Radio Dancer/ラジオダンサー

ちょっとナナメな人見知り大学生の頭の中を覗けるnote。音楽を作るのが好き。毎週木曜に…

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ちょっとナナメな人見知り大学生の頭の中を覗けるnote。音楽を作るのが好き。毎週木曜にエッセイを投稿してます。Twitterも覗いてくれると嬉しい、、、!

最近の記事

セットアップの魔物 (#4)

高校生の間、ぼくはオシャレと全く対極の位置に鎮座していた。 ”制服さえあればいい日常”を存分に謳歌していたからである。 というのも友達があまり多くなく、その友達もみんな内向的な性格だったために休日に友達と遊ぶことをあまりしてこなかった。そのおかげでぼくの日常には私服というものが必要なかったのである。 しかし大学生になった今もなお制服で生活しようものなら、新たな学友たちは目をそらし、旧友は物理的にも精神的にも距離をとり、キャンパスライフという海に孤独の道がモーセのごとく開

    • 大学1年生(仮) (#3)

      大学生になりたい。 受験生時代の僕の頭の中の未来予想図には、この時期には処理しきれないほどの新歓チラシを両手に各サークルを渡り歩いてサークルを決め、夏合宿で友達100人でも1000人でも作ってる一方で仲間と励まし合いながら学問にも邁進するという薔薇色の未来が書かれていた。 # 未来を美化しすぎだという意見は一切受け入れない! しかし100年に1度のウイルスが僕たちを襲い、サークルは決まらず、対面授業は受けれず、友達はできず、大学への愛着など一向に湧かない。どうやら10月

      • 【人見知りの公式】妄想≠現実 (#2)

        1年前から歯の矯正を行っている。 そのため、矯正の器具である針金を交換してもらうために月に一度必ず通院しなければならない。これが忘れっぽい僕にとってなかなかの難敵なのである。 8月の中旬、ふとしばらく歯医者に行っていないことを思い出した。前に行った日付を確認すると、もう三ヶ月も経っていた。これは良くない。慌てて診察の予約を取るためのの電話をかけた。3日後の夕方が空いていた。 当日、僕は時間通りに歯医者を訪れた。白を基調とした清潔感のある受付で軽い手続きをすると、すぐに診

        • 人見知り大学入学祝い (#1)

          僕は以前ブログを書いていたことがある。 今から3年前、高校に入学した頃だ。その当時、人見知りのまま中学生活を終えた僕は”何かを変えなければいけない”とひしひしと感じていた。 そして高校に入学した。 高校1年目で休み時間に話せるようになったクラスメイトは三人だけだった。 残りの37人とは授業時間外に話した記憶がない。授業内のディベート等で話す時も自分だけは〇〇君と呼ばれ続け、呼び捨てで呼ばれることは無かった。他の人たちの間には無いような、見えないけど大きすぎる壁が僕の前

        セットアップの魔物 (#4)