Craicの窓辺

滲んでゆく 曇った夕暮れ
紛れてゆく 人の群れ
浮き立つこころ 空っ風が
何もないところ 吹きさらし
何もない話 吹きだまり
向かう先には何かがある

立ちすくんでいる
こころは震えている
そんな夜には 鼻歌を
そんな夜にも 花束を

長い長い列車をずっと待って  
ホームで迎えた朝に夕べを   
いったいどれくらい数えたの

今からでも 今更でも
歩き出せる その足で
あの枯れ葉が大地に帰る頃
旅立とう この足で
すべては巡ってゆくから
つまづいてもいい たまに空を見上げて
一歩ずつ 少しずつ 歩き出そう

昇ってく 眩しい色 暮れてく 暖かい色
ひとつずつ拾って 散りばめて
映る景色はその手で描いてゆけるから
瞳に映るのは心が描き出す景色


滲んでゆく 曇った夕暮れ
紛れてゆく 人の群れ
浮き立つこころ 空っ風が
何もないところ 吹きさらし
何もない話 吹きだまり
向かう先には何かがある

身構えている
こころは震えている
そんな折には 鼻歌を
そんな折にも 花束を 

長い長い季節をずっと待って
窓辺で迎えた朝に夕べを
いったいどれくらい数えたの

今からでも 今更でも
歩き出せる この足で
あの花びらがひらひらと舞う頃
旅立とう その足で
すべてはつながっているから
転んでもいい 確かめるための深呼吸
一歩ずつ 少しずつ 歩き出そう

昇ってく 眩しい色 暮れてく 暖かい色
ひとつずつ拾って 散りばめて
映る景色はその手で描いてゆけるから
瞳に映るのは心が描き出す景色

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