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【魔界戦記ディスガイア7】甦れ! 将軍魂!【プレイ感想その8】

 ……ごめん。今回と次回あたり割と文字数も合わせて密度も高い。

前回の記事

※体験版に収録されていない第三話以降はネタバレ要素満載のため一旦間を空きます。









※戦力的にまだいけそうなのでこのまま進めていきます。

【第八話 空っぽな大穢戸魔界】

不審なる警告

 前回は怨泉魔界で湯に浸かれると思ったところをアオの衝撃によりすべて台無しになってしまいました。その代わりというか、お父さん(フジ)ならほっとけないでしょ? と言わんばかりに告げたのは『大穢戸魔界が今大変なことになっている』とのこと。大きな不安を覚えながら急遽現地へ向かうと……誰一人姿が見当たらない大穢戸魔界の姿が!

 メンバー総出で隅々まで捜索するも全くすがたがない。もしかしたら建物の中に居るかもしれないから破壊していいかと伺うヒガンに対して「破壊おやめください!」と諫めるピリリカ。それぐらい外には全く誰もいない。おそらく大穢戸魔界についてご存知のウェイヤスならなにか情報あるはずと聞いてみるのですが……

 ここで討伐奉行・パリピヤスからの話で出てきた街外れの集落の話を持ち込みます……でもなんだかぎこちない。

 流石にフジに怪しまれて『これはまずいか……』と思っていたところをピリリカが彼のことを信じて行ってみようと提案。このあたり時に悪いところに来ちゃう時がよくありますが、ここはファインプレーとみるべきかは……また後の話で。

 しかし、行こうとしたところに幕腐の警備が……しかも気配を消してここまで来ていることに驚いている様子でありますが、それもそのはず……

 ここで改めて紹介、神器奉行・カノンライン。神弓を所有し魔改神器の製造と開発を統括する研究家。……ぽいのですが、なーんか違和感というか、妙な雰囲気を感じるんですよね。そんな彼女の技術力とその元にいる兵の強さが気配消しにつながったわけです。
 さて、ピリリカの呼び止めにも虚しく警告だけ告げて姿を消したカノンライン。その内容からは今更そっちに行っても無駄といったものでしょうが

 眼の前の敵の排除はもちろん、従うよりもとことん突き進むことを決心。

 というわけで戦闘なのですが……まあ深く考えることはありませんね。ミッション達成を考える場合少し考えないといけませんが、上に居るデュラハンは勝手に降りてくるので倒すだけなら容易。

 それにしても、『非常食』という名前は何度見ても笑う。

 さて、街から移動して集落にたどり着いた一行。見る限り寂れた貧民街ではありますが、魂の感知はもちろん、目視からでも人の姿が多くいることは確認できたようで。ピリリカは嬉しさを噛み締め、フジは『本当だったのか……』と少々驚き、ウェイヤスは安堵を浮かべるなど反応は様々。

 実際その人達に話を聞いたところ、突然現れた黒い怪物によって大穢戸魔界の住民たちみんな捕まえてしまったのこと。幕腐の者はその黒い怪物のことを『クロフネ』と呼んでいたとか。

 シーフォーやピリリカなどの伝聞の内容では要塞のことを指していたために少し動揺を見せている。
 というのも、元ネタにおける『黒船』はざっくり言えば『大型西洋式船洋船』のことを指し、その姿からそう呼ばれていたそうですが、軍艦もそのように指していたみたい。そして歴史的に言えばペリーの艦隊である四隻の船が日本に来航したことで歴史が大きく動かしています。
 詳しくは↓

 なお、山の中で修行に明け暮れていた結果、いつの間にか世界の情勢が一変していたことに気づけなかったお師匠のヒガンさん。それこそ、日ノ本を揺るがす大事件であってもなので相当外界より情報の入りづらい場所だったのでしょう。

 話では剣豪ムガイでも最終的に打ち倒されたとされる最終兵器。それを出すということは幕腐も本気なのでしょう……でも住民もさらう理由はいまだにわからないままだがそれもその時に聞き出そうということでやる気上がっていく一同。闘争心はどんどん上げるのがよいぞ!

 でも話はどうも食い違っているような……と小さくつぶやく住民。というのも襲いかかってきたのは『黒い怪物』であり『要塞』ではないのだから。

強襲せし幕腐軍

 前進してみるといつの間にか幕腐の連中に囲まれていたようで

 前には討伐奉行・パリピヤスが! いや……流石にカノンラインは一杯食わされたけど、感知能力はすば抜けている方ですよ。まあでも囲まれてしまったのでその気になれば集中砲火なわけですが……流石にあまり心配してないというか。

 小泉進次郎? ということは今目の前にいるパリピヤスはセクシーなのかな?

 なら最初から説明せんかーい! ってツッコミを入るところに……号令? しかし取り囲んだ兵士に向けてではなく

 実はウェイヤスに向けてでした。今取り囲んでいる状態、その上ある程度フジ達も気を許している今であれば奇襲も可能ということでしょうか。なお、このイベントの名前は『急襲!つまりいきなり襲いかかるってこと』です。

 脳裏に蘇るイッキとの最後の最後のやり取り。

 そう、一番血の繋がりを持っている弟を助けれるなら裏切ったって……
 しかし

 なかなか杖を持つ手が動かない。これにはパリピヤスも表情を曇らせて急かしてますね。
 弟を助けたい、でもせっかく心を許した仲間には裏切たくない。そんな葛藤の果てのためらいであり、泣き出しでありますね。

 でもご安心を。ウェイヤス以上に自信のあるメンバーが揃っているのでどんな困難でも大丈夫なのだ! 気遣いに感知したのか吐血をしているのもセットであります。

 目の前の欲望に耐えて感服した! そうだ、最初から仲間を捨てる理由など無い。吐き捨てるパリピヤスの軍勢を蹴散らすのだ!

 というわけで戦闘。あまり深く話すところはないですね。何なら上に居る連中はちょっと厄介なので早急に対処して、爆弾たるを持って爆撃するのも面白いですね。ちなみに宝箱もあるので忘れずに。

 舐めては困る。伊達に始祖の七振りを5つ所有している勢力なのだ。この調子で精鋭部隊を一掃できれば……

 何、後ろから殴ってきただと!?

 おっと、どうやらここを選んだのはウェイヤスの恨みに思っている連中が集まっているからなんですね。第一話の第2ステージの戦闘前の話で貧民街には仕事を失った元街の住民や武士達が住んでいます。もちろんかつての大穢戸の将軍に強い恩恵を受けている武士も居たはずなので、まさにそうといえます。

怒れる民たち

 怒りに燃える民に対しピリリカとシーフォーがフォローをするものの

 まあそりゃそうであります。多少武将らしさが戻っても流石に今を見たらフォローしようにもしきれない部分があります。

 中途半端という言葉の内容に少し気になってきますね。まだ全然真実はわかっていないのですから。

 流石にここまで行くと敵となってしまった民の説得での解消は厳しいのは明白。ここはウェイヤスが持っている神杖で静止ができれば……!

 なんでだあああああああああああああ!!!!
 とおそらくですが……どうやらウェイヤスの心に揺らぎが生まれてしまい、それが神杖にとってはあまりにもよろしくないみたいでした。

 とりあえず後ろに下がってろおおおおおおおおおおおお!!
 それにしても、小物感半端ない気がするのですが。

 というわけで戦闘。三方向に分かれていてどちらのルートから倒しても問題ないかと思います。
 なお、黄色が『攻撃力+50%』、赤が『敵強化+50%』、緑が『魔法射程+1』となっており、しかも真ん中がデュラハンでそのまま野放しするとよろしくない設計となっております。ここで安定できるようになれば良いレベリングポイントになるかもしれない。

 なお、気になってステータスを見てみたのですが……当然神器は使えません。
 (え、もとから使えないレベルって? そりゃそうか)

 せっかく転売魔界で立て直しができたのに、大穢戸魔界では住民が消え、貧民街ではみんな揃って恨まれ、そして神杖にも見放される。ああ、因果応報なんだな……なんて考えながら泣きわめくウェイヤスに対し

 背中蹴り上げ!

 そういえば第二話の第4ステージで「昔はもっとマシなヤツだった」とつぶやいてましたね。

 さらにそういえばのお話

※プチ魔界の住民の話により

 日ノ本の歴史書ではかっこいい姿のウェイヤスが写って紹介されていたようなので、『歴史書に載る程=偉大な人物』というのがすぐに思いつくはず。最初から国政に協力せずおちゃらけていたら載るはずがありませんからね。

 確かにそこは気になるポイントかもしれませんが、ヒガンが常套手段の一つとして上げてくれましたね。

 すなわち、ここは私の推測なお話ですが……先代のガチヤス以上の大器と言われ、その能力と才能の高さ、相応の成果を上げたことで住民から『大いに将来期待していた』に違いないと思います。しかし、オープナーの来航から始まりあることをきっかけに一変。国政投げ出して遊びに明け暮れてる彼の姿に『失望』し、幕腐による新たな政策により職を失った者からしたら期待や希望を反した失望と絶望の差が大きい分の怒りや恨みが積りに積もったんだと思います。

 ただ、そのきっかけが未だにわからないのが疑問に思うところでありますが……

 さて、少しずつ真実が出てきている中でも「それは無い」「これはもとからの自分に対する因果応報だ」と言わんばかりに目を背け続けるウェイヤスに対し
 否、ここで目を背けて何になる!

不断の怨恨

 フジの力強い説得により、やっと口を開いてくれました。

 ※もちろん、元ネタでも外交に興味を持つ徳川家の人間はいます。

 明らかに胡散臭いな? いい顔しよって。

信じちゃったかあ。

 なるほど。条件を飲んだことで大穢戸の主政は崩れたことでガチヤスは処刑され、ウェイヤスが昇格して将軍になるものの国政に加わることができず、もし抗おうとするなら弟であるイッキの命が無いと脅され、自由に動くこともできず結局現実から目を背けて投げ出したって感じでしょうか。

 回想のファーストコンタクトの時点でかなり怪しかったですよあやつ!!!!!

 ね、ちょっと考えにくいところまで『きっと何か事情があるかもしれない』なんて口にするでしょ?
 しかしながら、生まれた時から自分本位で極悪非道に染まりきった外道はもちろん存在するわけで……

 そして最終的に自分の身に置いている状況を判断できず幕腐の言いなりになってしまった連中も存在する。そうなってしまえば対話での解決なんて不可能に近い。
 なので……ここで悪どく武力で制するしかない。

 というわけで……まあ深く語るところはありませんね。でもサイキッカーが少々厄介でしょうか。

 さて、ここで覚悟を決めなければなりませんが……?

 もうほぼ失った後なのでは……弟のイッキでさえも失いたくないと悪あがきするつもりなのだろうか。

 さて、このあたりは次以降のあまりすぎるネタバレで言いたくはないのですが、もしここでウェイヤスが失いたくない一心で逃げ続けていたらどうなるか……

 流石に驚きの顔。そりゃそうであります。じっとしていればすべて無事に終わるとは限らない。 

 はぐれ武士フジのありがたい説得ロール。いやぁ、かっこいいよね。

 マジで今がそうじゃないか!!!!! バカ将軍!!!

 あのアレルギーという名の呪いなりにもっとそれなりな言い方があったかもしれませんが、やはりというかそれでも感知してジリジリと削られていくあたり本質から避けられない感じがします。

 そしてそれぞれの激励なんですが……なんとも結構過激というか、こういう沈んでいるときこそ一発噛ませば吹き飛ばせそう。

 そんなこんなで完全に消えかかっていたと思われていた将軍魂が再び燃え上がろうとしていました。ここで切り抜けなければ未来は無いぞ!

対決・討伐奉行

 再び相対する二人。先程とは違ってちゃんとした物腰のよう。とはいえ現在も神杖は使えないのだが武力で一掃するのでしょうか。

 まず口を開いたのはオープナーに屈してしまった後の話。自分が幕腐の言いなりになってそれに従うことで守ると決めていた民や家族のためになると思いこんでいましたが、現実は違っていました。

 その現実をちゃんとした形で向き合い、これでは駄目と渦巻く闇を振りほどくことで立ち会って行動したことは……民に向けての深い謝罪でありました。これには謝らんだろ……なんて思っていた民も戸惑いを見せるわけです。
 まあこれも自分のことをちゃんと信じてくれている仲間が居てのことであり、おそらくウェイヤス一人では変えることはまずなかったのでしょう。

 おっとこれは、覚醒だあああああああああああ!!!

 心の中に揺らぎが生まれたことにより使えなくなっていた神杖。自身の過去と現実を向き合い、本来自分が進むべき選択肢に立ち会った時に再びその心に応えてくれる光景にはしびれるものがありますね~!

 しかしそれがパリピヤスにとってはすべての失墜になることをこの時を知らずに──

 近年のディスガイア作品恒例強化アナウンス!!!!

 というわけで第八話最終ステージの戦闘。勝利条件は『討伐奉行『パリピヤス』を撃破する』。
 配置的に考えればある意味強化ウェイヤスのサービスステージになるかと思います。

 左側か右側のグループをウェイヤスの神討モードを使って3ターンの間こちらの手の中に入ってもらいパリピヤスをフルボッコしたり別のグループと同士討ちを狙ってもいいとやれることは多いですね。

 しかし、パリピヤスの魔ビリティーを見てみると敵のユニットが死ぬたびに全体能力が上がってしまうので要注意ですね。そのうえで先手必勝があるので初手の1ターン目は特に怖く、しかも物理攻撃の強い侍なので物理耐性の低いキャラ(特にウェイヤス)は注意必要ですね。

 勝負は決したわけですが、流石に十三奉行の意義なのか人質の在り処は伝えても場所までは伝えない徹底ぶり。これにはもっと無惨にといきたいけど、それをしたら尚更吐きはしないでしょう。

 まあそもそもお前も守る民衆の一人なのでやらないけどね、に対してそんな甘ちゃんに答える筋合いはないというやり取り。

 なので神杖で無理やり吐かせますね。
 それにしても先程と異なってなんて爽やかな声で返してんだ。

 死国魔界かぁ……どう考えても元ネタが『四国地方』ですね!!!!!

 さて、休む暇もなく次の魔界へ出発する前にウェイヤスは一つやりたいことがあるそうです。

 神杖の判定として『将軍による裏切った家臣の刑罰なので問題ない』としていそう。

 まあ今までの鬱憤を晴らしたと思えば十分かと思えますが、確かにやり方がどうも子供っぽさが残るのが玉に瑕。

 こうして無事に神杖を使いこなせていることにほっと一息の束の間、スイセンの身にある異変が……?

 そしてある予知が──なんだってえええええええええええ!?

 では、次回予告の気になるところを

突然始まる大江戸ハンサム! てか顎ながい!!
てか顎長いって!! でも先程もそうだけど目が♡になっとるやん
先生にまで食っちまうとは恐れ入ったぜ
将軍のハンサムだった! そしてセカチューからのエヴァーじゃないか!
刃牙だし逆に食われとるやないかーい!!

 さて、ウェイヤスが意気揚々にしている中、こちらでは物々しい雰囲気に包まれてますね。

 な、なんだってー!?

 確かに、この内容を聞いたらウェイヤス自ら探り出そうとするからそれを回避したかったのですね。この事実を伝えた結果もおそらく計算で織り込み済みだろう(なお、その結果の死亡確率が100%な点も)。

 表情から仲間に加わった当初よりだいぶ感情があらわになっている気がしますね。このあたり、スイセン自身(特に中にある魂)となにか深い関わりありそうです。

 とりあえずはその先にあるものを気になっているようで協力してくれるということで安心感を持ち……

 からのこれである。ある意味統一感があっていい……?


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