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ヴィッセル神戸スカウト 幸田将和さん「イキってるんですよ…」

Kiss FM KOBE「WE LOVE VISSEL KOBE」(9/23(月) 21:00)でスカウトの幸田さんを迎えて。

MC:クマガイタツロウ(ワタナベフラワー)
アシスタント:ヴィッセルセレイアCHIAKI
解説:近藤岳登(元ヴィッセル神戸)
ゲスト:幸田将和(ヴィッセル神戸スカウト)

近藤岳登を世に出した幸田スカウト

クマ:さてここからはゲストです。ヴィッセル神戸スカウトの幸田将和さんにご登場いただきます。よろしくおねがいします。
幸田:よろしくおねがいします。
近藤:いやー、きましたね幸田さん、もううれしいわー…
クマ:岳登さんをスカウトされたという幸田さん。
近藤:だってサッカー以外で初めてこうやってお仕事できたっていう、
クマ:あ、そうなんですか
幸田:そうなんですよ、まさか、まさかこんな。
近藤:いやーこれはうれしいわー…
クマ:僕ははじめましてということで、よろしくおねがいします。
幸田:はじめまして、よろしくおねがいします。
クマ:さあ、簡単に幸田さんのプロフィールご紹介しますね。

(略)

近藤:あ、こういう経歴だったんですね。
幸田:え、知らなかった?
近藤:いや知らないです、経歴まったく知らんかったっす。
クマ:付き合いは長いですよねでも。
近藤:そのーもう僕が大学のときから。
幸田:はい。
近藤:もうスカウトしていただいた、
クマ:見出したということで。
近藤:だから、ほんと、近藤岳登を世に出したのは幸田さんですからね。
クマ:なるほど。
幸田:いやもう半分出てましたけどね。
一同:(笑)
クマ:はみだしてる。
幸田:はみだしてました。
近藤:オフサイドしてた?
幸田:オフサイド、もう、
近藤:オフサイドしてたかー。
幸田:だいぶオフサイドしてました。
近藤:ライマン降ってたかー気付かなかったな(笑)
幸田:大学時代からだいぶオフサイド気味でしたけど、つかまえることに成功しました僕は。
クマ:いやー岳登さんの話はちょっと死ぬほど聴きたいところなんですけど、まず、
近藤:まずはね。
クマ:まずスカウトとはどういうお仕事なのかというのはまずはね、お聞きしたいですけど。

(略)

スカウトの仕事

近藤:高校卒業のときとかは親を落とさなきゃダメですからね。
クマ:あー。
幸田:そうですね。
近藤:落とすっていい方悪いですけど、親の了解も得ないと、
クマ:そうか、未成年やから。
近藤:そうです。成立しない話なんで、そこまでのフォローもやっぱ幸田さんするんすよ。
クマ:親御さんへのフォロー…
幸田:そうですね、もう、お預かりするという。
近藤:ほら!…ステキ。
クマ:こうやっぱ、
近藤:ステキだわー…
クマ:ご家庭にご挨拶みたいな。
近藤:…好きだわー…幸田さん…
クマ:(笑)岳登さんはもうとってもらった恩がありすぎて愛情が深い。
幸田:大学生にもありますけど、ま大学生は大人なので、高校生のほうはもうお預かりするっていう、こちらで責任をもってお預かりしますっていうところで親御さんもご挨拶して、しっかりと。
クマ:親御さんの反対があったら。
幸田:はい。反対ももう、多々、多々ありましたけどね。
クマ:絶対そうですよね。
幸田:そこはもう誠意というか口説き落とす、いろんな方法を駆使して。
クマ:(笑)その方法を、例えばどういったもん、いいですか一個聞いて。
幸田:いやいやいや、使えるものはなんでもじゃないですけど、人脈、まあ人脈、この選手だったらこういうふうなのが響くだろうなとか。
近藤:だから、そうですよ、今、宮っていたじゃないですか、今水戸ホーリーホックにレンタル移籍の。
クマ:はい。
近藤:宮落とすとき僕、呼ばれましたからね幸田さんに。食事だから宮と一緒に。
クマ:岳登さんと、で入れよと。
近藤:ただ、後から宮に聞いたら、別に岳登さんの力1ミリも感じてないって言ってました。
クマ:(笑)
近藤:残念ながら、あの、別に岳登さん来なくても、僕、ほぼ決めてましたって。
クマ:(笑)それただの楽しいごはん会…
近藤:僕としてはおいしいお肉が食えたから、ラッキーだったっていう、ただのそういう会でした。
クマ:ま、でもそういうコミュニケーションも必要っすもんね。
幸田:大学同じなのでね。
クマ:あー。
近藤:びわこ成蹊スポーツ大学で。
クマ:そういうとこもあるんですね。
近藤:そうそう。
クマ:じゃほんと経歴や趣味嗜好も調べて…
幸田:そうです、もうレジェンドにあって、話をしてもらうっていう。
クマ:大変だ。
近藤:え、え、え、幸田さんなんて今いいました?。
幸田:えーっと間違えたかな、レジェンド…
近藤:あ、お、レジェ…レジェン…レジェンド…
クマ:(笑)気持ち良さそう…!
幸田:大学のね、その。
クマ:でもほんとは蓋開けたら宮選手のレジェンドではなかったと。
近藤:そうそうそう(笑)宮大樹はぜんぜん俺のこと好きじゃない…
幸田:まあまあ面識はあまりね、なかったんで。
近藤:そうですね。
クマ:でも決まったんですもんね。
幸田:決まった。おかげさまで。

(略)

近藤岳登「活躍するしないは別として」

クマ:性格ってやっぱでも、大事ですか。
幸田:なんでも、どの世界でも大事だと思いますけど、人間性っていうのはまあプロの世界ではもちろん、向上心とか負けず嫌いであるとか、こいつに勝って試合に出るんだっていうのがないと、ただ、独りよがりでなくて、チームのやりたいサッカーに沿って、自分の良さを出せる選手っていうのが。
クマ:難しい!俺が俺がいうとこもいるし、でも周りのことも考えれないといけないし、でも周りばっか考えて謙虚すぎてもダメってことですよね。
幸田:どの世界でもあてはまると思うんですけど。
近藤:だから僕がいるときもそうですけど、やっぱ幸田さんが幸田さんがとってくる選手ってね、まず、人間性が一番にきてると思うんすよ。
クマ:うーん。
近藤:も活躍するしないは別として。
クマ:はい…。
近藤:幸田さんがとってくる選手っていうのは人間性が抜群です。近藤岳登を筆頭に。活躍するしないは別ですよ?
幸田:いやいやもちろんね、活躍してほしいっていうのはあるし(笑)
クマ:ははは(笑)
幸田:でもその当時はそういう選手をとりたかったし、それヴィッセルの下地をつくりたかったっていうのがたぶん、
クマ:なるほどね、ほんならこの後は岳登さんの話も聞いていきたいなという。
近藤:ぜひ聞きたい!俺も聞きたい。
幸田:短め…短めに。
近藤:なんでだよ。ずっと話そうぜその話…

レセプションパーティーに馬が

クマ:単刀直入に聞きます、岳登さんをスカウトした理由は、なんですかね。
幸田:あの真面目な話もいいんですけど、まず、最初に見たときの衝撃…衝撃、はい。
クマ:どんな衝撃でしたか。
幸田:えー…プレーではなく…
一同:はははは(笑)
近藤:まじかよーえ?
クマ:(笑)もう今答えきちゃいましたから。
近藤:少なくともプレーだと思ってた、あれ?うそでしょ?
幸田:プレーではなく、プレーもま、みたんですけど、その後のレセプション?
近藤:はいはいはいはい、あのサッカーのね、大学は。
クマ:大学の。
近藤:デンソーカップっていうね、当時、大会があって、それに各地区の大学の選抜が集まって。
クマ:はい。
近藤:する大会があって。
クマ:うんうんうん。
近藤:試合の前の日に、レセプションパーティーみたいなのがあるんですよ、そこのことですよね。
クマ:みんなで、そのまあ懇親会的な感じですか。
幸田:そうです。地方で行われるので、その地方が主催で懇親会を開いて、各地域の代表が出席して、前で登壇して挨拶するわけです。
クマ:選手がですか、代表として。
幸田:はい、北海道、東北から順番に。で関西選抜、ってきたときに…馬がいるんですよ。
クマ:(笑)
幸田:馬。なんかね一人だけ馬の、こういうマスクみたいなのをかぶってあがっていく選手がいたんですよ。
クマ:あれ?と。
幸田:あれ?なんだあれって思って。僕スカウトなったばっかりだから、こういうことあるのかなって思って。
クマ:ドキドキして。
幸田:え何があんの?って思ったら、そのままでも顔出さなかっ…出した?
近藤:出さないですね。
幸田:出さないで降りてったんだ。
近藤:なんか、マイクがまわってきたんで、そのまま「ヒヒーン、ヒヒーン」って言い続けて終わるっていう、
クマ:(笑)
近藤:最強に、今でいったら最強にスベるボケをかましたわけです(笑)
クマ:他のみんなは、真面目に、どこの代表でこういう感ですでこんな感じに思ってますみなさんよろしくお願いします、くらいのやつが続いてる中で、関西で、岳登さんに番に回ってきたら、馬がでてきて、
幸田:でてきて、
クマ:ヒヒーンしか言わずに終わる、それ鋼のメンタルが…
近藤:いやー俺へんな汗かいてきたわ、幸田さん帰ってもらっていいすか。
クマ:(笑)
幸田:それをみた瞬間に関西のメンバー表見て、誰がいない?と。
近藤:(笑)あーいない選手と、あーなるほどね。
幸田:さがしたら、
クマ:「あれかー…」
幸田:うん。
クマ:そこですか。
近藤:馬かぶってよかった…
幸田:で、翌年の同じ大会か。
近藤:同じ大会ですね。
幸田:松岡亮輔と、
近藤:あーそうですね松岡亮輔とね。
幸田:そのときは漫才、漫才を。
近藤:やりましたねー。
幸田:まそういう出し物をやるっていう的なところ。
クマ:宴会部長的な。
幸田:まあまあそれも、なんていうんですか、肝試し、
近藤:はいはいはい、度胸、度胸…
幸田:度胸試しじゃないけど、ここでそういうふうなことができる度胸があるんだなっていう。
クマ:普通できないっすね。
近藤:やってよかったーー…いやマジでね。
クマ:なんの自信ですか(笑)
近藤:いやおれ、それサッカーもせずに、その練習を松岡とふたりでずっとやってんの。
クマ:(笑)
近藤:結果散々すよ…ねえ。
幸田:他のスカウトは引いてましたけどね。
近藤:そう、結果だってそのデンソーカップ自体、最下位でしたからね。
クマ:(笑)幸田さんだけそこに注目してたって。
幸田:注目しましたねー、当時は。
近藤:だってその漫才やってた二人、そのままひっぱってくれたっすもん、ヴィッセルに。
クマ:それでも、チームになんていうんすか。
幸田:いやもちろん実力もね、あるから選抜に選ばれているわけで。
クマ:もちろんそこまではもちろんね、プラスアルファこの心臓の強さ、
近藤:やってよかった!
クマ:これは大舞台でもいけると。
幸田:はい、これはいけると、はい。
近藤:やってよかったわ、けどそれもあって、僕神戸入団して、やっぱファン感謝祭大活躍しましたからね。
一同:(笑)
近藤:幸田さんの目は間違いなかったです、はい。
クマ:(笑)そうですよね、キッチリ仕事してます。
近藤:そうですね、仕事しましたよ。
クマ:期待通りでしたかやっぱり。
幸田:期待通りですね。

オシムどうやねん、と

近藤:いやだって俺、あと聞きたいのは幸田さんね、僕ジェフの練習参加してたときに、大学生のときに、
幸田:はい。
近藤:毎晩ね、電話してきてくれたんですよ。
クマ:そういうとこってね、ど、どう、ちらっとでてましたけど。
近藤:毎晩、そう、あれ、うん。
クマ:それほんとなんですか?まずは。岳登さん、の話が信用できないって、
近藤:嘘つかないわ!なんで俺嘘つくんだよ!
幸田:いやもう、僕は、岳登選手みたいに、岳登さんみたいに人たらしではないので、
近藤:言い方悪いんだよこれ(笑)
幸田:あの、そういう能力やっぱスカウトに必要だと思うんですけど、もう純粋に、誠実さというか、もう訴えかけるしかないなと思って。
クマ:最終的には。
幸田:最終的にはもうしつこく、粘り強く。
クマ:そういうのって連絡先どのタイミングで聞いてるんすか。
幸田:あ、それはもう練習きたときに、
近藤:うん。
幸田:連絡とるんで、もうそこで聞いて、監督さんから教えてもらって、連絡とって。
クマ:連絡きた瞬間に、あ、キタって思いましたか。
近藤:いや、あのもう、僕は、だから、いろんなチームに練習参加したかったし、いろんなチーム見たかったんで、ヴィッセルが一番最初に声かけてくれたんすよ。でそのジェフのときに、それこそ毎晩、もう4日連続くらいで電話幸田さんからきて、
クマ:なんの話するんですか。
幸田:どうだと、どうだ、
近藤:そう、ジェフ。
クマ:どうだ(笑)
幸田:オシムどうだと(笑)
近藤:ほんとにそんな感じ。
幸田:オシムどうやねんと。
近藤:うんほんとにそんな感じでしたよ。
クマ:今日はどうやった?
幸田:今日はどうやったと、なんかやったのかネタを、ネタはやったのかと。
近藤:そうそうそう。
クマ:そういう話を、電話で?
幸田:電話でです。
クマ:彼女やんもう。
幸田:もういいんじゃね、そこって。
近藤:そう、そう、もう練習参加しなくていいじゃん、神戸に決めろよって。
クマ:それを毎日いってたんすか。
近藤:もう感動したっすよ。
幸田:でもそうすっと恋愛みたいなとこありますね、たしかに。
クマ:あー、選手とね。
幸田:だと思う。惚れ込んだらもう、その選手にってとこはありますよね。
近藤:うわーうれしいなあ…
クマ:でも幸田さんってあれですよね、いっぱい、そういう、いるわけですよね。
幸田:はい、いますね。
クマ:みんなにやるわけですか。
幸田:みんなにやります。
クマ:マメー!
近藤:うん。
幸田:やるように、まあ、してて。
クマ:振られることも。
幸田:振られることも多々。
クマ:じゃそういうかけるとこはマメにやっていかないと。
幸田:そうですね、そこしかない。

もうええやん、と

近藤:けどうれしかったですよ、「まーいいよ、決めよ、神戸でいいじゃん、決めろよ…」って。
クマ:でそんとき岳登さんどんなんすか、電話受けて。
近藤:いや、まあ、まあうれしいっすよ、
クマ:けどまだみたい…
近藤:まあけど、ありがとうございますってそれは言って、まもうちょっと練習は参加します…
クマ:最終的な…
幸田:クールなんですよ、ドライなんですよ。
クマ:そのときドライやったんすか?電話…
幸田:電話。
近藤:それは一応あのジェフにいるんでね、
幸田:イキってるんですよちょっと。
一同:(笑)
クマ:イキってた?そのときイキってました?
幸田:イキってるんですよ…
クマ:「コイツ…」って思ってました?お前いいから決めろやと。
幸田:もうええやん、と。
クマ:もうええやん、と。
幸田:もうええやろ…
近藤:でもあの、ほんとに4日間ていうのは、僕はほんとにこれは、ヴィッセルにじゃなく、幸田さんのところにいこう!って決めた4日間でした。もヴィッセルじゃない、幸田さんだと。
クマ:そこまで思った4日間での最終決定した言葉とかあるんですか。
近藤:いやもう言葉というか、ほんと毎日電話してきてくれて、もヴィッセルでいいじゃねーか、ってもう毎日…
クマ:それ電話で、じゃあわかりましたっていったんですか?
近藤:そのときは言わなかったですよね。
幸田:うん、そのときはね。後日…
近藤:後日…はい、もうお世話になりますって。
クマ:岳登さんのほうから。
近藤:幸田さんに言いましたね、いやもうけど、ほんとに僕にとってヴィッセル神戸じゃなかったですもん、幸田さんのとこにいこうって決めたチームだったってことです、ただただ。
クマ:そのときの、岳登さんからかかってきたときの、いわゆる自分が惚れ込んだ選手から、お世話になりますっていうふうに連絡あったときはどういう気持ですか。
幸田:いやもう、どっちかわかんないわけです。
近藤:電話がくるとね。
幸田:断られるのか、マルなのかバツなのか。
クマ:あー、そうか、ドキドキしますね。
幸田:あー岳登から電話だ、どっちかわかんないけどもしもしって、まあ、普通に落ち着いた感じででて、
クマ:で、お世話になりますっていわれた瞬間…
幸田:瞬間は、僕あんまりこう、感情でるほうじゃないんで、あそうかっていう、ありがとうっていう。
クマ:で、「ヨッシャーーー!!!」って、
幸田:もちろんそうです。
近藤:「落とした落としたー!はい、いっちょあがり!はい、落ちたー」みたいな(笑)
クマ:(笑)
幸田:ま、あずかりますと、すぐに監督さんにも連絡して。


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