畢生 〜喜劇〜

歩けど 歩けど 先は見えずに
足元の石ころに気付かされる
止まらない 心臓 当たり前じゃない
朝陽に敬礼 今日も生きてくのです

半分はトランス状態
左脳で躊躇して 右脳で描いてくの
目的地などない
広がるリアルに抗い続けるテリトリー

昨夜 誰と 寝たかなんて どうでもよかった
風船が割れて 飛び起きたら パーティーなんてなかった

この上ない悲劇が待ち受けているとして
まとなもな感覚はおさらば
トラウマを喜劇に変えて見せろその手で
真面目からの脱却は超難関だ

極上のロマンスちょうだい
副作用なんか 気づかずに生きていくから
あの日の別れに乾杯
未だに足枷 取れずに飛べずにいる鳥

思い出をバックに 演じている ただのエキストラ
モブで何が悪い?今を 彩るエトセトラ

降り止まない 雨が 足元を濡らしてく
傘もささずに戯れ
強がって生きても 心が擦り減るだけ 
笑って挑むよ後半戦だ

遠回りも エキシビジョン この畢生を謳歌しよ
切なくとも 苦しくとも このミステリーを堪能しよう

鳴り止まない耳鳴りが心を蝕んでいく
不確かな情報にさよなら
はじめから 期待など してはいないこの世で
口角をあげて らららら

この上ない悲劇が待ち受けているとして
まとなもな感覚はおさらば
トラウマを喜劇に変えて見せろその手で
重く捉えないで 超簡単だ

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