ただ楽しく読んできたことで学ぶための基礎体力を身につけたのだ

2つのやるべきことを自分に課している。

ギターの練習と読書である。

どちらもお金になりそうな気配は薄いが、私は人生の中心にこの2つを据えている。そして今はまだ貧乏である。

今まではそれで良いかと思っていたのだが、歳をとるにつれて貧乏に飽きてきた。

それで読書の傾向を帰ることにした。小説を読むことを制限して、実際的に役立つような本、実用本や参考書などを選ぶようにした。

ところで世間では読書習慣を身につけることが難しいと感じる人がおるようだ。私は他のことに関してはてんでダメだが本を読むことはできる。

昔背伸びしてドストエフスキーのカラマーゾフの兄弟を読んだことがある。私は思うのである。カラマーゾフの兄弟を読めるなら並の資格本くらいなら余裕で読めるはずだと。

実際に読むだけなら全く苦にならない。これは良きことである。今からお勉強をして知識やスキルを習得する際には役に立つだろう。

私の無目的な読書体験がやっと活きてくるのである。

そうか、私は読書をすることで、お勉強の下地を作ってきたのだな。子供が遊びの中で自然と基礎体力を身につけるように、ただ楽しく読んでいたことで学ぶための基礎体力を身につけたのだ。

よしよし、まだ貧乏からの脱却は不可能ではないかもしれないぞ、と。


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