【組織加重係数・放射線加重係数】10秒で覚える語呂合わせ
組織加重係数とは?
①放射線による影響の受けやすさは、組織や臓器によって異なります.
②個々の臓器への発がん等の影響の大きさを重み付けする係数を組織加重係数といい、実効線量を計算するときに用います.
組織加重係数の数値
肺・胃・乳房・結腸・褐色骨髄→0.12
生殖腺→0.08
膀胱・甲状腺・肝臓・食道→0.04
骨表面・脳・皮膚・唾液腺・残りの組織,臓器→0.01
・組織加重係数 0.12 語呂合わせ
肺・胃・乳房・結腸・褐色骨髄→0.12
「言いにくいけど吾輩の女房ケツ真っ赤!」
↓
「言いにくい(0.12)けど吾輩(肺・胃)の女房(乳房)ケツ(結腸)真っ赤(褐色骨髄)!」
・組織加重係数 0.08 語呂合わせ
生殖腺→0.08
「ハチの性器」
↓
「ハチ(0.08)の性器(生殖腺)」
・組織加重係数 0.04 語呂合わせ
膀胱・甲状腺・肝臓・食道→0.04
「死ぬ気で膀胱完食」
↓
「死(0.04)ぬきで膀胱(膀胱・甲状腺)完(肝臓)食(食道)」
・組織加重係数 0.01 語呂合わせ
骨表面・脳・皮膚・唾液腺・残りの組織,臓器→0.01
上記以外でOK!
放射線加重係数とは?
①放射線の人体への影響は、吸収線量が同じでも放射線の種類やエネルギーによって変わります.
②放射線防護の観点から放射線の種類等による影響の度合いを重み付けする係数を「放射線加重係数」といいます.
③各組織と臓器の吸収線量にこの放射線加重係数を乗じることで等価線量を計算します。
放射線加重係数の数値
γ線、X線、β線→1
陽子線→2
α線、重イオン線→20
中性子線→2.5〜21
・放射線加重係数 1 語呂合わせ
γ線、X線、β線→1
「がんばれXさんが1番だ」
↓
「がん(γ線)ば(β線)れX(X線)さんが1番だ」
・放射線加重係数 2 語呂合わせ
陽子線→2
「容姿は2枚目だ」
↓
「容姿(陽子線)は2(2)枚目だ」
・放射線加重係数 20 語呂合わせ
α線、重イオン線→20
「アル中は20杯飲む」
↓
「アル(α線)中は20(20)杯飲む」
・放射線加重係数 2.5〜21 語呂合わせ
中性子線→2.5〜21
「ニコニコなお兄さんとチュー」
↓
「ニコ(2.5)ニコなお兄(21)さんとチュー(中性子線)」
実際の国家試験からの出題
わかりますか?
ここまで読んだ人には絶対に解けて欲しいですね!
答えは2です!
振り返り
いかがだったでしょうか?
なかなか難しいですよね.
本日紹介したものは国家試験を解く際に必ず必要な情報となりますので、語呂合わせでしっかり覚えていきましょう.
ではまた次回!
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