仕事って能力以上に常識・倫理観が重要
昨今、新型コロナウイルス 、covid-19が猛威をふるっています。
先日、金沢に出張したのですが、観光地として多くの人が来ている(はず)の金沢も非常に人が少なかった。(お土産コーナーにはある程度いる様子だった)
このように、リアル店舗や観光業と言ったビジネスで経営をしている人にしてみれば、この状況はたまったものではなく、厚生労働省や、都道府県では、助成金や、緊急の融資などを実施している。
参考:※雇用調整助成金(厚生労働省)
※新型コロナウイルス 融資(大阪府)
これに乗じて、ヤフーやメルカリ、楽天、アマゾンと言ったECサイトでは、パンデミック初期に乗じて、「マスク高額転売」をする輩が現れた。これについて私見を述べてみたい。
マスク高額転売は違法ではないかも知れないが、常識・倫理観が欠如している
これについては、先日youtubeにて動画をアップしました。詳しくは、「マスク高額転売で稼ぐ奴は信用できない7つの理由/コロナウィルス・covid-19に乗じて」をみてください。
マスク高額転売と言っても、せいぜい2倍3倍程度か?と思っていたら、10倍20倍と言った値段もかなりあった模様で、要するに「楽して金稼ぐ」みたいなことになってしまっている。明らかに常識からかけ離れている。
これについてあなたはどう思うか?
医療機関でマスク不足が相次ぎ、必要な人が必要なタイミングで手に入らない。もしマスクがきっちり行き渡っていたら、もしかしたら感染を防げたかも知れない。
こういうところにまで心がいかないのだろうか?
私はこういうことをビジネスで行う人は決して信用しないし、できない。
なぜなら、一攫千金の視点しかなく、他者への貢献の視点もない。あるのは自分の稼ぎ、金です。それも1つの生き方かも知れないが、とても応援する気にはならない。
せどりという副業ビジネスで付加価値つけているかどうか?
最近副業を推進している中で、せどりというものが非常に増えている。
せどりとは、市場の間の「サヤを抜く」。これを「アービトラージ」という。
このサヤをうまく抜くコツは、安く購入できるところで購入し、高く買ってもらえる人にうる。私は、基本的にはこれはビジネスの本質の1つでもあるし、仕入れてから再加工して付加価値をつけて販売する、というのであれば大いに賛成だ。
これらは、国のGDPにも貢献をするという意味でも賛成だ。
空き家購入なら付加価値が付けられる
例えば、中古の古家空家を購入する。空家だから売主も早く手放したいが誰も買ってくれない。これを買う。そして、これをリノベーションして、内装をきれいにし、カフェ風や町屋風に改装をし販売する。そうすると、いろんな施工業者さんにもお金が落ちるわけで、こういうのはビジネスであり、社会貢献だと思う。
つまり、自分発信で周囲にも稼いでもらえる、メリットを多くに提供できることがビジネスだと思うのだ。
がしかし、単なる高額転売は、全ての収益(売上ー仕入れ)は、その本人に入る。まあその本人が、そのお金を医療機関に寄付するとかなら話は別だが、多くはその利益は貯金するか散財する。
散財するならまだ社会にお金は落ちるが、最悪なのはそれを貯金して使わないこと。そうなると世間にも貢献がないんですよね。
この社会のお金の循環まで意識してやることがとても大事だと思うし、そういうビジネスでないと誰の支持も得られないと思う。
起業する、挑戦するなら「付加価値をつけた」ビジネスか、「付加価値を下げた」シンプルで簡素な仕事に、倫理観を
これからは、間違いなく、倫理観や社会貢献性を事業でもっともっと問われてくると思う。そういう時代では、人の共感が欠かせない。
共感とは、単純化すれば「いいね」という賛同者を増やす行為だ。その「いいね」という賛同者を作っていくこと、これもビジネスにおいては欠かせない視点となってきます。
高額転売を見て「悔しがる」のではなく、「軽蔑」しましょう。
そして「ああなってはダメだ」と思うこと。そういう信念を持った人は、必ず人がチャンスを持ってきてくれると思う。
高額転売をして調子に乗ってる、浮き足だってる人は、近いうちにしっぺ返しを受けると思う。なぜなら応援されないし、軽蔑されるからだ。
仕事って能力以上に常識・倫理観が重要だというにはこういう理由からだ。
というわけで、起業や事業を作る時にはこういう視点で考えて見てはどうだろうか?
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