RAFTができるまで。vol.17
~とーまさん編
逸脱からの脱却。。。
そしてまた生活のために働き始める。
平日は朝から晩まで居酒屋、土日は朝から晩まで靴屋。
先を考えるよりも日々の生活を埋めることが大事だった。
とりあえずお手伝いバイトの沖縄居酒屋の閉店作業とその後独立するオーナーと新店舗の物件探し。。。
バタバタしていた。
知り合いの不動産屋さんに連絡して、色々と紹介してもらいながら見て回り、検討し、沖縄料理の居酒屋を港区の田町で。
駅に向かう通りの2階の店舗だった。
オーナーが沖縄の健康長寿な文化が好きだったらしく、それで、沖縄料理の居酒屋。結構ぶっ飛んでる。笑
30席程の小さめなお店。
3、4人でまわすくらいのお店。
まずは料理長探しからはじまった。
箱根の温泉街の老舗旅館や銀座のど真ん中で腕を振るってきた和食の料理人を捕まえた模様。。。
そして、何人かアルバイトが採用される。
オーナーと料理長とでメニュー決めから食器の選定などが急ピッチで進められる。
なぜかそこからこぼれ落ちる大量の雑務に追われる笑
昔から副キャプテンタイプ。
円滑に回すためのフォローは割と上手にこなしてきた。
そして、それがどんどん発揮される。
オーナーが「沖縄そば麺を手作りしよう」と言えば、「じゃあやってみましょう!」という料理長だった。
そのための、必要な道具を調べて探す。そんな毎日。
和食の料理人らしい出汁のきいた沖縄料理。
沖縄居酒屋のときと同じメニューでも料理人が違えばこうも違うのねーという感じだった。
沖縄に行ったことないけど、沖縄料理に携わる時間が積み重なる。
沖縄に行ったことないけど沖縄料理屋で働く異質感。笑
あーでもない、こーでもない、これしよ、あれしよと言いながらオープンの日を迎える。
料理長は老舗や高級店で腕を振るってきた人なので、味は間違いなかった。
そして、「美味しい料理があれば人は来る!」という感じの人だった。笑
最初は気持ちよく仕事が出来るように気を回し、少しずつ距離を詰めて…
色々準備が進んでいく中で、徐々に信頼を勝ち取れるようになり、1ヶ月位で料理やメニューの話をしてくれるようにまでなった。
オープンまで2ヶ月もなかったから、色々急ピッチで進める。
オーナーは気持ちだけ大きい人だったので、裏で細かい修正を2人でしながら…。
物件を探すところから携わっていたので、色々と段階的にお店をもつまでの流れを見ることが出来たし、道具や設備を整えていく様も間近で見られたことはとても大きかった。
和食の料理人が作り出す出汁に拘った沖縄料理。
でもオリオンビールはないし、泡盛も2種類しかない。
ちょっと、変わった沖縄料理やさんだった。笑
アルバイトも何人か入ったけど全く定着しない🤦♀️🤦♀️何がダメだったのかも分からないほどに辞めていく😱
「今日の夜、また1人面接だから」と。
規模的には3人で回せないことはない。
人件費のことを考えると軌道に乗るまではとりあえず3人でやったほうがいいんじゃないの?と思いながら…
淡々と店舗運営の裏側をこなしながら、自分ならどうするかを考える日々。「普通」のはじまり。
次回に続く。。。
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