見出し画像

C102 過酷だった夏コミの所感

 今年も夏コミが終わった。正直いうとかなり消耗したところがあるが、今は無事帰ってこうしてnoteを書いていられるだけよかったのかもしれない。去年もこんな記事を書いたけども、今年もあったことをこうして書いておくことで、後でどうだったかちゃんと思い出せることには意味があると思いながら記録を残すことにする。
 ところで冒頭の写真は設営当時のものだが、見本誌を間違えていてあとで気づく程度にはすでに疲れてたのかもしれない。

[参加前]

 新刊のネタを考え、書き、入稿するまでは特に問題なかった。最初からこれを書こうと思っていたのでヨシとする。壁に配置されるってことでクソ巨大ポスター(B1)も作った。効果は知らんけど満足した。

 で今回も車で行き、あわよくば前回の夏コミのようにサークル駐車場をぶち当てたいと思って申し込みをしたら、まさかの抽選漏れになってしまいサークル駐車場が使えない事態に。申し込みで払った2,500円は後で帰ってきたが、コレは実に痛手だった。

[夏コミ直前]

 お盆となると道路も混むし、休日の高速割引もないため、8/11の夜中に出て8/12に東京入りする計画を立てる。今回8/11は祝日だったので、用事と準備をさっさと済ませ、速やかに寝ようと思って夜6時には入った寝床だが、しかしこのまま寝られず6時間が経過。結局一睡もせず東京に向かうことに。去年もこんなんだったな……学習できていないのがバレバレである。

 結局そのまま伊勢湾岸自動車道から新東名に入り、愛知県を出ようかというところで眠気がきつくなり、このままではコミケ前に事故で死ぬと実感したためサービスエリアで仮眠となった。(ここで3時間経過)この後は特に問題なく東名の足柄SAまで走り、ここで朝メシを食ってそのまま東京へ。夜間早朝の割には車が多く、これがお盆か……というお気持ちになる。なおこの日はあまりに暑すぎてアキバに行く気力もなく、いつもお世話になっているフォロワーさんのお宅で一日過ごす。

[参加当日]

 サークル駐車場が使えない中、どうやってビッグサイトに車で行くかは事前に考えていた。なるべくビッグサイトに近い場所……というと真っ先に思い浮かぶのは近隣駅の東雲、新木場で、この近くにある駐車場を探していた。コインパーキングといえば筆者はタイムズが真っ先に思い浮かぶが、タイムズは駐車場のWebサイトでほぼリアルタイムに空車・満車がわかる。たとえば新木場駅近くのタイムズであればこんな感じ。

左上に状態が出るため空きがすぐ分かる

が、同じ事を思いつくのが人間であり便利なところはすぐ埋まる。参加前日から東雲・新木場のタイムズをチェックしてたが、朝の早い段階で満車になってしまうので早々と候補から外した。そこで第二候補を考えたところ、新木場から京葉線で一駅の潮見あたりにタイムズの駐車場が多いことがわかった。料金に上限があり、しかも夏コミ1日目でもずっと空車ばかりだったので、ここまで行くオタクはあんまり多くないと確信した筆者は参加当日も潮見を目指した。(ここまで前書き)

 朝は7時より少し前に出発。途中で思いっきり事故られたっぽいカローラツーリングを見て不安になるも、天気は曇りで雨は降っておらず潮見にも無事到着。駐車場も余裕で確保でき、さらに潮見駅前にはタクシーが何台か停まっていて、そのまま乗れたことで全く労力を使わずビッグサイトまで移動できた。なお潮見駅からビッグサイトのタクシー乗降口(西展示棟の1Fあたり)までは2,200円前後なので、複数人で行けば1人あたりの金額は潮見から国際展示場駅まで電車で行くのと大差ない。駐車場代は別として。

※後で別のフォロワーさんに聞いたところ、駐車場予約サービスのakippaでも近隣に駐車場があるっぽい。当日使えるかは別として候補に入れるのはアリと思った。次はこっちも探そう。

 とにかく到着して設営。今回は西2ホールの壁際で、机の後ろには広大なスペースがあるので荷物は置き放題。ポスターも壁に貼ればいいからスタンドも不要なので荷物も減らせて最高の環境…………が、実は空調の風が全然来ないことに後で気づいた。そういった環境下で、午後にはあまりに蒸し暑いせいか壁に貼ったポスターが剥がれ落ちかける事態も起きて泣いた。

西のはしっこにご案内された
ソロキャンプ気分で机まで設置

今回もSquare ターミナルを持ち出して設置。通信環境はドコモのモバイルルーター(SH-52A)でSquare ターミナルとは有線LAN接続し、ターミナルとルーターはそれぞれモバイルバッテリーで給電という布陣で挑んだ。特に心配だったのはドコモ回線で、参加前日でもまるで使えないという話ばかり流れてたが、悪評が立ちすぎて対策されたのかこの日はほぼ問題が起きず、一日通して数回ほどオフラインになった以外に問題はなかった。
 一応povoの24時間使い放題を有効化したGalaxy S23 Ultraもスタンバイさせてたが、特に用がなく終わった。

モバイルルーターやモバイルバッテリー等がぐちゃっとなった状態

 昼メシは尾西のアルファ米を水で戻したものに、西友で買ったレトルトの冷や汁をかけたもの。これらは保冷剤を入れたワークマンの真空ハイブリッドコンテナに入れといたおかげでキンキンに冷え、味もよかった。ただ見た目は最悪だったので写真はない。真空ハイブリッドコンテナは荷物になるが、一日余裕で温度を保てるので飲み物や保冷剤を突っ込むにはよい。

アルファ米は災害時向けだが、夏コミは環境が災害レベルなので最適
場所もとらず、調理直前まで衛生も保たれ、水でも戻せるといいことづくめ

 飲み物は凍らせたアクエリアスゼロと、麦茶で乗り切った。個人的には麦茶と塩飴でいいと思ったので反省材料。

 ここまでは環境の話だったので、もうちょっと本質的な本の売れ行きとかそういう話をしたい。

[本の売れ行き]
 半分よりちょっと多い程度だった。売れ行きでいえばいい方ではないが、かといって大赤字すぎない程度。自分が書きたいだけの内容を書いてもしっかり売れるようにしないといけない。あと内容も短かった。

[決済手段の割合]
 何だかんだ現金が最も多く、次に電子マネー、クレカ決済の順。電子マネーではiDが一番多かったが、これはカードに付帯していることが多いからか。クレジットカードの場合は100%タッチ決済で、ICや磁気は1回もなし。時代を感じる。Apple Watchユーザーも何人かいたがうらやましい。

左から現金、電子マネー、クレカ決済

[時間毎の売れ行き]

 12時が最もピークである。これは以前から変わらないんだけど、ここでどれだけ買ってもらえるかという感じ?

ところで、今回は入場が結構待たされたみたいな話を聞いた
誘導するコミケスタッフも足りないとか何とか

[反省]
・レシートの扱い(挟むのに時間がかかる)
・お品書きに本の概要を書き忘れた(最悪)

[打ち上げ?]

 ギリギリまで会場にいた後、タクシーを1時間待って潮見まで乗り、拠点に戻ってからは休憩の後に池上にあるメキシコ料理店でヒレステーキ300gを食う。豪快だった。

池上『ルナ・ロッサ』の極上ヒレステーキ300g3,800円。柔らかく最高

 その後は仮眠の上、深夜3時に川崎あたりから高速に乗って無事帰宅。

[宣伝]

 夏コミ新刊は、委託より自分で通販した方が速いという理由でBoothで頒布中。匿名発送なのでオタクに住所を知られず安心。

 電子版ならすぐ読める。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?