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「語り継いでいく」という抵抗

 今日はこの事件に触れないとウソかなって気がします。
 天安門事件についてはもともと強かった圧力が、ここ数年はさらに強まってます。
 35年前にあの事件における現場の実行者の世代が、いま政治やメディアなどの指導者となっています。なので、天安門の真相究明を進める願いが実現するなら、それは天安門世代が過去の存在になったときではないでしょうか。

 だとすれば、現在に生きる人々にできることは何か。
 それは事件の存在を、どんなにか細くとも語り継いでいくことであり、それに協力すること、そこに混ざりこもうとするあらゆる邪念を排していくこと。

 それこそが暴力への抵抗であり、正義に適うことのはずです。
 そしてこの抵抗は、天安門事件に限らず、どのような暴力に対しても当てはまるはずです。


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