ポケモンソード/シールドEnjoyのすゝめ その6 【高個体値厳選編】

ブリーダー各位

アーサーです。

ついについにこの時が来ちゃいました。
はじめましょう。厳選を。

先の記事で三値について説明しました。
種族値、個体値、努力値及びその振り方について大まかに説明しました。
最後は理想個体の準備の仕方です。
これでオンラインの波に飛びこめる最低限の知識は伝授することになります。
一緒に頑張っていきましょう。
なお、今後種族値や特性等を調べる際、「ポケモン徹底攻略」、通称「ポケ徹(てつ)」というサイトを使ってください。
最大の老舗サイトであり、これ以外の新参サイトは誤情報が多かったり、情報が足りなかったりするので、GamewithとかGame8とかアルテマみたいなサイトは使わないようにしましょう。
また、先日ポケ徹側が上記のようなサイトに記事をパクられていることを告発し、アルテマが謝罪を出すなど今攻略記事サイト戦争がホットです。
応援する意味でも実家のような安心感があるポケ徹を皆さん使ってください。

さて、今作品ですが、理想個体準備の方針がおおまかに3種類あります。
ここで「理想個体」とは、物理型ならCを除いた5V、特殊型ならAを除いた5V、必要な性格、特性、遺伝技を持っていることを指すこととします。

・なろう転生!

まずは全身整形方式です。(名前は勝手につけましたw)
いきなりテクいやつから来ましたが、剣盾ではこれまでと違い、生まれた時に上記理想個体の要素を1つも持ってなくても頑張れば理想個体になれちゃうんです。
まさに転生したら無双できるなろう作品です。
最初に個体値についてですが、使用すると強制的に6Vに転生する「金の王冠」、使用すると1つのパラメータだけVにできる「銀の王冠」というアイテムがあり、これを持っていると一瞬で6V、5Vが作れます。
ただ入手難易度が高いのと、使用するにはポケモンがレベル100である必要があり、レベル上げのことを考えるとそこそこめんどいというデメリットがあります。
うーん、孵化厳選した方が早い!
初代なら道具無限増殖バグみたいなのがありましたが、今回はそんなのありませーん。
道具の上から7つ目でセレクト押す時代は終わったのです。
懐かしすぎる…。
次に性格ですが、今作から性格も変えられる「ミント」というアイテムが登場しました。
今までは陽気といえば、「Cが下がって、Sが上がる」と決まっていたのですが、ミントを使うとこの概念を変えれます。
例えば「ひかえめミント」をあげると性格は陽気のままで、「Aが下がって、Cが上がる」という控えめの特徴を得ることができます。
さすがにポケモンの性格自体を変えるというのは倫理的にNGという考え方もあるので、このミントというアイテムの発想はすごくいいと思います。
ただ、これも入手の面倒さがそこそこあって、オンラインか、クリア後のバトルタワーという施設で戦って得られるBP(battle point)をかなり貯めなきゃいけません。
とてもじゃないけど6匹分集めるのはしんどいです。
うーん、孵化厳選した方が早い!!
次に特性です。
特性はポケモンによりけりですが、大体は通常特性1・2と夢特性を持っています。
通常特性を1つしか持たない奴もたくさんいます。
ここで登場したので夢特性について語っておきます。
夢特性とは野生ポケモンでは絶対に出てこないレアな特性のことです。
多くは通常の特性よりもバトル的に強かったりしますが、意外とそうでもないこともあります。
今作では夢特性はレイドバトルのみで手に入ります。
あの紫色の渦巻いている光線が穴から出てる場合があるでしょ?
あれです。
ただしあれでも確実に夢特性な訳ではありません。
紫光線のさらに一部で夢特性が出てくるのでかなり入手難易度が高いです。
これ以外ではマジカル交換で偶然ツモるか、掲示板の交換スレを使うか、私を頼るかになると思います。
話は戻って、本来は通常特性2が理想なのに、通常特性1をツモっちまった。
そんなときでも安心。
「特性カプセル」というアイテムを使えば特性のチェンジが可能です。
ただし、このアイテムもBPが50必要です。(大体1試合で2BPしかたまらない)
さらに、通常⇒夢特性への変換は出来ません。
うーん、孵化厳選した方が早い!!!
最後に遺伝技です。
ポケモンではレベルアップ、技マシン、技レコード以外で自力では絶対覚えられない技を親から遺伝してもらって覚えることのできる遺伝技というものがあります。
大抵オンラインで活躍させてあげようとすると1つくらいは遺伝技が必要になってきます。
つまり、一旦覚えずに生まれてしまうとあとからは絶対に覚えさせれない技でした。
しかし今作からは、その技を覚えているやつと一緒にあずかり屋さんに預けると覚えて帰ってくるという神仕様になりました。
もはや遺伝技という名称すら覆す概念です。
「セックス技」とでも呼びましょうか。ただ、結局あずかり屋さんに預けるんだ…うーん孵化厳選しよう!!!!
上記のとおり、発売前は理想個体を簡単に得られるという触れ込みで、私のポケ仲間も「いや、もっと厳選させろよ」と嘆いていましたが、ふたを開けてみると、諸々考えると厳選した方が早い、と完全に期待を下回ってきました。
本当に残念ですが、まぁちょっとやってみよ?

・レイド厳選

では理想個体準備の2つ目、レイド厳選についてです。
本当にただの運ゲーなので厳選と呼べるのかあれですが、クッソ運が良ければツモれます。
殿堂入りすると穴から光線が出た際に☆4と☆5のポケモンが出てくるようになります。
☆の数はポケモンの個体値に関係があり、☆の数より1少ない数以上のVが約束されています。
つまり、☆2なら6つのパラメータの内どこかは必ずVになっています。☆5になると4V以上が確定しているのでそこそこです。
つまり、C抜けの5Vが欲しい場合、☆5を倒すと、CがVでない確率=1/3、もう1つVじゃない箇所が自力でVになる確率1/32をかけ合わせた1/96で理想的な5Vの個体値を持つ奴を捕まえられることになります。
(本当はCがVでもVじゃない2か所が自力でVになる1/1024もあるがそれは
考慮しない。)
特性の概念も入れるとさらに1/2や1/3をする場合もあり。
(夢特性の場合はそもそもそいつが出てくる確率がかかって、さぁ大変)
うん、やばいね。
孵化厳選をしよう…となります。
レイドと上記整形を使えば多少効率的に理想個体を作れるかもしれません。
ただ、例えば、特定のポケモンとレイドバトルってそもそも狙い撃ち出来ないんですよ。
確かにサーナイトがどの穴から出てくるかというのは決まってますが、その穴からはサーナイト以外も出てくるので狙った穴から光線が出てたとしても
それがサーナイトとは限らないんですよね。やばし。
メタモン厳選の辛いところはここです。
ただ、バグ技を用いた紫光線厳選の手順が見つかったので詳しく知りたい人は個人的に聞いてくださいw

・孵化厳選

では最後の最後、結局はこれしかありません。
孵化厳選です。
まずは何はともあれ孵化の仕組みを解説しましょう。
ポケモンには裏パラメータとして自分が所属する生物的なカテゴリが存在します。
主に陸上で暮らしてそうなやつは「陸上」とか水中で暮らしてそうなやつは「水中1」とか「水中2」とか鉱物っぽいやつなら「鉱物」とか怪獣っぽいやつなら「怪獣」とか「ドラゴン」とかそんな感じです。
各ポケモンは最大で2カテゴリーに分類されています。
これはタマゴグループとか呼ばれます。
例えばヒトカゲ系統は「怪獣」と「ドラゴン」に分類されています。
同じグループのオスとメスを預け屋さんに預けるとメス側の系統のタマゴが手に入ります。
つまり、ヒトカゲのタマゴが欲しいならヒトカゲ系統のメスと「怪獣」または「ドラゴン」に所属するなんかしらオスを預ければ良いのです。
別にヒトカゲ系統同士を預けなくてよいのがポイントですね。
またよく言われるメタモンはどんなポケモンと預けてもその系統のタマゴが手に入ります。
相手がオスでもメスでも関わらずです。
メタモン君はあんな顔して老若男女総受けなのです。
誰とでもセックスできちゃう。
種族によってはガルーラのようにメスしか登場しない場合や、ロトムのように性別の概念がない場合もあります。
彼らが子孫を残すにはメタモンとセクロスするしかないのです。
尊い存在ですね、メタモン。
なお、タマゴの出現はプレイヤーがゲーム内で歩いた歩数によって管理されています。
20歩歩いたらタマゴが出現するかしないかの判定を1回受けられ、1回の判定で生まれる確率は5%みたいなそういう感じです。
この場合だと400歩歩いたらタマゴ1個もらえるかもらえないかという具合になります。
預け屋さんに預けたら、まずは預け屋さんの前をうろうろ歩きます。
その内預け屋さんがロダンの「考える人」みたいなポーズをとり始めるのでそうなったらタマゴが生まれた合図です。
話しかけてもらいましょう。
当然自転車に乗っている方が早く歩けるので基本的にはチャリに乗って爆走することになります。
今回はBボタンで加速装置が使えますが、チャリをグレードアップすると加速装置を使えるスパンが短くなっていくので最大までグレードアップしましょう。
では、続いて各能力の遺伝についてです。
孵化では個体値、性格、特性、技が遺伝します。
順番に行きましょう。
まず個体値についてです。
何も考えずに孵化をするとオス親の6つのパラメータとメス親の6つのパラメータの内、3つの値が遺伝されます。
オス親のH、オス親のB、メス親のSみたいな感じです。(オス親のHとメス親のHみたいな被りはない)
そして残りのA、C、Dについては0-31で完全ランダムに選ばれます。
つまり、両方の親が6Vの場合、遺伝される個体値は全てVのため、子どもは3Vが確定することはお分かりでしょうか。
もしここから5Vを作ろうとすると残りの3つの内必要箇所のVを自力で引くしかありません。
とてつもないよね。
そもそも両親が6Vなんていうことはほぼないので、ここからさらに確率はさらに下がります。
5Vなんて夢の話ですね。
ところでこれは5世代までの実話です。
つまり、5世代まで、個体値は3Vが妥協ラインでした。
ところが6世代からはあるアイテムの登場により状況が大きく変わります。
それが「赤い糸」です。
これは犬ポケが拾ってきたり、ニャースが持っていたり、10BPで買えたりするのですが、預け屋さんにポケモンを預ける際、どちらかのポケモンに赤い糸を持たせておくと遺伝される値が3つじゃなくて5つになります。
つまり両親がともに6Vとすると、こどもは確定で5Vとなり、あとは必要じゃない箇所が抜けている個体が出てくるまで粘ればいい、実質1/6で理想的な5Vが手に入ります。
このアイテムの登場により5Vが妥協ラインになりました。
とはいえ、6Vの両親なんてとてもじゃないけど集まりません。
そもそも6Vのやつ持ってたらそいつ使えばいいじゃんということになるのでね。
じゃあ6Vメタモン使えばいいじゃんとなりますが、それはそうです。
ただし、6Vメタモンを手に入れる作業は☆5のメタモンレイドを1024回ほどやらないと出てこない計算なので、現実的ではありません。
基本的には4V同士の親を用意して5Vを生み出すことを目指すことになります。
具体的にみましょうか。
♂ HABcDs
♀ HABcdS
という個体があったとします。大文字で書いたところが個体値Vと思ってくれ。
C抜け5Vを目指すとするぞ。
まず親から遺伝しないパラメータがどこになるかが問題。
ここで1/6のCが選ばれると一番話は早いですね。
HABについてはどちらの親から引き継いでもVなので3V確定です。
あとは♂親のDとメス親のSをツモれれば良いので1/4となります。
つまりC抜けを目指す場合、Cが抜けている4V同士の親がちゃんと用意出来れば1/24の確率で5Vは誕生します。
実際は親から遺伝しないパラメータがC以外になってもそこで1/32のVを自力で引けば良いので全部を合算して考えると5Vが生まれてくる確率は大体1/20くらいになります。現実的ですね。
続いては性格です。何も考えずに孵化をすると完全にランダムとなります。
親からは遺伝しません。
しかし「かわらずの石」というアイテムを持たせるとその親の性格が100%遺伝します。素晴らしい!
つまり遺伝させたい性格を持った4Vの親にかわらずの石を持たせて、もう片方の4Vの親に赤い糸を持たせて預けるというのが基本スタイルになります。
遺伝させたい性格を持った4Vというのは意外と手に入らないのでマジカルで流れてくるのを待つか、自力で作るしかありません。
2V同士から3Vを作り、3V同士から4Vを作り…みたいな感じです。
ただ今回はレイドで3V、4Vが簡単に手に入るのでそこは楽かなぁと思います。
先のタマゴグループでいうと「陸上」のポケモンはすごい多いので陸上の高個体値ポケを持っていると毎回種馬に出来るので大変便利です。
左に出てくるレイド募集のやつは種馬集めと割り切ってどんどん参加するが
吉です。
続いて特性です。
これは剣盾内での正確な確率がまだ判明していませんが、親の特性を一定の割合で遺伝してきます。
そしてメス親の特性の影響が強いです。
メス親の特性を多分6割くらいの確率で引き継ぎます。
もし、オス親も同じ特性なら9割くらいになると思います。
今、とあるポケモンを厳選しているのですが、やっている内にオスもメスも
求めていない特性の方になってしまい、せっかく5Vが出ても9割方望んでいない特性が出てきてほんと涙ちょちょぎれます。くそーー。
はじめの内は孵化余りもマジカル交換の弾となるので、弾作りと割り切ってます。
孵化余りを交換に出しておくだけで他の人孵化余りとかもらえたり図鑑埋めが捗るので楽しいです。
昨日は完全に理想個体の氷ペンギンが流れてきて笑いました。
氷ペンギンに愛のある人が、普及活動の意味で理想個体を流す場合もあるのでこういうサプライズがあるんですね。
3V、4Vもざらに来るので孵化しては、いらない個体をどんどん世界にばらまきましょう。
最後に技ですね。
親が覚えている遺伝技もといセックス技を100%の確率で遺伝します。
ただ、注意が必要なのは、5つ以上の遺伝技があった場合、オス親の方が押し出される形となり、メス親の方が残るため気を付けてください。
ただ、押し出されたオス親の技もポケセンの技思い出しで思い出せるはずなので大丈夫ですかね。
あとは能力とは関係ないですが、実は親の入っているボールも遺伝します。
多分メス親のボールが遺伝すると思うのですが、中にはこのポケモンはこのボールに入ってないとやだというオシャボ(オシャレボール)厳選勢もいるので自分がそうだと言う場合はメスポケを理想のボールで捕まえるところからはじめる必要があります。
特にジムリーダー戦の前にモンスターボールの被り物をした基地外から毎回オシャレボールをもらいますよね?
正式名称はガンテツボールといって、金銀のガンテツさんにぼんぐりをあげて作ってもらってましたよね?あれです。
金銀でも確か1日に1個しか作れない貴重なボールでしたが、今回はストーリー上で各ボールは基本1個ずつしか手に入りません。
エーフィは絶対にラブラブボールに入れたいとか、バンギラスはムーンボール、ジュラルドンはヘビーボールとかボールのイメージにあったポケモンを入れたいという感覚は分からなくもありません。
メタモンのボールは遺伝しないので、基本的に好きなポケモンを好きなガンテツボールで管理できるのは1系統のみとなります。
○○ボール入りの△△というのは世界に1匹だけの可能性がある訳です。
その分掲示板等での付加価値は上がり、いろんな人と交換してもらえるでしょう。ラブラブボール入りワンリキー系統というのはもうやりつくされたネタなので、それ以外にしましょうね。

と、とりあえず以上かな?
まだ微妙に足りてない気がするがいったんここで送るぞ。
これで基本概念は理解したはずだ。
しこしこ確率に挑んでいって最後にツモる時にガッツポーズ出来るような
人はとても向いているので一緒に楽しもう。
そうじゃなくても楽しむぞ。

以上

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