良いことは直接伝えたい/Voicy山田崇ラジオ#177
2022/09/22
Voicy山田崇ラジオ#177
話し手:山田崇さん 島田龍男さん
書き手:石井恵里
Check in
石井恵里:
おはようございます!山田崇オンラインかばん持ち6期生をしています、信州大学経法学部1年の石井恵里です。さっきごみ捨てのためにちょっと外に出ましたが、びっくりするほど寒くて。最近まで9月なのにまだ暑いなぁと思っていたので、寒い9月という感じを久しぶりに感じていました。
また、Voicyでも紹介させていただいている通り、明日から3日間大熊若者サミット2022に参加してくるので今はちょっとドキドキしています。
山田崇さん:
整わなさそうだなと思って、今のタイミングで整わない中チェックインしてみますね。
今日は東京にいます。9月1日に第2子の山田問が生まれてから、東京に来るのは2回目になりますね。
明日からの3連休では20人ほどの方が塩尻市に来てくださることになっています。ただ明日から天気が悪いようで明日は雨、土曜日も曇り時々雨、日曜日も曇りとなっています。今ワイナリー畑がすごくきれいな時期なんだけど雨の中でどこを案内すればいいんだろうと思ってそわそわしています。
また、もう9月の終わりになり、4月にNTTドコモgaccoに転職してからあっという間に6か月が過ぎてしまいました。
島田龍男さん:
昨日出ていたSnowPeakの社長のニュースでもやもやしています。
今日もよろしくお願いします。
山田さん:
SnowPeakのニュースは何にびっくりした?
島田さん:
例えば、退任理由は妊娠したからなのか不倫したからなのか、ルッキズム的に批判されているところも批判してる人のリテラシー大丈夫かなとか。
山田さん:
私もニュースになったのを知って、調べてみましたが、その中にはやめなきゃいけないんだという反応もありました。私もここまで言わなきゃいけないんだと個人的には思って。でも今の世の中って都合のいいことばかり発信できないんだと感じました。
島田さん:
SNSによって全員がメディアになり得るし、テキストだけじゃなく色々な情報が出せるようになっていますからね。
山田さん:
ニュース関連では、元電通マンが地方公務員に転身の記事を読みましたが、記事が出て1日経ったら賛否というか悪いほうのバズり方をしていて、これって世の中的にはダメなんだと思いました。
島田さん:
ダメだと思う人の声がでかいというのはあるかも。
山田さん:
田舎は刺激がないとか、本屋のところは本人がそこまで言ったのかも分かりませんが、田舎の本屋さんは品ぞろえがとか、悪い方向に広がっていく記事なんだと思ったときに情報発信って難しいと感じて。
島田さん:
山田さんも元スーパー公務員で今もイベントに呼ばれていますしね。
私も先週「地域力創造大学校」という公務員向けのイベントで唯一やめちゃった公務員として登壇しましたし。
あと、元ナンパ師でGoogle検索してもらうと一番に出てくるんですよね。ただ、もはやナンパでTEDに出たことを知らない人のほうが多いんですよね。
▼ひとりじゃ円陣組めない: Takashi Yamada at TEDxSaku
▼39歳・元ナンパ師の市職員が挑戦する、すごくまじめでナンパな「地域活性化」の取り組み
「39歳・元ナンパ師の市職員」というワードがかなりバズったからかな。
空き家を借り始めたのは2012年からで、これまでは講演も年20回ぐらいでしたが、この記事が出てからは年100回公演に呼ばれるようになりました。
Voicyのパーソナリティーの中にはニュースに関して自分はどちらの立場に立つわけでもないからリンクは貼りませんってする人もいるけど、龍男はニュースのこともそのまんま言ったからすげーと思った。でも、Check inで頭の中に浮かんだことを話す177回やってきた山田崇ラジオの中では普通だよね。
島田さん:
なかなかのたたかれっぷりで、記事に書いてない情報まで出てきたり、それも本当かどうか分からない情報だったりして。本人からも狙い通りだったというようなコメントが出ていますよね。
山田さん:
確かに認知はされるようになりますよね。でも、そういうことじゃないと知られにくくなってきているのか…とも思いますね。
昨日、日比谷のBASE Qで開催された新産業の立ち上げを考える「Industry-Up Days Autumn 2022」というイベントのピッチに立ちました。「インタープレナー」がキーワードになっていました。
▼BASE Q
▼Industry-Up Days Autumn 2022
▼インタープレナーとは
インタープレナー:社会起点で 越境しながら 価値創造に取り組む個人
このイベントの中で、高校生の時から事業を始めた方や、医師免許を持ちながらその傍ら他にも本業として面白いことに取り組まれている方のお話もお聞きしてとても面白いと思ったんですよね。
新しいことをしやすくなってきているし、起業だったり、ソーシャルイノベーションが国からも後押しされていますからね。
こんなことが生まれているんだ!と思いましたが、昨日登壇された方の中には知らない方もいらして。ただ、人が受けられる情報は一定だから自分が何かしたことについて情報発信できて、世の中の情報は増えているけど、良いことをやる人が増えてきている分、良い情報が広がりにくいと感じました。
島田さん:
最初にお話ししていた、色々な捉え方がされるニュースを考えると、炎上でもしないと認知がとりにくいとも思えますよね。
山田さん:
新聞に載ると権威ですが、世の中に情報が増えてきても紙面は増えていないから難しいですよね。でも地域で何か始めていることは増えてきている。
島田さん:
メディアはいい情報を発信するためのものなのかという疑問もあります。メディア関係の方の中には権力の監視が役割と言う方もいらっしゃるので。
山田さん:
3連休に塩尻に来てくれる方には、信州ということで松本市など塩尻駅以外も紹介します。ただ今回は岐阜県まで行くんだよね。
塩尻市から車で1時間弱のところにある岐阜県中津川市で開催される「中津川THE SOLAR BUDOKAN 2022」に行きます。
このフェスでは、フェスから発生するすべてのCO2実質ゼロを目指しているみたいです。「カーボンネガティブ」の意味で「NEGATIVE」って書いてあるTシャツをリターン品にしたクラウドファンディングとか、エコバックとかも買いました。
3日間のタイムライン見たら布袋寅泰とかストレイテナー、奥田民生さんとか。岐阜の中津川にこんな人来るんだと思ってびっくりしました。
島田さん:
私これすごいいいプロジェクトだと思っていて、18歳、19歳の時に、音楽で環境問題とかを訴えながらゴリゴリのロックでめっちゃ電力使っていると矛盾を感じて。
山田さん:
私も、このイベントを通して初めてカーボンクレジットのことを知りました。イベントのホームページにも「フェス開催に伴って発生するCO2排出量のうち、大半を「来場者の移動」によるCO2排出が占めています。」と環境省「カーボン・オフセットガイドライン Ver2.0」に基づいた情報も載っていました。これも初めて知って今初めてしゃべっています。
島田さん:
カーボンニュートラルについての議論はありながらもいい取り組みだと思います。
山田さん:
「NEGATIVE」って書いてあるトートバッグ持ってたら、山田さんネガティブなんて珍しいですねって言われて、カーボンネガティブについての話もできたりして。
島田さん:
ビジネスパーソンはこのことを知ったほうがいいと思います。大企業はカーボンクレジットを買って、地方自治体は売るというのがめっちゃいいビジネスになるのに。
山田さん:
企業の責任を資源を調達するところまで考えるようにすることも問われるようになってきていますからね。お金を払うことをしないと広がっていかないのかもしれないですね。
Check out
石井恵里:
情報が誤解されて意図したように伝わらなかったり、世の中に出回る情報が多すぎていい取り組みが伝わりづらくなってきている、というお話がありました。でも山田さんが「NEGATIVE」のトートバックを持っていてそこからカーボンネガティブやカーボンニュートラルの考え方に話題が広がったことを考えると、やはり伝えたいことこそ口伝えで対面で伝えることも大事だなと感じました。そのほうが違うとらえ方がされにくかったり伝えたいことが伝わりやすいとも思うので。情報の伝え方を変えてみることも大切ですね。
山田崇さん:
今日冒頭、SnowPeakのニュースは頭の中にあったんだけど龍男に話してもらったことでいいきっかけをもらって、久しぶりにちょっと感じていることを話せた気がします。
良いことをやり始める人は増えてきていて発信することもできるけど人を動かすまでは難しいですよね。でも「中津川THE SOLAR BUDOKAN 2022」から私もカーボンオフセットを知ることになったので動かされてますよね。自分が思ういいことはし始めたり、やり続けていこうと思います。
島田龍男さん:
野外ライブってすごくいいですよね、このタイミングで涼しくなってきたし。私はミュージシャンになりたい気持ちをあきらめられていないと常に思っていて、全部仕事を辞めてミュージシャンになろうかな。
山田さん:
昨日65歳から音楽始めた人と打ち合わせをする機会があったんだけど、その方は大企業に勤めていらして、でも65歳でやめた後もそっから35年も音楽できるんだと思って。人生100年時代だからまだまだ可能性はありますよ。
きづき
最近SNSで情報発信をすることが増えてきて、それと同時にSNSで今までよりも多くの情報に触れるようになりましたが、確かにその全てを受け止め切れていないと感じていました。誰にでも情報を発信できる手段がたくさんあるからこそ、誰に、どうやって伝えたいかを考えながら伝える方法を選んだり言葉を選ぶことが大切だときづきました。さらに、伝えられる範囲は狭くても、やはり口コミの力は絶大だと思いました。だからこそ、いいなと思ったことはすぐに人に話してアウトプットして仲間を作っていけたらいいなと思います。
また、気候変動問題の問題意識は多くの人が持っているけれどアクションしにくいのは面白いと感じてもらいにくいからで、今日紹介いただいた音楽フェスのようにみんなが楽しみながら環境のための取り組みができるのはとても素敵だなと思いました。わくわくしながら課題解決もできるといいですね。
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私は現在「2022エシカルふぇすinながの」の実行委員として環境問題や人権問題を意識しながら営まれているお店を取材させていただき、それを動画にしてYouTubeに投稿しています。「エシカル」って何だろう??自分の行動から小さな変化を起こしてみたい!という方はぜひ見ていただけると嬉しいです🥰長野県でエシカルな取り組みをしていらっしゃるお店の皆さんの熱いメッセージをぜひお聞きください!!
皆さんのきづきのきっかけになることを願っています。
関連リンク
▼奥田民生 世界の終わり
島田さんから共有していただきました!
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