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初めてのスマホRPGに疲れてきた話

正直、ライトユーザーの自分は、スマホRPGってゲームなのにしんどいな、と思う。
作業の繰り返しにはプレイヤー自身の精神的な努力が求められるし、続編が作られづらい仕組みなのも、自分には向いてないものに感じられるようになってきた。
それらの要素が、課金システムのある限りこれからも必ずついて回るだろうことも、自分の気持ちを曇らせる。
…という、自分の疲れた気持ちに向き合って整理するためのノートです。よろしければおつきあいください。

飽きちゃった

もともとやり込みタイプではない自分は、好きなゲームでも3年遊んだら節々に飽きがくる。ギャグシーンで流れるBGMはもう100回聴いたから面白くもなんともないし、底確率ドロップのためのダンジョン周回は単調な作業だ。それでも"頑張ってるみんなと同じように"ゲームを続けるためには、これを乗り越える努力や愛が求められるけど、それも正直しんどい。

そのゲーム自体を嫌いになったわけではない。
あくまで自分はいくつもの部分に飽きた状態であると思う。しかし、アプデでどんなにコンテンツが延命されても、飽きた要素が消えることはない(楽しんでいるユーザーはつねに大勢いるのだから)とわかっている。だから、自分が求めているのはストーリーの延長やシステムの大幅な改変ではなく、それらを一新した「続編」の発売なのだ。
それなら、飽きを解消して同じシリーズを楽しみ続けることができそう。サガフロとサガフロ2くらい違ってても嬉しい。

続編は作られない?

スマホゲーの核をなすガチャと課金の両システムが、続編の製作を阻むのはわかる。
たとえば、FFやドラクエみたいにキャラクターや舞台を一新した続編を作るためには、スマホゲーなら旧作のサ終は避けられないだろうけど、それを許す課金ユーザーはほぼいないはず。というか、(中古売却さえできない)100万円かけた手元の商品が価値を終える理由として、「自ら決断する」以外のものは納得できないですよね…。

では、100万円の課金要素をすべてデータ引き継ぎしてスタートできる「続編」スマホゲーが成立するかというと、それも難しそう。旧作キャラクター全員がさらにパワーアップして登場!!みたいにして、それでも旧作ユーザーの何割かがこれを機会に辞めてしまい赤字を出すくらいなら、追加修正のアプデを続ける方が合理的に違いない。
というわけで、「続編」を望む自分、言い換えれば「今作の終了」を望む自分(しかも課金も少ない)は、そろそろこのゲームの客ではないのかな、という考えを抱き始めています。

別れ話を切り出すかどうか

それでも自分のペースで楽しめるようにされている配慮は嬉しいけど、多分終わりのないコンテンツだし、毎日のログインボーナスにより一旦離れて休むことにリスクを生むという構造もあって、距離の取り方が難しい。

電源を切れば世界のすべてを一時停止できる家庭用RPGとは違って、自分が休んでいる間にもゲームがつねに進み続けてゆく(デイリーログボがもらえなくなる、アプデでどんどん要素が増える…)から、そのスピードについていくのが辛くなったとき、まだ好きなのに自分がしんどいから別れる、ということが選択肢にのぼってしまう。

これは悩みますね。もしかしたら自分の好きなゲームに戻ってくれるかもしれないし、それを待ってるだけなのはしんどいし、あれもこれも変えてくれと要望するのもやり過ぎな気がするし。
でももしやめたとしてもどこかでこのゲームの話は耳にするだろうし、きっとその都度、楽しかったころを思い出して、再開するかどうかで揺れる気がするし。なんだか、昔の恋愛ドラマみたいだなあ。

気づいたこと

まあ、ゲームなんで、何をするにも自由なんですけどね。とはいえ我慢するのも身体に悪いし、一度自分の素直な気持ちに向き合ってみようと思って書いてみました。
その結果得られた気づきとしては、①どうも自分は"みんなと同じように頑張ってプレイしなければいけない"という思い込みに、縛られてるらしいということ。
それから、②ゲームを恋人に例えてしまうほど強い愛着を抱いていて、それが相手(ゲーム)にはどうしてもこうあって欲しい、という拘束的な考え方の原動力になってるかもしれないということ。この2つです。

これらの認知を緩める(今回は思い込みを外したり、あるがままを受け入れたりすることを意味します)と、ゲームに対するしんどさも変わってくるのかな。そこまでして続けるものでもない気はするけど…まあ、いろんな道があるってことですね。

それと、たくさん課金するユーザーのニーズに応えてこそ成り立つ商品である限り、やっぱり、さして課金しない自分のニーズは叶わなくてもやむなしなのだという理解も強くなりました。もちろん批判する意図ではなくて、個人的な理解です。

あとこれはほとんど余談だけど、特に若い世代のみなさんがTwitterで「ゲーム垢」と「日常垢」を分けてるのは、こういう気苦労を減らすためだったのか、とふと思いました。
ゲームつながりのフォロワーを全員リムーブするより垢消ししたほうが楽で平和だし、そのゲームの話題が少ない世界にスムーズに戻れるし…なるほどなあ。勉強になりました。

スマホゲーを何年も続けるなんて初めてなので、こうして新しい発見がたくさんあるのは面白いです。

以上です

以上を踏まえて、自分はこれからこうしよう!という決意はとくに生まれなかったけど、しんどさを我慢して頑張るよりはだいぶマシな気分になれたので、結構よかったです。

どうもおつきあいありがとうございました。
もしみなさんに、指摘や感想など思うところがありましたら、気軽にコメントをいただけると、自分も考えが広がるので嬉しいです。よろしければ、お願いいたします。

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