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【魔界戦記ディスガイア7】魔改神器とは何なのか【プレイ感想その9】

 急に情報量が多すぎるううううううう!!!

前回の記事

※体験版に収録されていない第三話以降はネタバレ要素満載のため一旦間を空きます。









※まだいけそうなのでこのまま進んでいきます。

【第九話 魔改神器の真実】

渦の消えし魔海

 前回は大穢戸魔界の街外れにある貧民街にて憎き目線を向けられてよわよわになった将軍ウェイヤスが仲間たちの激励により未来の大将軍の片鱗を見せて討伐奉行・パリピヤスを撃破するのでした。
 連れ去られた大穢戸の住民達の在り処は死国魔界にあることをキャッチし、早速向かうことにするのですが……スイセンが感知する『ウェイヤスは死国魔界で死ぬ』という不穏な予知が。

 さて、訪れた死国魔界に見えたのは大きな渦潮のようですね。元ネタ的には『鳴門の渦潮』でしょうか。実際に私も一度ですが本物を見たことありますね……大橋の下から。

 このディスガイアにおいてはこの渦潮のことを『鳴屠渦』と呼ぶようで、スイセンの解説から『(魔タコが)悪魔を屠(ほふ)るための渦』だからそう呼ばれてそう。そして最初の会話の段階でヒガンが自らの兄弟弟子のことを呟いていましたがすぐに話題が変わって詳細は謎のまま。なんかピリリカはさっきから忍者ごっこな気分になってますね。

 解説を聞いてぴぇんと怯えてたのに早速渦潮に興味を示して行っているし! 渦潮には魔ダコが!

 ウェイヤスならやりかねないのが怖いなその予感!

 魚雷くんシュウウウウウウウウウウッッッット!!! からの巨大魔ダコ!

 スイセンは「ウェイヤスさんが走った先に危ない渦潮があったので溺れるのを止めようと思って……」と供述しており。いやいや……予知があったとはいえ、突然こんなことがあったら誰だって驚くって……

 ほらぁ、警備員も来ちゃっているし。開幕から幸先不安を感じますが、果たして回避できるのでしょうか。

 というわけで戦闘です。画像でも見たとおりですが水中ステージとなっております……が、まあ水中にいるからなにか悪いことはないです。しかもこのゲームにおいては魔ダコはいません(1つ目のでっかいやつならいるけど……)。
 青いジオパネルには『水属性耐性-50%』と所々にいる鋏殻族の攻撃には手痛い仕様となっております。その分風属性の攻撃が通りやすいので、折角ですしウェイヤスの特殊技熟練度稼ぎに使うのもいいかもしれませんね。あ、私もしました。

 倒した下っ端から工場跡地に連れ去られた人質が居ることを知ります。まあ場所を聞くだけなら以前は人気のない場所に……ってなりますが、シーフォーの魂を感知できる眼があるお陰でそこに多くの悪魔の魂があることが確認できるのは心強いですね。

 一方、ピリリカが空気を読まずに忍者ごっこをしているようで……おいこら、たしかに将軍、将軍だけど、余計なことを口に挟むな!

 え、ゴツゴツした岩場に転んで変なところに頭に打って死ぬとか思い浮かんだの!?

 ウェイヤスの周りにはびこるゴツゴツ岩に向かってシュウウウウウウウウウウッッッット!!

 もう迷走に迷走を重なってしまってついには仲間さえも心配される始末である。まあ、あの将軍ウェイヤスだからね、パシられっぱなしで感情の奥底に鬱憤溜まっていてもおかしくない。

 ならそんなゴツゴツの岩に転倒と転落しただけで死ぬとは思いませんよ!?
 ……慌てふためいて「そんなことない」と返そうとしたときに……
 ある研究室でウェイヤスがスイセンに似た影に殺される光景
 を予知してしまったのでした。

 な、何だって!? もしやデスゼット枠が!?
 ※デスゼットとは、ディスガイア4にあるデスコ(下記の画像)の……記憶間違っていれば申し訳ないのだけど、その完璧な上位互換として生み出された色違いのこと。

惑いの二重奏

 無事に隠れアジトに到着、そこに隠し通路を発見するところから始まって、魂の動きもあることから突撃するのは今しかない、というところ。おや、ヒガンに引っ付くスイセン?

 その姿イメージすると可愛いのだけど。流石に潰すほどの力は入れていないとはいえ、明らかに後頭部が胸にあたっているんじゃ……。
 スクショを忘れたんですが、スイセン曰く『ちょっと不安なので万が一に備えてヒガンに拘束してもらった』とのこと。もちろん予知のことを相談した上で、ですがね。

 そこ羨むところ!? でも万が一羽交い締めをしてもらえたら……それこそ「アアアアアアアア!!」なレベルでゴキゴキやられそうな予感。そんなに大声出したら見つかって大変なことになるのでお流しであります。

 言われて見ると確かに……八話辺りから顕著に出ている印象が出ているようにも思います。
 しかも特定レベル到達時にスキル屋にて魔ビリティー『気になる相手』が購入でき、効果には『マップ上に味方ユニットとしてウェイヤスがいる時、攻撃力と防御力+30%』というありがたいものとなっております。と、明らかに関係ありそうな感じになっています。三話では敵関係だったとはいえ抹殺対象にしていたのにね。

 五話の段階では始祖の七振りの繋がりからかな……なんて思いましたが、なにか深い関係がありそうな気がしてならないので、その辺りは先に行ってどうなるかでしょう。
 まあ、この話を聞いて案の定血を吐くフジですが。

 よし、潜入だーーーー!!! ……って、誰だお前!!!!

 というわけで戦闘です。全体的な配置としてはこんな感じになっており、まずは警戒すべきは前方に居る水棲族でしょうか。先程まで使っていたウェイヤスではなくシーフォーか魔法使いの火属性魔法攻撃かフジの特殊技『龍焔牙』で瞬殺できればいいのですが、水棲族自体能力は高く、更に上記のスクショ通り黄色のジオパネルには『水属性耐性-50%』と特殊技を受けるだけでも痛い(特にフジとシーフォー)ので要注意。
 ではそれらを乗り越えて、鋏殻族も対処できれば問題は気になるあの白いアレ。……と聞くと別のアレにしか聞こえませんね。一旦置いときましょう。

 スイセンに似た白いユニット! もしやこいつがデスゼット枠か!? と思ったけどなんか違うような……。ジオパネル効果の分である水属性-50%を除けば補正はなし、ステータス補正も全体的に平坦で控えめとよくも悪くも器用貧乏な構成。しかし、固有魔ビリティーの効果の通りターン経過すればするほど能力が上がるので早急な対処が必要ですが……1ターン+5%で最大100%なのでそこまで痛くはない……?

 なお、実際のプレイしたスクショですが、このように崖を投げてショートカットも悪くはないんですが、必ずと行ってもいいほどに一人取り残してしまう点は留意したほうが良いと思います。

 なるほど、量産機であればあの性能は納得でありますね。ピリリカ、流石にそれを兄弟と呼ぶにはめちゃくちゃ複雑すぎる。それにしても秘密裏にスイセンの同型を作っていたとは……尚更裏がやばいような気がします。

 襲いかかってきたシロフネは行動そのものが機械そのもの。自分の存在に疑問に思うスイセンに優しく返す。たしかに初めて出てきた三話はやっていることは示指されるままに動く機械ですが、五話で勝負を決したときから揺らぎ始めてそれ以来自分の意志のままに動いている。この時点で他とは違うのは明白でしょう。

 そういえば五話でスイセンの部下が『生きる魔改神器』と言っていましたね。もしや……。
 なお、この後フジとウェイヤスによるじゃれ合いのコントをしてましたが。

 そうそう。自分は自分である。このまま前向きに進んでいこう。

絶望の被検体

 アジトの中に入ってみると、ひと目で分かるほどの研究実験棟と言わんばかりの光景ですね……。所々に立っている筒も培養装置であり、おそらく悪魔をその中に入れて魂を抽出する形でしょうか。おそらく大穢戸魔界の住民も……

 そろそろ気づける頃合いですよー!

 「もう遅いと言ったじゃない」と告げながら現れる神器奉行カノンライン。住民たちがそっちに連れ去られたのではと感づいたウェイヤスが問いただすのですが

 なんだと……いや、ある程度察していたが

 今明かされる魔改神器の真実!!! いや、もう分かっていたけど!

 やはりそうだったか! シロフネと異なった点も、そして感情豊かな点も踏まえてもこれは納得行く。あれ、でもさ……
 この事実を知らずにパリピヤスの要求を飲んでフジを殺した場合、本当はイッキは居ませんでしたという残酷なオチを目の当たりにするのでは。
 何ならこの事実パリピヤスも知らないでしょこれ!?

 と呆然としている暇もなく戦闘へ

 戦闘では敵側の中央陣地に教授と銃魔神族とプリニー、各側面に屍族と死姫族が居る構図。なんか培養液にプリニーが居ますね?
 そこまで特記するところはありませんが、赤いジオパネルで長居するとかなり痛いことになることだけは頭に入れておきたいですね。

 なお、弩デカ魔ックスを極め過ぎると地獄絵図になって長引いてしまうのでご注意。

 敵は一掃できたのですがカノンラインの姿勢は揺るがず、ここで最強の生体兵器を引き出す!
 しかもクロフネとは……もしや貧民街の住民で語っていたのがあのクロフネ!?

 お前がデスゼット枠か!! てか顔そっくりなのどうにもならんかったか!

 まさかのスイセンがクロフネのプロトタイプだった件!
 そしてシロフネは本当にコストを軽減した形での量産型だったのですね。

 本当ならそのまま為す術がないまま培養装置を破壊されて「このやろおおおおおお!!」と限りなき怒りを込めるところですが、あの面々であのキャラクターたち

 助かるとか助からないとか以上に、守ることを選択する将軍の鑑!!!

 流石に悪魔で将軍といえど、あの攻撃を受けてしまえばもう助かるはずが無いでしょう。
 しかし──

 将軍を守ったのは──誰でもなく『将軍の弟であった』。
 しかもここで弟であるイッキの魂が強く現れた瞬間でもある。

懸命なる掃討

 攻撃をもろに受けて倒れるスイセンを抱き上げて必死に問いかけるウェイヤス。その風景を見てフジは……

 まさかそこで母親が亡くなる光景を思い返すことになろうとは……
 父ムガイから感情・人情を捨てろと忠告を受けるも、志を持とうとするのだが……といったところでしょうか。第七話ぐらいからだんだん時系列が明らかになってきますね。

 直撃を受けたとはいえかろうじて生きているが虫の息に慌てふためくピリリカにフジが動く!

 『魔改神器なら治せる』とは初めて聞きましたね。

 流石にここでヒガンが入ってきたか。そりゃそうである。

 とはいえ、カノンラインもただ見ているわけではなく妨害をしてくるので先に排除。デスヨネー。

 というわけで戦闘です。敵メンバーは1枚目のスクショで全員です!(何)
 さらに言えば……すみません、スイセンが戦闘に出ているかの確認し損ねました。
 ベースパネルより6マス以内の赤いジオパネルは5分の1のHPSPダメージを受けてしまうので7マス以上移動できるキャラでさっさと前に出ましょう……といった感じで高い移動力とその先で待機した後に相手からの猛攻に耐えれる耐久力を求められるステージといっていいでしょう。耐えればこっちのものです。

 な、なんだって……!?
 まさかムガイが魔改神器の設計者の一人だったとは……。たしかに近いところからその製作工程やノウハウを知っていることも納得ではありますね。

 なお、これも人情センサーに引っかかるせいかめちゃくちゃ血を吐いとる。そりゃあんな消耗の仕方していたらそんなことを言っている暇あるか! なんて思ってしまうかもしれませんが

 おっと、ここでヒガンから直々に秘密を明かしてきましたね。五話で『面倒な体だな……』とかクリムゾンダークからは魂呪術云々とか語っていた(後イベントタイトルも呪い絡みだし)のでそうかもと思いましたが明かされるまで長かったですね。
 要するに今この状況で話すなら、スイセンが助けている間にもフジの体内が弄られるように蝕んでいる状態であります。いや、大丈夫? 肺出血とかしてない?

 なお、悪どく振る舞いをさせておけば呪いセンサーも軽減される模様。まあ要するにだね……
 ダークヒーローにすれば問題ないと思うよ!
 ????「ダークヒーローだと!?」

 仲間たちの防衛により襲ってくる敵を薙ぎ払い、回復までの時間稼ぎを果たすのでした。まあ、こういうところは戦闘を挟みたいところだけどもう済んじゃっているからね。そのときはざっくりがいいのさ。

対決・クロフネ

 無事治療が完了し、スイセンも意識回復。良かった!!

 おいウェイヤス! お前の弟が意識戻ったんだぞ! 心から喜んで名前呼んでやれよ!
 ……フジ、無茶しやがって。

 ここでやっとウェイヤスとスイセンでの兄弟の会話が……うぅぅ……良かったな。本当良かった。

 この1つの出来事でやっとはっきりとした物を自覚したような眼差しと言葉遣いのようにも思えますね。これはなにかいい流れを感じる。

 しかし、シロフネとクロフネは待ってくれない。そりゃ……スイセンと同等かそれに近い程のスペックであるシロフネが大量に仕掛けてきて、スイセンよりも越えたスペックを誇るクロフネが猛攻で押し寄せてくるのでそりゃジリ貧にもなってしまう。

 そこに現れたのが怪我から回復したばかりのスイセンが前に立った!?

 覚醒きたー!!! おそらくイッキの魂が中にあるスイセンの複数の魂が呼応し、そして神斧も満場一致の協力! これぞ正しく一気呵成で大成なり!

 わかる。

 というわけで強化入りました! 強化内容としては……
 神討モードは『命中率+100%、回避率+100%』と破格なものとなっており発動中の命中回避の心配が無くなるのがでかいですね。あ、火力面は……まあジョブを変えるなりして追々と。
 追加された固有魔ビリティーは『予知奉行弐』、効果は『隣接する味方ユニットが攻撃時、必ずクリティカルになる』とこれまた美味しい効果となっております。通常では倒しきれない敵でもクリティカルによる後押しが可能なのが大きいですね。そのうえでクリティカル補正強化を詰めれば……と夢のあるサポーカーに化けれそうです。そのためにも……スイセンくんにはもっと移動力を上げなきゃですが。

 というわけで第九話の最終ステージ。ベースパネルから少しの間の範囲には銃魔神族とシロフネが居て、後方にもシロフネと重騎士女でクロフネという配置。ある意味総力戦の意味も強いので自信のあるメンバーで勝ちにいきたいところですね。

 ボスキャラであるクロフネも他のシロフネよりも二倍性能となっているのでターン経過による強化は避けたいところ。後本当、ギリギリまで削れたところでの弩デカ魔ックスはめんどくさい。

 なお、吐血してぶっ倒れたフジはちゃんと使えます。(使えなかったら詰むやつ!)
 後はスイセンの方を見ていただきたいのですが、クラスが『将軍の弟』になっていたり、出陣した際にセリフが『イッキ・エドガワ、行きます』や『兄上と共に』になっているのが実にエモさが高まってきます! こういう変化もまた醍醐味。

 さて、シロフネとクロフネも撃退し、スイセンから改めましてな雰囲気。BGMもいつの間にかずいぶん和やかな雰囲気。

 というのも、倒した後にカノンラインの姿が居なくなっていたからでした。一瞬を見て神弓を取れればよかったが致し方ない。

 あれ、ピリリカの姿もない。消えたカノンラインの後を追ったか?
 そんなこんなで二人を探すのでずが見つからず、そしてシーフォーもなにやら様子がおかしいような。

 なにやら重大な記憶を取り戻しつつあるようです。

 一方その頃、アジトの外ではここを後にするカノンラインをピリリカが追いついたようです。素早い脚で追いついたというよりかは、逃げ出す動きに先に気づいて追っていたと言ったほうがいいのかな。


 区切るのはどうかと思ったのでここまでざっくりとピリリカとカノンラインのやり取り。スクショの範囲内だと分かりづらいのですが、ボイス付きで聞くとピリリカの声の色とかも他のキャラクターとは異なった感じあります。
 これもまたネタバレを知っているからなので言える範囲で言うなら……「どうしてそんなことを言うのかな……」というつぶやきの重みが出ているようにも思えます。それこそ、ピリリカとカノンライン、まったくの赤の他人のようにも思えない辺りが。

 では、次回予告で気になったことを

そうだ、今回はキミが主役だ!
少年が魔法少女……? 確かに色合いは契約マスコットっぽいし性別不問って。それを了承するスイセンもアレだが
おや、それはそれでかわいい
嫌だなそんな悪党!
あ、これは悪党全滅ですわ
改めて見るとすごいパワーワードである
なんかもう色々と混ぜてない!?
なんでみんな引いているんだよ!!

 さて、魔界シップに戻って早速スイセンの中を調べたシーフォー。構造から見ても魔改神器とそう大差が無いことが分かってスッキリしたようで。

 魂の数に比例、魂の数が多ければ多いほど力が強くなる構図かあ。てっきり数もそうだけど質で増加するものかと思っていたので少々以外。

 ああ、やはりそのリスクは常につきまといますよね~。
 それこそ、イメージ的な話として……意志という意志がバラバラな魂が集まれば力こそ引き出せるかもしれませんが使い手の意志と噛み合わずに自滅するとか……。
 そう考えてもスイセンとその魂のシステムのかみ合わせの凄さが際立ってきます。

 今明かされる『始祖の七振り』の開発秘話。
 こう話の流れを見ていると、あの大戦末期のアレを想起しますがまあ一旦置いておきましょう。ここで『悪しき敵の打倒』の強い意志、そして選別を行ったということは若々しさがあって力のある魂だけにしたのかもしれません。
 いや、どう考えても当時の日ノ本しかできない狂気!

 だから無理やり形とシステムを組み込むしかできなかった。というのがシロフネのオチでしょうね。まあそのせいで器用貧乏性能になってしまいましたが。

 言われてみるとたしかに……。そして疑問に思っていた先のヒガンの案である。たしかに通ずる道で待ち伏せて捕まえるのは一番効率いいじゃないか! 不安定になりやすい点を除けば! すっごくあくどいぞ!
 無論、そんなことをしたら天界はおこです。天使とかが降ってきて大戦争ですよ。

 通り道……本当にあったんだ。本当に幕腐がそこで魂を集めているのであれば止めなければいけないのですが……

 もう、皆さん。おわかりですね……?

【おまけコーナー】

■渦潮の中心で愛を叫ぶ

 え、嘘だろ!?
 ……本当に冗談でした。


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