最初の実験

中筋研では森田先生のもとで新規ラジカル作るというテーマすることになりました。当時は力をつけるために先輩のテーマの原料合成をやることになりました。最初の実験はジメトキシナフタレンの tert-ブチル化でした。通常はフリーデルクラフツ反応を選択するところですが、上手くいかないことが先輩方の実験からわかっていました。ということで強酸中で tert-ブタノールを用いたフリーデルクラフツ様の反応をやりました。使った溶媒はトリプルオロ酢酸でそれを1 kg。最初にやる反応ではない気がしました。3 リットルの三口フラスコ、それが入るオイルバス。今だったらやらないだろうなー。これを一年間で5回ぐらいやった気がします。

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