着せ恋によしよしされた話
こちらは中曽根馨様主催『限界感情オタクアドベントカレンダー Advent Calendar 2022(https://adventar.org/calendars/7801)』の15日目記事となっています。
よしよししてほしい 期待してない(モーニング娘。21『よしよししてほしいの』より)
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皆様は学生時代満たされなかった欲望ってありますか?私はあります。
当時はメンタルが弱りすぎていたのでとにかく甘やかされたかったです。よしよしされたかったのです。しかしそれは叶いませんでした。
しかし最近学生時代満たされなかったところを大人になってからも満たされることがあるんだなと認識しました。
何をすればよしよしされるのか?
それは作品に触れることでした。
今回は『その着せ替え人形は恋をする』という作品でよしよしされた経験を今回書き綴ろうと思います。
その着せ替え人形は恋をする(以下着せ恋)
高校時代、老いることがすごく怖かった記憶があります。そんな私が救いを求めたのが可愛い女の子たちでした。三次元のアイドルグループや美少女アニメキャラクターなど色んなジャンルで救いを求めました。しかし当時、可愛い女の子が好きな若い女には偏見が付き纏いました。可愛い女の子を可愛がっている自分のことが1番可愛いのだと…!それが大変辛かったです。
しかし着せ恋を見たときにその葛藤が10年越しに解決しました。女の子でも女の子を可愛がって良いのだと。私はいわゆる『あざとい女の子』が大好きです。可愛く思われるために努力してる女の子を肯定したいのです。可愛く思われたい女の子は最高に可愛い。でもそういう女の子は『女性ウケが悪い』傾向にあります。そのため好きと公言するのに勇気が必要だったりします。あざとい女の子を好きなのが本心でそう主張しても理解されないことがあります。
着せ恋では垢抜けてて媚びなくてゴリゴリに女性ウケの良さそうな喜多川海夢(きたがわまりん)が男性向けアダルトゲームの『しずくたん』のオタクをしていて彼女に憧れてコスプレ活動を始めます。媚びたり自分のポリシーに反する意見は同意しない喜多川海夢が男性向けアダルトゲームのキャラクターを推しているのを見て可愛い女の子を好きになる自分に負い目を感じることはないのだと実感しました。
高校時代に出会いたかった作品です。でも今出会えてよかったです。あのときよしよししてほしかった部分をよしよししてもらえたのですから。
以上
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