雑談①　小学生女子に怒られた

先日近所の公園で、小学校３年生くらいの女の子３人組に注意されてしまいました。

自転車を公園内に乗り入れて、木陰でスマホをいじっていたとき、
東屋で遊んでいた小学生の女の子たちが、そろそろと私のほうに近づいて
くる気配を感じました。
こんな見ず知らずのおじさんに用があるわけはないと、気にせずスマホを
いじっていたら、
「あの～、すみません」
と、声をかけられました。
まさかと思って、女の子たちに顔を向けると、
「公園内に自転車を入れてはいけないことになっているので、
移動してください」
と、丁寧に注意されました。

「あ、そうなの？」
と答え、私は素直に公園の入り口へ移動して、そこに自転車を停めました。

すると女の子たちは。
「ありがとうございます！」
と元気よく言って、楽し気に走って東屋に戻っていきました。

さて、素直にしたがったものの、公園に自転車で入ってはいけないなんて
決まり、聞いた覚えがありません。
近所なのでしょっちゅう通りがかりますが、大人から子供まで、自転車で
入っているのをよく見かけます。
後日公園の周りを改めて確認しましたが、自転車を入れるなという注意書きなどはどこにもありません。

なんとなくもやもやして、妻に話すと、
「小学生の間のローカルルールなんじゃない？」
と言われました。
そういえば、以前何度か公園の入り口に小学生が自転車を並べて停めているのを見たことがありました。
入り口をふさぐように何台も停まっていたので、
「邪魔だな。中の広い場所に停めればいいのに」
と思ったものです。
「だからあの女の子たちは、ローカルルールに従って私に注意したのか」
と、いったんは納得しました。

ところが、気にして見ていると、件の公園に小学生の男の子たちが自転車を平気で乗り入れて遊んでいます。
それどころか、私を注意したのと同じくらいの歳の女の子たちも、東屋に
自転車を停めて遊んでいます。

はて？これはどういうことなのだろう？

ローカルルールは?

疑問はますます深まります。

ひょっとしたら、ルールの有無は関係なく女の子たちの遊びの一環として、肝試し的に
「あのおじさんに注意して、自転車動かすかどうか試してみようよ」
ということになったのかもしれません。

いずれにしても真相はわかりません。
注意しに来た子たちの顔は全く覚えていないので確かめようもありません。

なんてことを考えていたら、妻が
「でも、そうやって『いけないんだよ！』って注意するの、
女の子が多いよね。なんでだろう」
とつぶやきました。

たしかに！

長く中学生を相手にしてきましたが、決まりを破ったり、
友達に迷惑かけたりする子を注意するのは、女子が多い気がします。

なんででしょう？

女の子のほうが規律意識が高く、
決まりは守るべきと考えているからでしょうか？

もしくは、悪いことをしたら注意するものだという、
お母さん的な属性をもっているからでしょうか？

先生の立場からすると、
声を上げて注意してくれる女子の存在はありがたいときもあるし、
言い過ぎて周りから疎まれだして、関係が悪くならないように
気を回すときもあるしで、
痛しかゆしの中々に難しい問題の一つです。