曲5thでも披露されていました。

しかし同時に、
2nd3rdを思い出してもOKなのです。
どちらにせよ、会場が一緒の場所なのですから。

2ndであれば、ツアータイトルになっている
HAPPY PARTY TRAIN』が今回の6thライブの
セットリストに入っていました。

また、各メンバーのソロ曲が披露されたのは
3rdライブがはじめてでした。

このように、会場が同じであることによって
過去の公演の思い出を想起してしまうこと

私は仮に「会場性」という語で呼んでいます。

個人的には、この「会場性」が積み重なって
観客にさらなるエモーションを与えることが
できるのだと考えています。

つまり、目の前にある景色に対して、
過去に自分が見た景色を想起し、重ねることで
さらに感動的な風景として印象に残せるのです。

さて、この「会場性」というワードを踏まえて、
WONDERFUL STORIES』の話に戻ります。

……とはいっても、答えは既に出ています。
だんだん思い出してきましたか?

3rdライブの副題が「WONDERFUL STORIES」  
だったということを。

つまり、この6thライブの場で
WONDERFUL STORIES』を歌うことには、
3rdの思い出を蘇らせ、ラブライバーの胸に
より歓喜を巻き起こす意味合いがあるのです。

しかも、3rdでの『WONDERFUL STORIES』の
位置づけは、アンコール後の大トリ
紅白なら北島三郎さんの『まつり』くらいの
ポジションであるわけです。

6thではアンコール前の最終楽曲でしたが、
この「最後」という類似性も見逃せません。

セットリストで似たような位置に配置し、
3rdの思い出を喚起しやすくしているのです。

この「会場性」によって、3rdライブという
過去の物語と、「いま・ここ」に現前する
6thライブ物語をオーバーラップさせる。

その意味において、
WONDERFUL STORIES』は
セットリストの要だと
言っても過言ではないでしょう。

2. Aqoursが創り出す物語

ここまで、今回の6thのセットリストに
WONDERFUL STORIES』が必要な理由を
会場性」という語で説明しました。

それはすなわち、以下のようにまとめ直す
ことができるでしょう。

WONDERFUL STORIES』という楽曲は、
過去にこの地で紡がれてきた物語たちと、
現在この地で紡がれる物語とを結びつける
という役割の一端を担っている、と。

そして、二つの物語が重なり合うことで、
さらなる感動を呼び起こすことができる
というものでした。

しかし、今回の6thライブにおいては、
結び付けられる「物語」に大きな違いが
ある
ことに気づかされました。

それは、2日目のMCにおける
降幡愛さんの言葉がきっかけでした。

『君のこころは輝いてるかい?』を歌った時に、「今…みらい、変わりはじめたかも!」っていうフレーズを聴いて、今までは「ラブライブ!サンシャイン!!」がAqoursの物語を創ってくれてたんですけど、今度はAqoursが「ラブライブ!サンシャイン!!」の物語を創っていかなきゃなって、そう思いました。皆さん、ついてきてくれますか?

(2日目MC における降幡愛さんの発言より)

DREAMY CONCERTにおける伊波杏樹さんの
MCにも通じ、響くモノを感じる発言に、
胸が熱くなったのを覚えています。

さて、今回の降幡さんの発言を
捉えなおしてみましょう。

今までの物語は、前者のモノ。
つまりは、「ラブライブ!サンシャイン!!」が
創ってきた物語です。

3rdライブにおいては、まさにこの「物語」
辿るかたちで楽曲が披露されていました。

しかし、今回の6thにおける「物語」は
Aqoursが創り出した物語なのです。

シリーズから、Aqoursへの物語。
Aqoursから、シリーズへの物語。
これらの「物語」が結び付けられたのが、
まさに今回の6thライブであったのです。

そして、この「素敵な物語たち」の
橋渡しを担っていた楽曲こそが、
この『WONDERFUL STORIES
なのではないでしょうか。

このことは、『WONDERFUL STORIES』の
歌詞を眺めることでも言えそうです。

この曲は、以下の歌詞から始まります。

夢を駆けてきた
僕たちのWONDERFUL STORIES
全力で輝いた物語(ストーリー)さ!

Aqours『WONDERFUL STORIES』

そして、次に挙げる歌詞でフィナーレ。

夢を駆けてきた
僕たちの物語
いっぱいの思い出からは流れるメロディー
あたらしい夢が聞こえる
いつかまたはじまるんだよ 次のDREAMING DAYS

Aqours『WONDERFUL STORIES』

全体を通して、過去の物語から
次の「あたらしい夢」に繋がっていく
ような構成になっています。

これらのキーワードは、
全力で輝いた物語」=5thまでの物語
あたらしい夢」=6th以降に紡ぐ物語
であるとも考えられるのです。

このような点から考えてみても、
ますます先の結論は色を帯びそうです。

Aqoursの「物語」の主体/客体の転換を
果たした今回の6thライブにおいて、
その要としての機能を有していた楽曲は
『WONDERFUL STORIES』なのでした。

3. おわりに

ワタクシ、この6thライブにおいて、
やってしまいました。

自分が登場するイベントにおいて、
自身のグッズを使ってほしい!
仰られていた小宮有紗さん。

ありしゃしか勝たん」タオルの
全容は以下に示す通りです。

トロッコ曲で小宮さんがやってきた
タイミングでしっかり取り出し、
アピールしてみたところ……。

いやはや。大勝利でした。
初日の『Step! ZERO to ONE』にて
この爆レスの模様が確認できます。
(謎に宣伝していくスタイル)

ぜひ!ご覧ください!

ありしゃしか勝たん!!!!!

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