小2長男と手をつないで走った日。

2度目の育休もあと2週間。

育休中、いろんな想定外があったけどそのうちのひとつは小2長男がなかなか学校に行けなくなったことだ。

夫の育休が終わってから、日中ひとりで赤ちゃんだけでなく小学生男子の相手もすることになるとは思っていなかった。

赤ちゃんはたびたび泣いて授乳やオムツ替え、小学生は一緒に遊んでほしかったり、話を聞いてほしくてわたしを呼ぶ。

完全にモテ期だった。

しかしながらわたしの体はひとつしかなく、産後で体力は落ち、心のキャパもそんなにない。

結果的にどちらかに「ちょっと待ってね」と言っては片方の対応をし、それが終わるとまた「ちょっと待ってね」と言って待たせていたもう片方の対応をするような感じになって、ふたりともそれぞれに我慢させてしまうような場面も多かった。

そんなわけで、3月の終わりから4月のはじめにかけては、保育園入園にした次男とふたりで近くの公園にお散歩に行ったり、ふたりで過ごす時間を意識してつくっていた。

ようやくなれ保育の時間がのびてきたので、今度はお待たせしていた小2長男とふたりで過ごす時間割を増やしている。

ふたりでお出かけしよう。どこに行こう？

長男と行き先を決める。

最近は学校だけでなく、外に行きたくないと言うことが多い長男だけど、この日は朝から自分でささっと着替え、時間になったらすぐに出発。

目的地の駅についてからは、「ママ道案内して！ぼくが連れてってあげるから！走るよ！」

なぜか手をつないでというかひっぱられて、走って向かう。

おかげで予定よりはやく到着したけれど、わたしは汗だくで、久しぶりに息が苦しくなるくらい走った。（次の日は筋肉痛になった）

着いてからもずっとおしゃべりしながら手をつないで歩く。

帰り道も「ママ走るよ！」「まって、ちょっとまって！休憩！」ふたりで大笑いしながら同じように駅まで走る。

ずっと楽しい一日だったけど、わたしが一番印象的だったのは、わたしの前を、わたしの手をひっぱって走る、息子の後ろ姿だった。

ついこの前まで、手をつないで一緒に保育園行ってたのに。

どんどんわたしをひっぱって前に進む、力強くて頼もしい息子の後ろ姿は、なんだかとてもかっこよかったのだ。

やっぱりふたりって特別だなと思った一日だった。

また、ふたりでお出かけしよう。