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第180回「いまの考え」

▼木曜日。インフルエンザA型からの復帰は果たしたものの、依然としてせきが出る。ピーク時にくらべるとだいぶましにはなった。▼ふたたびアジトの行き帰りには満員電車に揉まれる日々。そもそも、満員電車がいやで無免許医になったところもあったため、たいへんな苦痛ではある。しかし、無免許医だからといって、満員電車などの世間一般的な「生活」を知らずに過ごしていていいのか、という疑問が生まれた。▼医者だからえらいとか、医者だから泰然としていていいとか、そんなことがあるはずなく、むしろ、そうした態度では、医療に必要ななにかを見落としてしまうだろう。なにか。それはたとえば、患者も自分も、同じ「社会」の構成員であることだ。いつまでもブラック・ジャック先生のイメージを引きずっていてはだめだ。無免許医はもっと社会に入らなくてはいけない。

▼これまでの無免許医



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