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苦手を克服できちゃった

私には苦手なことがたくさんあります。
運動すること、歌うこと、地図アプリを使いこなすこと、説明書を読むこと、ジェットコースターに乗ること、辛いものを食べること、などいっぱいです。

そんな苦手なことの中に、写真を撮られることが入っていました。

今は矯正したのですが、もともと歯並びが良くなかったため歯を見せて笑うことが苦手でした。
だから、笑って〜と言われてカメラを向けられると、笑顔ってどうやって作るんだっけと焦って余計ひきつった顔になってしまいます。

出来上がった写真を見る度に、私って写り悪いな、、とがっくりしていました。

そのため、徐々に写真を撮られることを避けるようになってしまいました。

プリクラや加工アプリで撮ることやマスクをつけたまま写真に写ることは、抵抗なく楽しむことができるのですが、素の自分の表情には自身を持てずにいました。

そんな私に先日、カメラが趣味のお友達が写真を撮らせてほしいと声をかけてくれました。
嬉しい気持ちと私で大丈夫かなという不安な思いを感じました。

当日、写真を撮る場所に行く前にお店でランチを食べてながら楽しく談笑しケタケタ笑っていると、その子がカシャっとシャッターを切っていました。

今の表情大丈夫だった?!すごい笑っちゃってたよ!と言うと、

それがいいの!私らふさんの笑っている表情と少し照れてる顔好きだから!

と言ってくれました。

写真を見せてもらうと、私すごい楽しそう!こんなに笑ってたんだ!と自分でもびっくりしました。

さらにその子は、

らふさんは、写真を撮られる時に頑張って口角上げようとしすぎちゃって、逆にひきつって見えちゃうんだよ。普段笑ってる時のままの表情でいいんだよ〜。
カメラ向けられると緊張してひきつっちゃうのもあると思うけど、緊張させないように撮るのもカメラマンの技量だから、らふさんが悩む必要ないよ!と言ってくれました。

アドバイスをしてもらった上に、優しい言葉をかけていただきました。

確かに、その子に撮ってもらった写真の私は表情が朗らかで、その時の楽しさが浮かび上がるようでした。

素の笑顔でカメラに写っていいんだという発見と、わたしの笑顔を好きと言ってもらえた安心感から、写真を撮ってもらうことが楽しく感じました。

家に帰ってから、また撮ってほしいななんて思って鏡で自然な笑顔を作る練習をしちゃったりしています。

大人になってから、苦手を克服して楽しめる時が来るなんて思ってもいませんでした。
いくつになっても成長できるし、学べることってたくさんあるんだなと思いました。

それに、優しさや相手に対する思いやりは人に大きく影響を与えるのだなと感じました。
私の写真に対する苦手意識は、自分の表情が嫌いという自身に対する厳しさから出てきていたと思います。
それを優しい言葉によってほぐしてもらえて、意識を良い方向に変えることができました。

今回は、人の優しさのおかげで苦手を克服することができました。
私にはまだまだ苦手なことはありますが、苦手だからと諦めるのではなく、挑戦してみたり、自分なりに楽しんだりしながら生きていきたいです。
そして、誰かの苦手に対しては、寄り添ったり気持ちが軽くなる言葉をかけてあげられる人でありたいなと思いました。

読んでいただきありがとうございました。


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