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おにぎりせんべいよりポテチが食べたかった

こんばんは。すずきあい です。

雨がシトシト降っています。音もせず、斜めに降る雨。
傘をささずに歩いている私の顔を、どんどん溶かして行きます。


私が5歳くらいの頃、祖母がよく保育園に迎えに来てくれました。
母に何も言わず、私に会いたいが為に迎えに来てくれた祖母。

当時の母は、そのことで何度も困ったそうで、祖母が他界した今でもその話を時々します。

祖母の家に向かう途中で、近所の人やお店の人とした会話。
「おばあちゃんに似てるなぁ」と言われるたびに、全力で否定する私。
「そんなシワないから!」

そんなやり取りを、祖母は嬉しそうに他の人に話していました。
祖母の家に着くと、すぐにTVにかじりつき
暴れん坊将軍、水戸黄門、遠山の金さんを観ていました。
今考えると、すごいラインナップ。

片手には、おにぎりせんべい。

歯に衣着せぬ5歳児の私が、唯一言えなかったこと。
《おばあちゃん、おにぎりせんべい飽きた・・・ポテトチップス食べてみたい》

おばあちゃんが私のために、毎回用意してくれてたおやつ。

祖母との時間は、私にとってとても愛された記憶として残っています。

ポテトチップスに走った10代もあったけど
おにぎりせんべいに戻る30代。

おにぎりせんべいを食べながら、おばあちゃんの話をしようかな。

それでは、皆様今日はこれにて。また明日。

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