夏がくると思い出すもの

　みなさんこんばんわ。

　気がつけば7月も最終日。スポーツ関連は依然客入れ5000人枠のまま推移しつつ進行している中、Bリーグ関連では20−21シーズンの日程が発表になったり、プレシーズンマッチのお知らせが出始めたり、あまり喜ばしくない感染者数の推移とは別に、色々と次に向けて動いているんだなぁと思う昨今ですが、いかがお過ごしでしょうか。

　とりあえず、行けるかどうかとかは全くわかりませんけど、あそこ行こうここ行こうと計画だけは立てておこうと、そんな塩梅で日程とにらめっこしていたりしますが、今季はほんとにどんな塩梅になるのか……。ともかく、どうなってもいいように、スケジュール管理だけはしっかりとしておこうと思います。

　さて、今日は実のない話というか、夏がくると思い出すものの話を書いていこうと思います。

■アイスバナナの思い出

　今はもう両親とも鬼籍に入り、血の繋がりがあるのは兄ぐらいしかいませんけども、夏になると思い出して、無性に食べたくなるのが「アイスバナナ」なんですよね。

　両親とも車の免許を持っていない人だったり、家族旅行が頻繁にあったわけではなく……と、なにかに使っていたという記憶は殆どありませんけど、実家はそんなに太くなく。どちらかといえば慎ましく過ごしていた気がするおさない家。

　後にしっかりと貯蓄されていて、愛車購入時にだいぶ支援していただいたり、一人暮らしを始めるときにも色々と助けていただいたりという形になるんですが、子供の頃はぼんやりとウチは貧乏なんだんろうなって思っていました。単純に両親とも出不精だったんじゃないかなって今にして考えるとおもうんですけどね。父はパチンコと草野球と酒が好きでしたし、母はテレビっ子でしたし。

　なので、というわけじゃないんですけど、夏場によくあるアイスとかかき氷のキオクってほとんどなくて。小学校頃に町営プールに行くので、料金とコインロッカー代をもらって、返却されたコインロッカー代でアイス食べたとかぼんやりは覚えているんです。ただ、夏場に出てくる冷たいデザートといえば、アイスバナナの記憶というのがものすごく強いんですよね。

　のちにマイク前でしゃべることになる私なんですけど、小さい頃に家族で「ラジカセにテープを入れて、何ごとか録音する」という謎のブームがありまして、殆どの内容は覚えていないんですけど、鮮烈に覚えているのが父親と母親が狸寝入りをしているところにやってきて、「アイスバナナある? アイスバナナある? あれ? また死んでるよ!」と思いっきり連呼していたというのを録音されていたといいう。

　また死んでるよ! インパクトもアレですけど、アイスバナナへの執着心が異様に強かったらしいと、大人になってから母親に聞かされまして。苦笑いするしかありませんでした。

■アイスバナナの作り方

　アイスバナナと言っても、レシピもへったくれもなく、シュガースポットが出始めた頃のバナナを剥いて、ラップにくるんで冷凍庫に入れるだけなんですけどもこれが地味に美味しくて。バナナが凍ったら冷凍庫から出してまるかじりするだけなんですけど、程よい硬さと甘さがしっかりしてるのがこの時期たまらないんですよね。

　いきなりシュガースポットなので、スーパーとかでは見切り扱いになっていることが多い時期のバナナを買ってきて、ただただラップにくるんで冷凍するだけなので、お値打ちですむと。一房5本ぐらいで100円ぐらいですから、小さい頃に手っ取り早くお値打ちに冷たいデザートをにバナナをって考えた母親はすごいなぁと、一人暮らしで活動資金に全振りしているために日頃の生活がカツカツな人は思うわけで。なにきっかけで聞く前に母親が彼岸を渡ってしまったのはちょっと残念だなぁと。

　実際、母親に料理の話とか色々聞いてみたかったんですが(父親は料理あんまりしない人でした(つまみは別ですけども(笑)))、それはともかく、8月突入と同時ぐらいに梅雨もあけそうですし、熱くなったところでアイスバナナ、おすすめです。