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ミニマリズムの美学

わたしは自分のことを「ミニマリスト」と表現することがあります。正直、自分がミニマリストなのかはわかりません。しかし、自分の中でのミニマリズムの美学は持っていると思います。そこで今回はわたしの大切にしているミニマリズム美学について、私見たっぷりに話していこうと思います。

このエントリはiCARE Advent Calendar 2021 11日目です。今日はiCAREに入社して11日目のデザイナーSumi(ko)が担当します。少し入社エントリー的な要素も盛り込んだつもりですので、iCAREの開発部やデザイナーに興味を持っている方にも読んでもらえると嬉しいです。

ミニマリストとは

『Minimalism: Live a Meaningful Life』の著者でもあるThe Minimalistsの2人は彼らのウェブサイトでミニマリズムを「モノを捨てて、モノではない人生の大切なもののためのスペースを確保すること」としています。

Minimalism is the thing that gets us past the things so we can make room for life’s important things—which aren’t things at all.

https://www.theminimalists.com/about/

身の周りのモノを減らすことで、思考が整理され、自分にとって大切なものが明確になるから、そこに時間やお金を費やそうと言うことでしょうか。

承認欲求を手放せるか

The Minimalistsの最新の投稿「Nobody Has the Power to Upset You」では、承認欲求を手放すこと推奨しているように見えます。しかし、承認欲求について「気にするな」と自分自身を説得できるほどの柔軟で強いメンタルを私は持っていません。

私は「正しい選択をしている」とか「うまいことやってるな」と見られたい承認欲求があります。承認欲求や誰にどう見られるかを気にすることは、自分の思考を整理して、大切なものを理解するヒントにもなる得ると思います。

自分の欲求とキャリア

私のこの欲求の根底には「親に安心してもらいたい」と言う気持ちがあります。過去には、次の就職先を決めずに会社を辞め、無職の時期もあり、全く新しいデザイナーとしてのキャリアを選びました。結果としてデザイナーの仕事でご飯を食べ続けることができていますが、当時の親は安心できなかったと思います。

そして今回、地元を離れ上京してスタートアップ企業に転職する選択をしました。この選択が客観的にも「うまいことやってるな」と思われるような正しい選択にすること(してみせること)で、親にも自分の選択を肯定、安心してもらいたいです。

そのために自分に必要なもの

自分の親が安心する状況とは、家族以外でも頼れる人がいて、心身ともに健康で生活を楽しんでいることだと考えました。それを言い換えると、私の大切なものは「友達」と「健康」だと気づきました。困っていたら助け合える信頼関係を築く。一緒にバカやっても感謝と尊敬の気持ちも持つ。身体に良いものを食べて良質な睡眠をとる。ストレスを溜めないように趣味は我慢しない。そのようなことに必要な道具は所有し、時間やお金も費やします。

ミニマリストの始め方

自分の大切にしたいものがわかれば、それに関係のないモノは減らしていくことができます。まずは減らすことではなく、増やさないことから始めてみることを勧めます。また、壊れてしまったら直せないか。自分で直せないなら直してくれる人はいないか。新しいモノを購入するのではなく、まだ使えないか?の視点でモノと向き合う。使ってすぐ捨てるタイプのミニマリストもいますが、私はできるだけ地球にやさしい方を選びたい。これは私の美学のようなものです。

切り捨てる

例えば所有する服の数を少なくしたとして「あの人また同じ服着てる」って思われるのが気になる人もいると思います。実際にわたしも「まだそれ使ってるの?」とか、「それ懐かしい(笑)」と言う反応をされたことはあります。しかし「あの人また同じ服きてる」って言う人は、私にとっての大切な「友達」にはならないでしょうし、その人との付き合いにストレスを感じ「健康」を害してしまうことは避けたいです。自分の理想や大切なものを理解していると、そう言った「気にしなくて良い」人目は気にならないメンタルを持てるようになりました。

持たない、減らせるモノ

実際にどの辺をミニマルにしているのかも気になってくると思うので、使わないモノや減らしているモノについて、いくつか例を紹介しようます。

  • バスタオル

バスタオルの代わりにフェイスタオルを2枚使っています。まずは1枚目で頭から全体を拭きます。1枚目で顔は拭きません。その後乾いた新しいフェイスタオルで顔と髪を拭きます。顔は清潔なタオルで拭けますし、一番濡れている髪は乾いたタオルを2回当てることができます。

  • 瞬間湯沸かし器

使っていた瞬間湯沸かし器がリコール対象になり回収されました。その時に小鍋で水を沸かしていたのですが、それで十分でした。湯沸かし器は水垢がついたりコーヒーなどの飛び散って汚れてしまい、定期的に洗う必要があります。小鍋なら料理で使った時に洗えばよくて、水を沸かしただけの綺麗な小鍋はひっくり返して水切りかごに置いておけばいいのです。

  • 掃除機

ほうきや水拭きワイパーなどで大丈夫です。掃除機は大きい、うるさい、汚い。あと、掃除機で好きなデザインのものがない。

  • 化粧品

まつ毛パーマ、眉毛のアートメイク、肌トラブルを皮膚科で解消するなども、朝の準備時間が減ることに繋がります。一度プロに似合う化粧品を選んでもらい、化粧品を厳選することも良いと思います。ただしお化粧が喜びになる人はここをミニマルにする必要なし。自分の「好き」を削るミニマルはNO!

  • お財布

私は実践できていませんが、お財布は必要ないかもしれません。私の知人は基本は電子決済で、必要な際はマネークリップで紙幣を持ち歩き、小銭は全部一旦ポケットに入れて家に帰ってから瓶に小銭を入れているそうです。そして瓶がいっぱいになったら銀行に行って両替するそうです。

まとめ

所有物を減らすことを目的とせずに、自分にとって必要なのかを考え、増やすことをやめることからミニマリストを始めることを私はお勧めします。そのためには自分はどうありたいかのビジョンを持つことが大切であり、私はどう見られたいか?から考え始めることで、自分にとって大切なもののスペースを確保できました。

最後に、健康であることは究極のミニマリズムです。不健康であるとお金も時間もかかりますし、会社に不健康な人が多いとその会社の生産性はなかなか上がりません。株式会社iCAREでは、働くひとの健康データに基づいた予防措置により健全な組織づくりを支援する健康管理システムCarelyの運営を行っています。

そんなiCAREでは一緒に働くメンバーを募集しています。

クリスマスイヴまでアドベントカレンダーを読んでいただいたエンジニアの方にはぜひこちらの素敵なイベントにも来ていただきたいです。

明日は弊社の応用技術チームの若きキャプテン、サーバーサイドエンジニアのでんでんさん@shogodenが投稿します。引き続き、クリスマスまでiCAREのアドベントカレンダーをお楽しみください。


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