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人生にウンザリして何かを取り除きたかったから(ギルティ)

「ギルティ」を観たので、レビューします。

【作品情報】
監督:グスタフ・モーラー
出演:ヤコブ・セーダーグレン

【おすすめ度】
★★★★★★★☆☆☆(7 / 10)

【あらすじ】
緊急通報指令室に勤務する元警察官アスガーは、取るに足らない些細な事件の通報に対応する日々を送っていた。警察官への復帰日が迫るその前日に、現在進行形で誘拐されていると思わしき女性からの通報が入る。彼女を救うため、電話越しの会話という手段のみでアスガーは事件解決を図ろうと奮闘する。

【感想】
 登場人物が基本的にアスガーただ一人、他の人物とは電話のやりとりだけで物語が進行していきます。それでも切迫感や緊張感が伝わる見せ方がうまく、物足りなさなどはありません。伏線は随所で見られますが、徐々にそれらが明らかになっていき、ラストでアスガーが抱えているある秘密が明らかになるシーンは最大の見所です。
 ハリウッドでもリメイクされているみたいですが、映画の予算と面白さが比例する訳ではないことがよく分かる、満足度の高い良作かと思います。

【シーン抜粋】
アスガーが通報者の女性を説得するラストシーンにて。取り返しのつかないことをなぜ人間は行ってしまうのか、魔が差す理由を述べたセリフ。


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