元カレを思い出すような味。チーズときのこのカレー　4/47

「１０代の頃は値札、３５を過ぎてからは成分表示」
昔、飲みながらそんな話を友人としたことがある。
１０代の頃はお金も無いし、（２０代でも無かったけど）
とにかく安くてお腹一杯になるもの！を中心に探してた。
３５歳を過ぎて、４０歳に近づくにつれ商品の裏に書いてある
カロリーと脂質をチェックするようになった。

コンビニでご飯を買う時などは
「ツナマヨ、好きだけどカロリー少し高いんだよな〜
シャケにしておくか」など心の中で呟きながら
選んでいる自分がいる。
メインのご飯を買う時などは
「新商品！こだわりビーフの絶品カレー！」
というなんともそそられるタイトルをスルーして、
容器の下に書いてある成分表示をまず確認する。

「顔じゃ無いのよ、中身なのよ」
年齢を重ねてくると食べ物も人も
中身が大事になって来るな〜と思いながら、
その中身を気にしているのは外見の為。
なんだか自分でもよくわからなくなって来た。

さて、今回、大阪の３人組バンド、
ハンブレッダーズ

2020年のアルバム、「ユースレスマシン」

がプレゼントしてくれた
無印良品のカレー、４７個、圧巻！

ここから今回セレクトしたのは
糖質１０g以下のカレー
「チーズときのこのカレー」

カレーは好きだが、糖質が気になる、
そんな人にまさしくピッタリなカレー。

「前に付き合った人はグイグイ
引っ張ってくれる、オラオラ系だったの。
最初は良かったんだけど、
だんだん疲れて来ちゃって・・・
そんな時に出会ったのが今の人で。
全然タイプが違う、どっちかっていうと
控えめで、優しい感じ。ウチの親とも
いい感じで接してくれるし。
・・・でも、ね、」

というのが食べた感想。
（どんな感想だよ！）

いや、確かに優しい。
そして、美味しい。
でも、やはりカレーには少し
罪悪感があるくらいの方が良いのかも。
少し物足りなさを感じてしまい、
自分でチーズとスパイスを足してしまった。

そんな感想を抱く僕はまだまだなのかも。
キャッチーなフレーズに惑わされなくなり、
成分表示を確かめる段階では
まだ分からない味がある。

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