ごたごた
澄み切った自分でいるために
探すべき言葉も探さず
ただひたすらに空っぽ
眠い目をこするのは足りない自分のため
イマを越えたその景色に近づくため
それで誰かが笑ってくれたらなお幸せ
最後の夜、異彩を放つ楽しげなトリオが
深夜の住宅街をオンボロ車で流して行った
そしてお月様やお星様は
曇った夜空から何も言わずに見ていた
探すべき言葉とは
そんな ささやかな地球上の一場面に転げている
雨降って 葉先に残った雫に映る
そんな ささやかな世界に生きている
争いや悩みの絶えぬ
あの遠い国 あるいは この暮らしの中で
art work : 太陽と月と星 by やじびん
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