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株式投資の勉強法を再考する
私の投資法はグレアムやバフェットに大きく影響を受けているので、それを前提としてお読み頂けたらと思う。
私事だが、投資を始めたばかりで粗方の株式投資に関する本を読み尽くしてしまった後は、様々な企業の財務諸表をひたすら眺めて投資先を探していた。ただ、それだけではどうにもマンネリ気味で、投資家として成長できていないのではと感じた時期があった。なので今回は、現在の私の勉強方針をご紹介する。
投資家の世界は経験と知識が物を言う。経験とは株の売買を通してマーケットと付き合ってきた期間である。
知識は大まかに以下の4つに分類される。
1.企業・業界
今後の成長性や利益率の源など投資判断を行う際に不可欠な情報となる。
2.投資手法
バリュー投資やチャート分析に代表される投資手法で、投資戦略の方向性を決定づけるものである。
3.経済
株価に連動しやすい中央銀行の役割、金利や債権等の知識
4.会計
企業の財務諸表を読み解くための知識
これから投資を始めようというのなら最も重要なのは投資手法を決定すること、それから企業研究と最低限財務諸表から利益率や成長性を読み取れれば上々である。
ある程度投資に慣れてきた人たちにとって2.投資手法の重要性は下がるので、特に1.企業・業界の知識を増やすことに重点を置きたい。
自分が完全にビジネスを理解している範囲で投資を行わないと期待値が下がるからだ。
そのためには、企業の発行するannual reportやビジネスの仕組みを解説した書籍で知識を増やし続けるしかないのである。
3.経済と4.会計は副次的だが、勉強しておいて損はない。マーケットに参加する人の多くが知らない情報やスキルを持っていれば、出し抜いて利益を得ることもできる。
経済新聞や経済に関する書籍を日常的に読み、簿記などで会計学をある程度修めておくと良いだろう。
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