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【胸部レントゲン】まずはこれだけを覚える!(回答編)


胸部レントゲン


①第2肋骨(2nd rib)
②鎖骨(Clavicle)
③右肺動脈(Right pulmonary artery)
④CP-angle(costophrenic angle)
⑤左心室(Left ventricle)
⑥AP-window(Aortopulmonary window)
⑦気管(Trachea)
⑧肩甲骨(Scapula)

・肋骨は左右12対(本)あり、第10肋骨まで胸骨と連結しているが、11肋骨以降は連結していない

・横隔膜は通常、右の方が高い(左には心臓があるため)

・心陰影には右が2弓、左が4弓あり、それぞれの対応表は下記の通り
 右第1弓→上大静脈
 右第2弓→右房縁
 左第1弓→大動脈弓
 左第2弓→肺動脈主幹
 左第3弓→左心耳
 左第4弓→左心室

・右気管傍線(右肺と気管壁右側とで作られる線で、鎖骨から気管分岐部あたりに見える)が5mm以上になると病的原因があると言われている
・主な原因は縦隔腫瘍や胸膜炎など
・他には前接合線や後接合線などがある

・Ap-windowは下行大動脈と左肺動脈で作られる

・主気管から左右に分岐する気管分岐部は通常Th-5(~6)のレベルにある
・左右の主気管支への分岐角度は、右が20度程度、左が45度程度となっていて左右で違う
・そのため誤嚥性肺炎は右側に起こりやすい

・鎖骨より上方を肺尖部と呼ぶ
・鎖骨と第2肋骨(前縁)の間を上肺野、第2~4肋骨を中肺野、それ以降を下肺野と呼ぶ

・Cp-angleが鈍角(dull)になると胸水のサイン

・第6肋骨の前縁が横隔膜と接するのが通常
・逆にこれ以上だと過膨張で気腫性変化があるサイン

  技師はんに「胸写に始まり胸写に終わる」というのがあるらしいな。
  単純やけど奥が深い検査って事や。
  まぁ、ワシは苦手やけどな!

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