ゲーム雑感「The Sinking City」

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ユーザレビュでは「ゲームとしてはクソ」「$20なら買い」とか散々な言われようだったので覚悟していたものの、言われるほど酷くはない、というかむしろ堅実な出来というのが正直な感想

ただ確かに、これを$80で買うか?と聞かれると、ちょっと…とは思う

振り返ってみると、難易度は低めで理不尽な謎や罠もほぼ無く、その気があれば一周でエンディングは全部見られるし、実績も全部取れる親切設計なのも良い

特筆すべきはやはりストーリーで、クトゥルー物が好きならプレイして損はない、というか是非やっとけ、オチも含めてニッコリできること請け合い

逆に酷いところはローカライズで、序盤こそ #TheOuterWorld とどっちが酷いかな?(ワクワク)という程度だったのが段々惨くなっていき、なんかこれ翻訳者の正気度が逝ってね?(真顔)ってとこに落ち着く感じ

一番理解できないのが、実際にキャラが喋ってる台詞と字幕の内容に過不足があることで、字幕で情報が減るのは映画の字幕的な手法かもしれないが、字幕で情報が変わる(台詞はsheなのに字幕は相手の名前になってる)のはホントに訳が分からない

また、「新来者」や「穏坊」のような、一般には馴染みの薄い単語が使われてるのも疑問で、普通の辞書にはまず載ってない単語と思うが、一体どんな辞書を使っているのか? 翻訳者の知識が著しく偏っているのか? 謎は尽きない

ひょっとすると英語→日本語ではなく、何か別の言語(中国語辺り)を挟んでるんじゃないだろうか

スタッフロールを見ると、ローカライズ担当に日本人らしき名前が一つあるんだが、この人は一体どういう立ち位置だったのだろうか
うーむ

その他の小ネタ

訳が酷い例

ネタバレ抜きで気に入ってる画像
ちなみに四枚目のは同社の過去ゲーム(ホームズ物)で、ワトソンが視線から外れると居場所をワープしてくるのが実に不気味に見える、というネタ
参考動画

アヘンチンキが普通に出てくるゲーム
https://twitter.com/raidenGR1/status/1212349013996924928/photo/1

最後に一つ
今の時代だからこそ、この姿勢は高く評価されるべき
https://twitter.com/raidenGR1/status/1212348111672135680/photo/1

追記:プレイ開始当初、良く分からなかったこと

・銃を含む道具の使い方

左バンパーを押すとアイテム選択のホイールが開く
左バンパーを押したまま使いたいアイテムを選択した後、左バンパーを放す(と、キャラがアイテムを装備した状態になる)
左トリガーを引きっぱなしにする(と、キャラがアイテムを使う準備態勢に入る)
左トリガーを引いたまま右トリガーを引くと、装備したアイテムを使う(銃なら撃つ)
※ アイテムは一度に一つしか装備できない
※ 傷薬など使用に時間がかかるものは、効力が発動するまでトリガーを引きっぱなしにする必要がある
※ 左トリガーを引いてないと銃が撃てない点に注意(慣れないうちはこれで何度か窮地に追い込まれました)

・アイテムが拾える箱は、後でまた拾える

安全な場所にあるアイテム箱は貴重なので、マップにマークしておくと良いかと
因みにデラックス版オマケの無限傷薬&精神安定剤は、ホテル自室の棚にあります薬を配置することで実現してます

・アイテムホイールの右下にある長方形はレンガ

投げて使えて、壊せるオブジェクトに当てて壊せる
敵に対する攻撃力があるか?陽動に使えるか?は不明
クラフトできず拾うしか補充方法がなく、存在感の薄さではピカイチ

・近接攻撃(スコップ)は、銃が使えない時も使える模様

いつでも使えるのかも?試してないですが、路上で通行人をシバきまくるのも可能かも
※ 頭の片隅に置いておくと良いかと

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