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萎んだ財布では憧れの生活はできない

独り暮らしを始めてすぐ、付き合っていた恋人と別れて自分の人生観はがらりと変わった。「1人でも幸せになれる時代に~」って言ってた結婚情報誌のCMがあるけれど、2人以上になってもマイナス1以上ゼロ未満になる時代でもあるんだからおっかねぇ時代だよな、と。今の私の周りは結婚と離婚のダブルラッシュに溢れていますよ、お母さん。
兎にも角にもべしょべしょ泣いてる場合じゃねぇ!次の恋人を探すか、独りで生きて身内に頼んで墓に入れてもらう算段を付けろや!とセルフで尻叩いて後者を選んだもののピンチになった話が今回のコレ。

横浜中華街で手相を見てもらって「91歳まで生きる」なんて言われて悲鳴を挙げた2年前を「人生100年時代」なんて聞いて思い出した。
何事もなければ家族は私より先に逝く。友人と話す機会があっても「お金がねぇ」の言葉からお笑い芸人の「いい加減にしろ、どうもありがとうございましたー!」な決まり文句みたいに「お金欲しい」の決まり文句で終わるだけ。そんな時に私の心の中の高橋一生が言うわけですよ、「あぁ~っ、FPに相談したい!」って。変な押し売りもないはず、あったとしても訴えやすいので安全では、と考えてマスコミ主催のセミナーに参加してから無料相談を受けて、収支の計算や運用方法を聞いて始めることにした。

が。つい最近私は貯金残高がゼロになりかけた。

昔通っていた整体を再開したんです。産休取得中の担当者に代わった新担当者はとても熱心な方でした、ええ。短期間での施術を勧め、チケット購入を勧め、断れずに契約した私に待っていたのは目ン玉飛び出るくらいのカード請求。加えて友人たちの結婚式の招待やお世話になった人の葬儀。ギリギリの生活でありながらブラックリストに載らなくて本当に良かったと思っています、ええ。
整体は施術後の体調が良いことは間違いないので今も施術期間を調節しながら通ってるんです、実は。とはいえ、年内を最後にやめようとは思っている。
「このお金があれば○○ができる」って考えるとやっぱり辞められますね。私の場合は「このお金があればいろいろなローン返済を前倒しできる」と「ちょっといいお値段の外食ができる」でした。

資産の運用って「人生100年時代」のために始めただけであって、今好きに使えるお金が増えたわけじゃないのに使っちゃったわけです、ノリで。自分で言っておきながら「ひでぇな」と思っているよ!
憧れの生活に憧れすぎるとレシートでパンパンのお財布が目につかなくなっちゃうのよね。いけない、いけない。
仙人みたいに霞を食べて生きていければいいのになぁ。

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