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100分de名著シリーズにハマりそうな8月の読書記録

毎月の読んでよかった本のメモです。

8月に読んだ本は13冊でした。
帰省したり外出が多かったりで、本を読むより体を動かしてることが多くてちょっと少なめ。
(以下、本のリンクはAmazonアソシエイトのURLです)

先月の読書記録はこちら。


100分de名著 アンネの日記 言葉はどのようにして人を救うのか

小川洋子さんが書かれていたこともあり気になって読んだ。

アンネの日記を読んだのは小学生の頃でおぼろげな記憶を思い出す。

内容だけでなくアンネの日記という本のコンテクストを改めて知ることができて、そして私もアンネや小川さんと同じように小さい頃から日記を書いていたから小川さんの解説がとてもおもしろかった。

日記は本来、自分以外の読者を必要としません。しかしアンネは自分自身の感情をノートにただぶつけるのではなく、苦しい事柄でも楽しい出来事でも、そこからあえて距離をとって言葉を紡ぎ出し、読者たるキティーに手渡すという構図をとりました。客観的な視点を確立したことで、この日記は文学にまで昇華したのです。

100分de名著 アンネの日記 より



100分de名著 ミヒャエル・エンデ『モモ』 豊かな時間とは何か

100分de名著のアンネの日記がおもしろかったのでモモも読むことにした。

モモは小学生のときに初めて読み、それから大学時代、社会人になってからと何度か読んでいる好きな物語だ。

これもまた河合さんのちょっとメタ的な視点での解説がおもしろく、またモモを読みたくなった。

物語の「おもしろさ」といってもさまざまです。どんどん先が読みたくなるエンタテインメント的なおもしろさもあれば、意味を知ることによってわかるおもしろさもある。例えば、地域や宗教に根差した伝統的な儀式などは、部外者がただ見ていてもあまりおもしろくありませんが、「あの踊りにはこういう意味がある」といったことを教えられると、途端に興味深く思えることがありますね。その点は物語も同じで、「意味を知ることによる物語のおもしろさ」についても、本講の中で示すことができたらと思っています。

100分de名著 ミヒャエル・エンデ『モモ』 より



春、戻る

まだ読んでない瀬尾まいこさんの小説を全部読もうシリーズ。

物語の展開にどういうこと?と気になって一気読みしたのだけど、瀬尾さんの小説にはさまざまな事情のある登場人物がでてきて、人と人の関係性とそこに生まれるものについて、なんか捨てたもんじゃないなって思わせられる。


戸村飯店 青春100連発 

こちらも瀬尾まいこさんの小説。

瀬尾さんの小説は静かな雰囲気のものも多いけど、軽快なリズムででも暖かい気持ちになれて、兄弟っておもしろいなと思える物語だった。元気をもらった一冊。



そのほか、引き続き森博嗣の小説を順番に再読していて8月は短編系を読んでいた。
シリーズのキャラクターがでてきて楽しめるけど、(森博嗣に限らず)やっぱり長編が好き。9月はいよいよ四季シリーズかな。

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