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子育てと仕事と私の優先順位

子育てと仕事の両立、という言葉はとても身近だ。


最初の妊娠がわかったとき、そのキーワードのインタビューなり記事なり本をたくさん読んで、どうしたら両立できるんだろうと悩んだ。

いま思うと当時の問いは、子育てしながら今まで通り働くにはどうしたらよいか?だった。


長男が生まれ、復帰をして実際に両立状態がはじまったときも、いろんな人に話を聞いたり相談したり、これまたいろんな本や記事を読み漁った。

この頃の問いは「働きながらの子育て大変すぎるんだけどみんなどうしてるの?」だった。

復帰して何ヶ月かで、これまでと同じように働くのではなく、時間的な制約がある中で自分なりに新しい働き方をつくることが大切なんだなと気がついたし、初めての子育てに四苦八苦していたのだ。


子育てと仕事に関して、世の中にはとてもたくさんの情報がある。

その情報に不必要に傷ついたり、焦ったり、不安になったりしながらなんとかやってきて、気付けばそういう情報をあまり追わなくなっていた。


ひとつにはいろんな失敗や後悔をしながら、自分なりの仕事と子育ての落とし所みたいなものが見えてきたからなのかなと思う。

子育てしていないほかのみんなと同じように働かなくては、という今思えばかなり謎な焦りがずいぶん減った。

子育てによって世界もキャリアも広がるという経験ができたことで、短期的なキャリアの不利さみたいなものへの不安も減った。(とはいえ社会的に構造的な問題は残っているのでそこに対しては考えていきたいし変えていきたいと思っている)


それで改めて思うのは、子育てと仕事の両立ってよく言われてるけど、そのふたつが両立できても幸せとは限らないよねということ。

子育てしながら、仕事をしながら、同時にわたしが悩んだのは「わたし」の時間がなくなってしまうことだった。


好きなときに本が読めるとか、続きが気になったら朝までぶっ通して読む選択肢とか、気が向いたらランニングしたり、プールに行って泳いだり、休日にゆっくりカフェで振り返りや考え事をする。

そんな、わたしがわたしであるための、これまでの人生で当たり前になっていた習慣が、今までと同じようには続けられなくなった。

それがなによりもしんどかった。


保育園からのお迎えコールや臨時休園、子どもからの一緒に遊ぼうや保育園や学校に行きたくないという話。

その場で判断が求められるシーンも多くて、仕事とるか家庭とるかみたいになりがちだし、子育てと仕事の両立という言葉に、子育てと仕事の優先順位やバランスをつい考えてしまう。


だけど、母になって7年たち思うのは、「わたし」が1番大事だなということ。

子育てと仕事をどう選ぶのかもふくめて、わたしの人生であるし、わたしが元気でなければ子育てと仕事の両立なんてはじまらない。

だからわたしは、定期的に自分のための有給dayをつくって自分がやりたいことをする時間を確保しているし、週末は夫と交代でひとり時間もつくる。

自分が元気で満たされていたら、子どもともよゆうをもって楽しく過ごせるし、仕事も前向きにがんばれる。


わたしが、いろんな固定観念やたくさんの情報におぼれながら、子育てと仕事の両立不安から抜け出せたのは、きっと優先順位の最初にわたしを置くと決めたからなのだと思う。

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