変化は決して自然に起こらない(プラットフォーム)
「プラットフォーム」を観たので、レビューします。
【作品情報】
監督:ガルダー・ガステル=ウルティア
出演:イバン・マサゲ
【おすすめ度】
★★★★★★★☆☆☆(7 / 10)
【あらすじ】
ある男が目を覚ますと、見知らぬ建物の一室に見知らぬ老人と共に閉じ込められていた。彼の名はゴレンといい、部屋の壁には「48」と数字が書かれ、天井と床に穴が開いていた。天井の穴から突然、残飯のような食料が乗せられた台が降りてきて、老人はそれらを無心で食べ始めた。老人曰く、ここでの食料はこの台からしか手に入れられず、数字は建物の階層を表しており、1か月毎に現在の階層からランダムに別の階層へ移される決まりがあるとのことだった。48階層は悪くない階層だと老人は語る。だが1か月後、ゴレンは目を覚ますと171層にいた。彼は身動きがとれなくなっており・・・
【感想】
あるルールに基づいて運用される「穴」と呼ばれる牢獄でのサバイバルを描いた物語ですが、設定が他に類を見ないほど斬新で風刺的なので、その展開やオチはどうであれ、このアイディアを思いつき映像化していること自体が凄いのではないかと思います。
おそらく何回観ても作品の意図するテーマや伝えたいことの本質は分からないし、誰が観ても同じ解釈はなされないであろう映画だと思います。面白いかどうかも人によりますが、強烈に印象に残ることだけは確かです。
Youtuberヒカルさんが寿司動画でこの映画の魅力を非常に分かりやすく解説していたので、以下にリンクを載せます。(25分50秒~33分30秒あたり)
【シーン抜粋】
ゴレンが2人目のルームメイトと会話するシーンにて。されど自然は変化を引き起こす、逆が真とはならないセリフ。
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