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バカをやるのは理由がある(FALL/フォール)

「FALL/フォール」を観たのでレビューします。

【作品情報】
監督:スコット・マン
出演:グレイス・カリー

【おすすめ度】
★★★★★★★☆☆☆(7 / 10)

【あらすじ】
山でのクライミング中に最愛の夫をベッキーは、悲しみに暮れアルコールに溺れる日々を過ごしていた。そんな彼女を見かねた親友のハンターは、ベッキーを立ち直らせるためにある企画する。それは現在使用されていない、地上600mはあるテレビ塔での、クライミングであった。ベッキーとハンターはクライミングに挑戦し、老朽化したテレビ塔の頂上へ到達するが・・・

【感想】
 主人公とその親友が高さ600メートルの鉄塔に、身二つでクライミングに挑む物語です。なぜそんなバカをやるのか、理由はよく分かりません。頂があれば高みを目指すのが人間の性なのかもしれませんが、劇中でそこはさほど重要ではありません。
 頂天に達した2人が直後に地上へと戻れなくなる、絶望のどん底に突き落とされる状況は、地上600mという高さも相まって、シチュエーションスリラーとしてかなりの緊迫感がありました。この系統の映画としてはテキトーなグロや安っぽい展開もなく、状況を打開するため色々と知恵を絞り、最後の最後まで諦めず生き延びるために奮闘しているのが良かったです。
 ただのB級映画かと思いきや、ちゃんとした面白い映画でした。

【セリフ抜粋】
「バカをやるのは理由がある」
ハンターがベッキーに自分の動画を見せるシーンにて。お金!が全てなセリフ。

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